2009年6月終了アニメ 総評

今期(2009年6月終了)アニメの総評です。部門ごとの簡単なランキングと、感想をちょこちょこ。
あくまで個人的に「気に入ったかどうか」の判断です。

視聴した作品は↓
月 宇宙をかける少女
火 タユタマ
水 クイーンズブレイド
木 東のエデン、けいおん!
金 
土 アスラクライン、鋼殻のレギオス
日 夏のあらし!




・作品評価ランキング

作画・演出部門ベスト3

1 けいおん!
2 夏のあらし!
3 東のエデン

特別賞 クイーンズブレイド

京アニ、シャフト、プロダクションI.G の3作品はさすがの出来映え。いずれも異なるスタイルでもあり優劣つけがたかったが、人物の仕草や表情に格段の上手さを見せた「けいおん」が1位。2位は演出が実に素晴らしかった「夏のあらし!」。ただ「東のエデン」も決して劣っていたとは思わない。3作品とも1位でおかしくなかった。

「クイーンズブレイド」は、上記3作品と比べると作画も演出も劣ったが、女性の胸に関してはへたな18禁アニメよりよほど扇情的な描写が注目に値するので、特別賞。


ストーリー・脚本部門ベスト3

1 夏のあらし!
2 東のエデン
3 宇宙をかける少女

特別賞 タユタマ第9話「硝子の向こう」

全体のストーリー構成に関しては、「そらかけ」はいちおうよく考えられていたと思う。これはオリジナル作品としては当然である。ただし、それが成功したかどうかというのは別問題。やりたいことが多すぎて何もできなかった印象が強いが、それでも3位に入れたのは、ろくに完結もせずに終了した作品を外したり(レギオスとか)、あるいは1話完結的な展開のもの(けいおんとか)を外したりした上での消去法である。またこの作品は、各話の脚本自体は悪くなかった。批判を受けるのは、それだけの期待の表れである。

「エデン」もオリジナル作品として、ドラマの展開がとても魅力的な作品だったが、TVシリーズで完結させないのはこの場合大きなマイナス。それでも、2位に入れたくなるだけの魅力を持っていた。

「あらし」は半分ギャグアニメであり全体のストーリーがどうしても薄いのだが、しかし戦争場面や人間関係等でシリアスなシーンを交えたり、過去での人助けから心のつながりの温かさ、人と人の不思議な縁をしっとりと描いており、人間ドラマとして、見る者に与える感動は大きい。またギャグでもシリアスでも、1話ごとのドラマの展開や脚本は見事で、幅の広い、優れた作品に仕上がっていると思う。かなり短いブランクで2期が放送されるということだが、はじめから2期ありきの作り方をせず、この13話だけでもきちんと1個の作品に仕上がっている点は高く評価したい。

作画もストーリー構成も、無難か、それ以下の評価が下されがちな「タユタマ」であるが、第9話に関しては脚本と映像演出において優れた構成を見せてくれた。一見すると平和で脳天気なシーンが展開され、ギャグと萌えを堪能させる回なのかと思わせつつも、序盤からすこしづつ、映像やセリフに違和感を感じる場面を挿入し、エレベータ内での30秒間ほぼ無言のシーンでその違和感が極限に達したところで、ストーリーを急速にシリアスへと転じ、この回がシリーズの最終局面へ向かう重要な布石であったことが明かされるという仕掛けは、大変見事であった。

総じて、近年のアニメは作画・演出面の向上が著しい反面、ストーリーのほうをおざなりに済ませてしまう作品が多いのは、いまさら指摘するまでもないだろう。



主題歌・BGM部門ベスト3

1 クイーンズブレイド
2 けいおん!
3 宇宙をかける少女

「QB」は半分以上、音楽の魅力でもっていた作品だったと思う。壮大なオーケストラによるBGMは、ハリウッドの大作ファンタジーで使われても十分通用する出来映えだった。作曲者の今後の活躍に期待。

「けいおん」はやはりOP・EDや挿入歌の出来がよく、歌の持つ魅力が光っていた。しかしBGMも作風によくあっていてよかった。往年の洋楽を連想させるメロディラインが多かったように感じたが、おそらく狙ったものだろう。

「そらかけ」は前期OPにアリプロを採用したのは失敗だったと思う。だがED曲が2つとも素晴らしいのと、BGMもじつに格好いい曲が多かった。


総合ランキング(全作品)

1 夏のあらし!
2 けいおん!
3 東のエデン
4 宇宙をかける少女
5 鋼殻のレギオス
6 タユタマ
7 クイーンズブレイド
8 アスラクライン

上位3作品はどれをトップに据えても構わなかったが、主観的に、より気に入った順というランキング。
今期だけではストーリーがまったく深められなかった「QB」と「アスラクライン」を下位においたが、最初から2期ありきの構成だったのだろう。一方「レギオス」は、2クールもあってなぜ原作宣伝アニメにしかならなかったのだろうという疑問が湧く。伏線の回収も含めてもっと丁寧に話を作ってほしかった。また終了直後の「そらかけ」はいろいろ批判を浴びているが、ちょっと不当な評価をされている感がある。相対的にはこのあたりの順位だろう。




