プリンセスラバー! 第10話「喪失と再生」

今回のお手並みはお見事!


前回、前々回のテロ事件の描き方が、なんともぬるくてギャグ成分が多く、これはちょっと方向性間違ってるんじゃないかという失望感があったわけだが、今回、完全にシリアスモードへ転向し、またキャラの内面を丁寧に描いてくれたことで、前回までの事件の顛末がただの余興でしかなく、本番はこれからなのだと強く印象付けることができていた。こうなると、お粗末な出来映えだと思われていた前回までのエピソードが、意図的にああいうカタチで演出されたものだという認識に立つことができるわけで、作品としてかなり救われているどころか、いよいよもって期待感が持てる展開になってきた。



個人的には、ハルトマンが好青年の仮面を捨て去り、狡猾な悪役面になってくれたのは、小杉さんのセクシーボイスが堪能できて嬉しい限り。やはりこの方はこうでないと。ハルトマンの見た目がちょっと若すぎるのが難点ですけどね。でもこの声には本当に脳髄をやられる。抱かれたいww


セクシーと言えば、秘書とシャルロットのサービスシーンがあったが、パンツにさえ規制をかける今作にしたら、信じられないくらいの出血大サービスだったのではないか。全身モザイクかけてもおかしくないトコロだろうにw とくにシャルのシャワーシーンでの露出の多さにはかなりびっくりした。これはもう、DVDではB地区解禁と見て間違いないね。レンタルすっぞ!w






とまぁ与太話は置いておいて、内容の話。



温泉協定を結んだヒロイン4人だが、もう以前からそうだったけど、今回は完全に、正妻がシャルロットで、残りの3人は仲良く手を引き、哲平とシャルのカップルをサポートするという役回りが固定された。見てるほうとしては、シャルよりも、こっちの3人の誰かを応援したくなってしまうところだが、これはある意味判官びいきな部分もあるかもしれない。

3人が哲平を応援するシーンは、3人3様のやり方で、見事に呼吸の揃ったところを見せてくれて、上手い描写だった。ここの場面は、聖華がシルヴィと優をうまくリードできていて、さすが敏腕プロデューサーといったところ。それでいて自分もしっかりキスしちゃったりしていて、とても魅力的な人物だ。このキスシーンはエロかったなー。ヘタに裸とか見せられるよりも、こういう情のあるシーンのほうが、断然、ぐっとくる。



一方の哲平だが、彼のショックの大きさを描くのには、若干物足りない描写ではあったが、これは話数の問題があるので仕方ないだろう。温泉回以前のラブコメ展開がもっとボリュームがあって、哲平とシャルの思い出を視聴者が共有できていればよかったのだけど、結局、回想のほとんどがホテルでの救出劇に当てざるを得ないのは苦しいところ。ここの救出劇は、シャルが好きだから頑張っていたのだろうけれど、でも見てるほうとしてはどうしても、彼が友達を救おうという正義感から頑張っていたように見えてしまう。シャルと哲平の心の交流が事前にもっと描かれていれば違った見方になっていただろうが、1クールではこれが限界か。今回、哲平がシャルへの想いに気づく場面があったが、ここも同じ。必然性に欠け、ちょっともったいない。しかしこれを挙げて批判点とするのは、あまりにも酷だろう。




ハルトマンが何をしようとしているのか、彼が受けた「恥」の内容が明かされない限りは、まだちょっと理解しきれない部分。次回以降、彼の行動原理をどう描いてくれるのか、ここの部分が、今作の評価の分かれ目に直結するところだと思うので、要注目。アクションシーンはギャグに振っても構わないけれど、キャラの内面を描くシーンでは、今回のように、丁寧な脚本と、迫真の演技を見せるキャラ描写を期待したい。



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