ティアーズ・トゥ・ティアラ第13話「ブリガンテス」

ひさしぶりに録画せずに生で見たら、画質の良さにびっくりしたwww
じつは私、いつもアニメはVHSで録画してるんです。古き良き(?)テレビデオですよ。だれか録画できるDVDデッキ買ってw

※ブログはじめたばかりですので、このタイトルは本記事が最初となります。


いつもいつも、馬鹿正直に騎士根性を振りかざして暴走するアルサル。ただ、今回は、
アルサルのプライドが初めていいほうに作用した記念すべき回w


シリーズ最初の記事ということで、これまでの印象から書いておきます。

序盤は正直退屈だった。ストーリー展開のテンポが悪すぎて、嫁ばかり増えていく一方、一向に燃え要素が増大してこないことに、本作の脚本の出来映えに失望していた時期もあった。ところが、大好きな沢城みゆきさんの神演技に惚れ直し、また次第に色濃くなってゆくシリアス度にだんだん惹かれてきていて、今後の展開次第では大いに評価を改められそうだ、という現在の心境です。

私は大学で歴史、それも古代史を勉強していたので、いかにも古代世界の雰囲気を醸し出す世界観と、モンスターとかじゃなく人間と戦うという展開に、期待ばかりが否応なしに高まっていた、というのが、序盤失望した一因でもあります。オクタヴィア初登場回の戦闘シーンとか、戦術的にありえない!とか言ってイライラしたりとかもしてたしw

いちおう独自のファンタジー世界を舞台にしてはいますが、骨格としては、ローマ帝国の圧力に耐えかねたケルト系あるいはゲルマン系の蛮族が、ブリテン島へ渡って反ローマの旗をとる、といった感じでしょうかね。ネーミングセンスとか街の描写とか見るとだいたいそうかなって思います。

みゆきち扮するリディアがあっさり退場してしまったのが残念で残念で仕方がないのですが、これからいよいよ帝国と衝突するということで、早く戦争が見たい!とうきうきしております。



さてここから13話の感想。

リアンノンの裏設定は気になるところですがこれはそのうち明かされるだろうということで、
それよりも毎晩アロウンの寝所へ押しかけてたのかリアンノン!!そしてこのアニメはなぜそのシーンを描かないw


お話としては、帝国に立ち向かうための準備にとりかかるのだが、まずは外交で周囲を固めておこうというもの。

会議のシーンで、モーちゃんの発言は至極もっともだと思ったのだけど、なんで最初みんな「ありえねー」って顔してたんですかね。劇中では、ゲール族が聖地に踏み込んだから嫌われてるとかいう話はこの後詩人のセリフが初出だったはずだし、ほかに反帝国の戦いに味方になってくれそうな有力勢力なんて言及されていなかった。見てるほうとしては、周りの蛮族以外にドコへ味方を探しに行くのだろう?って感じで、みんながキョトンとしたことのほうがびっくりでした。たしかに、体育会系がヘンな提案をして、みんながそれを否定しようとしたところで、主役がコペルニクス的転換な理論を主張して話をまとめるというのはよくある展開なのですが、この場合は強引というか、理屈にあわない展開だったと思うなぁ。

いくら脳みそ筋肉で出来てるからって、モーちゃんの発言をなんでもかんでもトンチンカンだと決めつけてかかる話の持って行き方はよくないと思います!

一方、バラバラの蛮族どもに外交を働きかける際に、一番大きな部族からというのは納得がいく。当然劇中も異論が出るわけはなく、後半はブリガンテス族との交渉に話がうつります。すっかり忘れてたんですが、そういえば詩人が初めて出てきたとき、ブリガンテス族がどうこうって話が出てましたね。ゲール族が周りから疎まれてるというのは、じつはそこで伏線のあったことでした。

族長に合わせろ合わせないという一連の口論は、ちょっと長めかなという印象はあったけれど、お互いの主張を丁寧に描けていたのでOK。しかし手負いの相手と戦いたくないというアルサルの発言はちょっとイラっときましたねw こいつはこれまでも散々、やれ一の戦士だゲールの誇りだとかいって、まったく空気も読まないし先のことも考えない暴走をしてくれていたので、正直またか、と思いました。さすがに今回はアロウンもそう思ったようでw 光の当たっている場所から木陰に移ることで舞台の「あちら」と「こちら」を自然に分割させる演出は分かりやすかったな。

アロウンが、自らの首をアルサルの剣にゆだねる発言をしたのは驚いた。一番まともなアロウンでさえ、こういう、現代人とはちょっと違う感性や覚悟を持っているのだと示すことで、あくまで舞台がファンタジー世界なのだと痛感させるちょっとした工夫は見事だと思う。しかしアルサルの優柔不断っぷりに、こっちとしてはイライラが募ることw さんざん暴走しといてここで逡巡するとか、おまえはどんだけ覚悟が足りてないんじゃー!と叫びたくなってしまう。ここだけ見ると、アルサルは誇りだとか使命といった言葉を表面でしかとらえておらず、しかも考えや状況判断力も欠如しているので、どうしようもなく薄っぺらな騎士根性に見えてしまうんだよなぁ。いままで散々暴走しているのを見てきて、モルガンの場合はそういうキャラなんだということで済まされるけど、アルサルは真面目な顔でかっこよさげな言葉をすぐ口に出すので、いっそう、彼の人間としての薄っぺらさが顕わになっている印象が強かった。


そういうキャラ描写のむずがゆさはあれど、戦闘シーンはとても上手いんだよなぁこの作品は。コンテの良さがよくうかがえるし、あまりスピードを上げすぎない、言い方がおかしいかもしれないが重力を感じる戦闘描写だと思う。このクオリティの描写で、きちんと戦術が組み立ててある合戦を描いたら、どんなに魅力的なシーンになるだろうかと想像が膨らむ。ぜひクライマックスでそういうのをやってほしい!



一騎討ち自体はタリエシンの勝利。しかしアロウンやオガムの気づいていた違和感の正体が明らかにされると、さすがにブリガンテス側は彼の誠実さに心を動かされ、いちおう仕切り直しというカタチにはなったが、確実に事態は大きく前進する。この流れは、さっき散々アルサルの悪口を書いておいてなんだが、アルサルというキャラクターだからこそ出来た、見事な役割だった。というか、これまで暴走っぷりばかり目についていたアルサルだが、彼なりに自分の信条を持って動いていたというのが、初めて納得のいくカタチで描かれた場面だった。このシーンのおかげで、今後アルサルの見方が大きく変わりそうだ。こうした一つ一つ丁寧に物語を進めていくのは、今作の大きな魅力だろう。


前述の通り、序盤はあまり面白くない印象だった今作だが、回を重ねるごとに、徐々にではあるがしかし確実に、その魅力を発揮してきていると感じる。第13話は、今後この流れがますます加速していくことを、大いに期待させる回であった。


ところでリディアは復活とかしないのかねw これから戦争やろうってのに、あそこで殺すことはないと思うんだこんちくしょー



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