・お気に入りキャラクターランキング

萌えキャラ部門ベスト3

1 鵺(タユタマ)
2 上賀茂潤(あらし)
3 秋山澪(けいおん)

とりあえず鵺が最強。声優の演技も含めて最強。というかむしろ声が最強。

潤は、性別を隠してるというのはなかなか貴重なキャラで、しかも男子と女子の精神的なギャップにとまどう場面が多く描かれていたのが新鮮でGJだった。

澪は、そらぁ可愛かったけど、なんか流行に乗っかるみたいになるのが癪なので3位。潤とどっちを2位にしようか、とか、あずにゃんも可愛いじゃんとか思ったけど。。。

「そらかけ」のほのかも可愛くて悩んだんだけどなぁ。もうちょっと存在感が欲しかった。「アスラクライン」のヒロインたちも同様。せっかくの魅力的なキャラ設定が、まったく本編で深められなかったのが痛い。



優秀キャラクター部門ベスト3

1 滝沢朗(エデン)
2 馬場つつじ(そらかけ)
3 レオパルド(そらかけ)

滝沢はかっこよすぎる。かっこよすぎてムカつくけど、でもかっこいい。このキャラをきちんと描けたからこそ、「エデン」は成功したと思う。

つつじは、萌えキャラとして見てたわけではないのでこちらに。でもすごく好きなキャラ。どうして好きかというのは、もう感想記事のほうに書いたので省略。

レオパルドは常識を打ち破るキャラだった。好きな声優だというのもあるけれど、演技も含めて、描き方が素晴らしかった。レオパルドとイモちゃんの2人(2匹?2体?)がギャグ要員として輝きまくってた序盤の「そらかけ」は本当に面白かった。



・声優評価ランキング


女性部門ベスト3

1 中川里江(鵺)
2 豊崎愛生(平沢唯)
3 野中藍(イモちゃん、高月奏、やよゐ)、沢城みゆき(つつじ)

とりあえず鵺は最強。

豊崎さんは、唯の普段のセリフもよかったのだが、ファニーボイスになる場面が大変萌えた。

同率3位の野中さんと沢城さんは演技に関しては安心して見ていられるのだが、彼女らの演技をうまく活用できていた脚本のよさを含めてのランクイン。野中さんの場合はイモちゃんの「ぶあっくしょん!」とか、高月の「保健委員ですから!」等、一言で魅せる演技が強く印象に残る。
一方沢城さんの場合は、馬場つつじの終始クールな(あるいはそれを装う)演技が非常に冴えていて魅力的だった。この人はマ太郎やゴッドのようなヘンなキャラの印象も強いのだが、普通の人間(?)をやらせても演技が抜群に上手い。まだ終わってないのでランキングには入れてないが、「ティアーズ・トゥ・ティアラ」のリディア役はその真骨頂だった。


男性部門ベスト3

1 福山潤(レオパルド)
2 三瓶由布子(八坂一)
3 黒田崇矢(ソルジャーウル)

前述の通りレオパルドはキャラクターがとても魅力的だったのだが、その魅力を福山ボイスが絶妙に引き出していた。彼だからこそここまで面白いキャラができあがったと思う。また「そらかけ」ではフォンというキャラも演じていたが、注意していないと気づかないほど声質を変えてあって、驚かされた。

三瓶さんは男性キャラでの演技ということでこちらにランクイン。こちらも、八坂一というキャラクターが作り上げられるのに、彼女の演技の功績はとても大きい。

「そらかけ」は魅力的なキャラクターを多く生み出していた作品だったが、ウルもその一人であろう。いつきが、マスコットにしか見えないこのキャラを「男の中の男」と評したのは半分ネタセリフの部分もあるが、しかしそれにふさわしい渋い演技が素晴らしかった。


特別部門

・杉田智和(「あらし!」でのモブキャラ)
・真田アサミ(山中さわ子)

杉田さんは、いちおう男性キャラ部門に入れるべきなのかと迷ったが、特定のキャラではなく複数のキャラでの演技を
評価したかったのでこちらで。ネタとはいえたくさんのキャラの声を使い分け、作品に花を添えるいい活躍ぶりだった。

真田さんは、「まりあほりっく」の宮前かなこ役で魅せたキモい変態っぷりな役柄を、さらに暴走させていた(させられていた?)感じがあって大変よかった。まりほりの時よりも変態が板についてきたように思ったw
さわ子先生は覚醒前の清楚な感じも好きだったけど。



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