狼と香辛料Ⅱ 第1話「狼とふとした亀裂」

っしゃーー新居昭乃さんきたぁぁ!!


いやもちろんOP担当されるのは知ってたんですけどね。曲は当然初めて聞くし、やっぱりアニメのテーマ曲に使われるとがぜん、盛り上がり方が違うというもんです。

というわけで、「化物語」と並んで最も待望していた作品、「狼と香辛料Ⅱ」の感想です。


ちょっと不穏なタイトルだったので心配してたんですが、とりあえず何の波瀾もなく、いい夫婦っぷりを見せてくれたので安心。やっぱホロかわえぇ。1期のときより少し時間が経過していると思われますが、なんかかなりベタベタとくっつくようになったように見えたのは、気のせいじゃないよね?


お話としては、お祭りがあるという異教徒の街、クメルスンへ釘を売りに行き、そこで飲んだくれるという話w まぁその中で、お互いの気持ちの再確認と新キャラの紹介をしたという感じだったが、ホロの故郷についての話がところどころ強調されており、いつか訪れるであろう二人の旅の終わりが、少しづつ迫ってきているような印象を持たせる作りになっていた。またロレンスの思い出の場面が挿入されていたが、そこの会話を聞くと、終点のヨイツへ行くことがあまりいい結果をもたらしそうにないので、気になるところ。

また冒頭から寒そうな描写が入っており、もちろんそれは季節もあるのだが、実際けっこう北に移動しているというのが分かる。釘を売る時も南北の話が出てたし。私は原作を知らないのだけど、もしかしたら今期、ヨイツへ到達しちゃったりするんだろうか。


作画は1期から引き続き安定していて、安心して見れる。それほど動きのある劇ではないのだが、ホロに関してだけは、オーバーな仕草とポージングで、可愛さをアピールしまくっていた。しかもこの作品の面白いところは、ホロが単純なステレオタイプの萌えキャラからかなりはみ出たキャラクターであるところを、意識的に描いているところだ。たとえばアマーティに見せるホロの表情などは、普通ならにっこりと天真爛漫な笑顔で萌えさせてもいいところなのだが、あえて妖艶な雰囲気の、男をたぶらかそうと裏で計算を働かせている女性の表情を描いて見せていて、それがまたなんとも魅力的な表情である。ロレンスをからかう場面もそうなのだが、ああいう、男を手玉に取るタイプの女性をヒロインに据えているというのが、今作のオリジナリティであるし、それをアニメとして上手に描けている。

もちろん、そういった悪女的な部分と、食べ物を前にした無邪気さや、ときおりしんみりとした雰囲気で見せる素直な表情などが共存している点にこそ、ホロの魅力があるのでしょう。


釘を売るシーンに関して、商人を主役にした作品だけあって、こういう場面の描写はさすがに丁寧。これは原作の功績かな?1期はアクションシーンが多かったので、2期はもっと商人としての活躍を多めに描いて欲しいなぁと思うのだが、どうなるかな。今回もオマケ的な感じだったし。

取引の値段、相手が10リュミオーネ半、ロレンスが16リュミオーネと最初言っていたのが、結局14と3/4に落ち着いた。こういう交渉って、たいていお互いの言い値の中間あたりで落ち着くというイメージがあるのだが、今回は中間の13と1/4(計算あってる?w)から比べると1.5リュミオーネ、ロレンスに分がある取引になった。しかも、ロレンスは仕方ないなぁという表情、相手はいい値段で取引ができたと満足そうな表情。もしこの値段が、相場から考えてかなり得になる値段なのだとしたら、ロレンスは最初から甘い言い値だったのに対し、相手は思いっきり買い叩こうと考えていたことになる。友人らしい二人だが商売中だけはお互いに敵同士というか、真剣勝負って顔をしていて、商売の世界はいつでも油断ならないことを表現するいい場面だったのだが、この値段のやりとりはこれで大丈夫だったんだろうか? まぁロレンスの「やれやれ」って顔もポーカーフェイスだろうし、どうせ釘買うときはかなり安い値段で買ったのだろうから、それなりに利益は出たのだとは思うが。直後の乾杯のシーンではうれしそうだったし。



次回はまた新しいキャラが出てくる感じですね。タイトルからして、前半の山場は次の次あたりからでしょうか。



※追記
気になってあとから見直してみると、ちょっと考えが改まりました。相手の10リュミオーネ半は明らかに買い叩きすぎだが、それをロレンスが看破してしまった時点で、その言い値は撤回することになったと考えると、、、

最初の言い値はロレンスが16はいいとして、相手が13リュミオーネ。そこからロレンスが譲歩して15と提示するが、それを相手は蹴る。ここからがポイントで、普通なら、次に相手が14を提示して、ロレンスがそれを断りつつさらに一歩譲歩することで、当初の言い値(16と13)の中間地点の14.5リュミオーネに落ち着くというのが自然な流れだろう。

当然ロレンスや交渉相手も、心のうちでどこを妥協点にしたいかを考えて、交渉が最終的にそこにたどり着けるよう、少し高め(あるいは低め)に言い値を言っているはずで、最初に二人が値段を提示した時点で、ロレンスにはこの値段交渉が14.5でまとまることを予測していたはずである。

ところが、劇中では相手が14と提示することなく、14と3/4と提示して、意味深な表情をロレンスに向けている。これは、14.5と予測していた交渉の着地点を飛び越えて、あえてロレンスに分がある値段を提示して、「友人のよしみでおまけしておく」という意味と、「頼むからここで手を打ってくれよ」というメッセージを、視線の中に込めたと考えるのが、このシーンの正しい理解なのかもしれない。

そう考えると、わずか数分のシーンなのだが、セリフに表れない部分で、打算と友情とをてんびんにかけながらの、商人同士のかけひきが絶妙なかたちで描かれていたといえるのではないか。




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この記事へのコメント

2009年07月10日 07:03
こんにちは。ご挨拶が遅れました(__)
相互リンクして頂いた御厨未夜です。

私も香辛料見てきたんですが、ホロが1期よりも可愛い感じがしましたよねv
やっぱり耳やしっぽの動きがなんとも・・(´`*)。
個人的にこのお話(狼)は、難しい話というイメージが強かったのですが
今回は1話だけあて楽しい回になっていて良かったです。
これから商人が出てきてわからなくなると思うので、
ここの感想を見て考えてみたいですねv笑

では失礼しました。
おパゲーヌス
2009年07月10日 11:26
>御厨未夜さん
わざわざコメント頂き、どうもありがとうございます。

ホロが1期よりも可愛くなったのって、ロレンスとより仲が良くなったからじゃないかなぁとか思っています。ホロが可愛くなったぶん、ロレンスも可愛くなってません?w

経済とか商売の話は文系の自分としては本当に苦手で、じつは今も本文の数字の間違いを訂正してたとこですw

ただ自分は歴史好きなので、中世ヨーロッパの様子を意外ときちんと描いている今作は世界観の描写にも注目しているので、ホロに萌えたりドラマの感想はよそのブログにおまかせするとして、自分は自分なりの視点を提供できるよう努力するつもりです。

今後も堅苦しい記事になる可能性高いですが、どうぞよろしく願いします。もちろん、「今日はここに萌えた!」とかのお話も大好きですので^^

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