化物語 第9話「なでこスネイク其の一」

何という超展開!!!
・・・これは、アリなのか?ww




今回からまた新ヒロインの千石撫子編ということで大いに期待が膨らんでくるところだが、ちょっと脚本、飛ばしすぎだったんじゃないの?? 原作でどうなっているのか知らないのだけど、とくに後半、撫子と三人で阿良々木の部屋へ入るあたりから、話の繋がりが見えなくて混乱した。


神社前での神原との作戦会議が何の意味も為さずに阿良々木が千石のことを直接呼んでいたし、そこから彼女をどういう経緯で部屋に連れ込み、どういう経緯で信頼を得、またどういう意図で服を脱がせたのか、脳内で勝手に想像するしかない展開の強引さ。現時点では、このエピソードを2話でまとめるために無理やりつなぎ合わせたとしか思えない。劇場版ガンダムかよ、っていうw 


あれかなぁ。TV枠で放送しきれない分をネットで公開するとかいう話だったが、それを前提にした短縮バージョンなのだろうか。放送形態とかの詳しい情報はあまりチェックしてこなかったので適当な推論だが、もしそうなら納得できるという話。


あるいは今回の、いかにも端折ってます的な脚本が、次回以降ちゃんと演出として生きてくる展開なら大歓迎なのだけど。今の時点ではあまりにも消化不良だなぁ。





ストーリー展開の不満はともかくとしても、Aパートは阿良々木と神原の漫才が聞けると期待してたのに、あまり盛り上がる会話が無かったのも残念だった。

まぁここは、いままでの3エピソードでだいたい今作の作風や構図が理解されていることを踏まえれば、いちいち、無駄なセリフの掛け合いを見せて視聴者を飽きさせないという手法を取る必要がないということで、笑いよりもサスペンス的な要素を重視した今回のやり方については何の問題もなかっただろう。絵的な魅力は多分にあったし、それだけで十分楽しめた。



同じことは羽川との会話についても言えて、生真面目な羽川はもともと笑いを誘うセリフ回しはしないキャラなのだが、それに加えて今回は、女性として至極当然のアドバイスをして見せるというだけの役回りでしかなく、その立ち位置の平凡さ、つまらなさを打開するためのくちびるシーン挿入、という印象だった。ここは恋愛についてひどく奥手で頼りない阿良々木を強調しつつ、秘かに羽川の心情の奥を覗かせていたのかなと思わせる場面だったが、さりとてそれが、本筋のストーリーにそれほど大きな関わりがあるようには(現時点では)見えない。話は面白味がなかったが、少なくとも絵的には楽しめた。そういう印象だ。





今作特有の面白さという意味では、ようやくエンジンがかかってくるのは、後半、阿良々木の部屋に舞台が移ってからだ。短かったが、神原というキャラの持つ要素を最大限に活かしながら、期待以上の漫才で楽しませてくれた。またそれを見ていた千石撫子が思わず吹き出してしまうのが描かれたことで、ようやく今回のストーリーが動き始めたのかな、と実感した。もちろん前述の通り、そのストーリー展開そのものが消化不良だったのが、今回のネックだったわけだが。



なぜ気弱な女子中学生が、コンプレックス満載の童貞男や、獲物を虎視眈々と狙う百合女の目の前で、そのいたいけな肢体を晒さなければならなくなったのか、その経緯が激しく気になるところではあるが、しかしここの描写は素晴らしくエロかった。視聴者のフェチ感情をどストライクで刺激してくる描写力は、さすがシャフトというべきか。


ここで私がどれだけこのシーンに心動かされたかを語ると、あまりにも変態臭がきつくなってくると思うので、やめておくw 


しかし、恐らく蛇のウロコが体に描かれ、それに縛られているようだという表現があり、そして千石が泣きだしてしまうというのを描いて、怪異の存在やそれに苦しむヒロインの図を提示してくれていたので、こっちの本筋の話に関して次回どう動いてくれるか、期待させる終わり方。ちょっと情報が断片的すぎてなかなか推測が成り立たないのだけれど、まぁ慌てずに次回を待とうと思う。




