戦場のヴァルキュリア 第15話「歌姫の過去」

珍しくウェルキンが役立たずだった回。ギャグ回だと思ってたら全然違いました。


3回連続でロージー回ということで、ようやく彼女のダルクス人嫌いの理由が明らかに。前回までの回想シーンとかでだいたい両親が殺されたとかだろうとは思ってたけど、帝国のダルクス人狩りが絡んでた中での不運な出来事。少女時代の鮮烈な印象が尾を引いてトラウマになってるということなのだろうが、傍から見てるとありゃ事故ですね。


うーん、脚本かなぁ。演出かなぁ。さっぱり感情移入できなくて残念な回だった。ロージーの過去は序盤からずっと気になってたわけで、今回はロージーというキャラの印象を完全に確立させるための回だったはずなのだが、描き方が下手すぎてどうにもならなかった。話のおおまかな構成はまぁいいとしても、イサラとの対決の場面をあっさり描きすぎなのが最大の失敗。あそこは、両者とももっと迫真の演技をやらせて、視聴者の心に登場人物の気持ちを叩きつけなければならないのに、映像上の描写も、セリフも、なんの工夫も気合いも感じられなかった。ただありきたりの言葉を並べて、それを他のどうでもいい場面と同じような、平凡な描写で見せただけ。もちろん回想シーンもそんな調子なので、せっかく15話まで引っ張ってきた見どころのひとつだったのに、台無しですね。

タイトルに反して戦争の描写が少なく、徹底してキャラクター重視の路線をとってきたはずなのに、肝心のキャラクター描写がこんなことになってしまっては、この作品の見どころなんて皆無になるんじゃないのかな。前からうすうす感じていたスタッフの力量の低さを、ここでとうとう露呈させてしまった印象。極めて残念です。



また、これは第1話からずっと不満だったのですが、戦局の描写がお粗末すぎるのが今回も出ちゃってました。冒頭からどんよりムードなのは、どう考えてもファウゼン戦でダルクス人を犠牲にしたことを気に病んでるんだと思ったのに、そうではなく「このところ激しい戦いが続いているから云々」って話だった。それなら、精神まで疲弊するような戦闘描写をちょっとでも挿入しなさいよと思う(つか前回の話は何だったんだ?)。そしてパーティーの話になったときに、「いまそんな状況か」という疑問が提示されていたが、いまがどんな状況なのか、いち兵卒でさえガス抜きも憚られるほど切羽詰まった状況なのかというのが、まったく何も描かれていない。

恐らく前回のファウゼン戦は、数ある激戦のなかのひとつに過ぎないのだろうというセリフはあって、例えばイサラに声をかけたファルディオが、戦車の手入れが行き届いているのを褒めてましたが、ファウゼンでエーデルワイス号使ってないし、何か別の戦いをしてたんだというのは分かります。しかし、彼らがどういう戦いをしているのかがまったく描かれないので、その緊迫感がまったくこちらに伝わってきませんね。それなら最初から戦局の話をせずに、ただ「前回のファウゼン戦の消耗が・・・」って話にしたほうが、よほど視聴者にも納得のいく展開なのに。脚本家は何をしているのか。



そして、次回もまたキャラ描写に話数を割くと。何がしたいのか分からなくなってきた。いまんところ、ファウゼン戦の前回、前々回はまだ評価に値するけれど、他いっさい、「戦争」を描いてないんだよなぁ。このまま、まともな戦争描写をせずに、最後はセルヴェリアとアリシアの一騎打ちでカタをつけそうで怖い。それならもっとキャラクターとドラマをきちんと描こうよせめて。。。



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