亡念のザムド 第20話「涙咲く 散る会うと」

ひさびさに戦闘回。ボンズらしさ全開のAパートだった。しかし一方で、脚本に関しては難解の極み。こんなもの考察なんかできようはずがない。


「そっちは前じゃない」

テシクの郷が襲撃されたことで早くも心をぐらつかせるナキアミ。過去長い間虐げられ続けてきた一族の一員として、なぜテシクばかりが、という憤りや悔しさ、そして妹分のクジレイカの、身の安否というよりはむしろ心の病を気遣い、暴走しないかという心配で頭がいっぱいになっていたようだ。

ヤンゴは、ナキアミが「ついてくるな」と言っても絶対ついていって、ナキアミが仕方なくその面倒を見るというパターンが定着していたが、その関係がナキアミ自身の心の支えとなっていたことを、彼はとっくに看破していた。もちろんそれは彼自身にとっても同じで、二人はとっくに相互依存の関係にあった。ナキアミもそれについては感づいていただろうが、まだ自分の過去とヤンゴとの未来の、どちらがより重要かということは整理できておらず、そのために二人の関係についても見誤っていたというのを、「甘えるな」という言葉で指摘されたのだと思う。意地っ張りなナキアミは言葉をぶつけられても納得しなかったのだが、ヤンゴが泣きだしてしまうと素直にならざるを得なかった。前回すでに最初の一歩を踏み出してはいたものの、まだ後ろ髪をひかれていたナキアミが、今回のエピソードでようやく過去をふっ切ったという感じか。


クジレイカはとうとうザムドとして大暴れしていたが、すごく楽しそうでもあり、またすごく寂しそうでもある表情の描写。「エウレカセブン」のアネモネみたいな印象を受けた。



Aパートが動きが大きかった一方で、Bパートは地味ではあるが、着実にドラマが進んでいる様子。おっさん三人衆が何を企んでいるのか、また白髪の少年と出会ったアキユキたちがどこへ向かおうとしているのか。しかしそれにしても、彼らの表情がとても頼もしく映る。

今回はミドリの人体実験の様子や、それについて無茶な命令を下す垣巣中佐、なんだか精神を病んできている感じのする汗馬博士らの描写もあって、いよいよストーリーが加速してきて、大詰めに向かいつつあるのが伝わってくる。しかし一体そこで何が繰り広げられているのか、さっぱり理解できないのがもどかしい。とくに今回は、音声だけではちょっとつかまえ切れない難解なセリフが散見され、いっそう理解が難しくなっていた。そもそもサブタイトルからして難解すぎるし。完結したあとに見直したら、ちゃんと理解できるようになっているのだろうか。


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