今回、演出を大沼心が担当。今作で大沼さんが関わったのはこれが初めてな気がするが、記憶違いだろうか。


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この記事へのコメント

2009年09月05日 02:48
こちらでは初めましてですね。こんばんは。
不満と満足がわかりやすくて、それでいて、理路整然としているので、納得できる筋道の立て方が相変わらず面白いです。

羽川との会話はおっしゃられている通り、そのままの意味でとって良いと思います。何かあると、阿良々木が羽川を頼ってしまうのが問題でもあります。当然のアドバイスと言えるのは、視聴者レベルではそう思うかもしれないですけど、羽川視点で見ると、阿良々木と戦場ヶ原が付き合っている姿を見ていないだけに、ここまでアドバイスができる点が羽川のすごい点だと勝手に思いました。まあ、くちびる挿入シーンはやりすぎですねw。少し絵的にアクセントを加えたかったのかも。

あと、ストーリー展開は端折っているように見えましたが、そういう手法なんだと思います。先に断片的に概要だけを視聴者に伝えて、その全貌を予測させておいて、次回でネタばらし。

なでこが阿良々木を慕っている気持ちはラストの作文用紙に書かれた「お兄ちゃん」の文字がそれを端的に示しているんじゃないかなぁ。
2009年09月05日 02:49
長文失礼。入りきらなかったので、連投コメになってすまない。

あと、なでこを直接呼んでいたのはちょっと不親切かもしれません。でも、「どういう経緯で部屋に連れ込み」「またどういう意図で服を脱がせたのか」この二つは詳しく描写するのが、不必要だからテンポをよくするために省いたのだと思います。つまりは、なでこの「信頼を得」という所に集約されると思うんですよね。その信頼を得るまでの経緯が納得できなかったので、次回持ち越しで、次回も納得できなかったら、見せ方が悪かったということになるでしょうね。でも、今まで伏線をすぐに回収するやり方ではなく、ラスト付近にかけて、一気に回収しているので、安心して良いと思うんですが、どうなんでしょうw。

個人的には、この作品は怪異を本質にしたストーリーを楽しむと言うよりも、神原との漫才トークみたいなギャグ部分を楽しむシリアス風コメディだと思っていますので、自分にはこれで十分かなぁ。まだ、なでこのキャラが把握できていないだけに、これからも楽しみです。
おパゲーヌス
2009年09月05日 08:22
>ヨークさん
コメントどうもありがとうございます。内容を伴った長文コメは大歓迎ですよ^^

>ストーリーの端折り方について
この点については、他のブログ読んでもあまり違和感的なものが書かれてなかったので、もしかして原作通りなの?と、ちょっと戸惑ってます。
今までのエピソードでは、ちょっと端折ったかなと思える部分はあっても、アニメ単体としてきちんと整合性の取れていたセリフのつなぎ方になっていたのに、今回それをしなかったのは、できれば演出上の意図があってほしいなぁとは思います。次回見て何にもなかったら、「Aパートをもうちょっとテンポ良くして、そのぶん撫子連れ込むまでの話を見せてよね」って意見が成り立つかな。原作未読者としては、どこが重要でどこが不要かという議論に関して、今目の前に提示された映像だけで判断しなければならないので苦しいとこですが、まぁ、それでもこの作品に関してはおっしゃる通り、安心して期待持ってていいだろうと思います。

>羽川のすごさ
んー、ここは羽川がすごいというよりも、やっぱり阿良々木が不慣れすぎる、という印象かな。なんでもベラベラしゃべってますしw んで、その阿良々木と接するときに、体裁上きちんと忠告してくれる羽川と、なんだか悪意のありそうな神原とで、態度の違いが描かれてたのが今回の構図かなと思いました。

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