化物語 第10話「なでこスネイク其の二」

か、可愛えぇ~~~!

大沼さんまじグッジョブ!お見事!萌えたぁぁぁ!




新OPの話ですw




さて前回はちょっと強引な展開に置いてけぼりを食った感があったのだけど、結局そのあたりについてのフォローはなし。ということは、やはり2話でまとめるための強引さだったか。それなら前回のAパートの展開をもう少し端折って、その分、千石とのやりとりをちゃんと見せて欲しかったところ。


とはいえ、まよい編のようにストーリー構成の妙で魅せるのではなく、蛇退治と撫子の萌え絵を丁寧に描けていればいいエピソードだったようなので、この端折り方は許容範囲か。詳しく知りたければ原作読め、という態度に見えてしまうのが、アニメ至上主義者としてはちょっと悔しいところ。意地でも読むものか。




今回の話は根っこがかなり陰鬱なので、それを象徴するような映像や演出がAパートから全開だった。電柱や机などによる鬱屈とした幾何学模様と、インパクトのあるSEの使い方がよくマッチしていて、上手く雰囲気を醸し出していた。忍野が、物理法則を無視したいろんなポーズを取っているのが、何気ない会話シーンでも1コマ1コマ徹底して美的価値を追求しようという姿勢がよくうかがえる。


森の描写は見事だったなぁー。前回、神社へ向かう場面では、あまり繊細さの感じられない竹林の描写に、デザイン指向の映像表現が自然を描くにはあまり向いてないようだと思っていたのだけど、今回は逆に、「化物語」らしい表現法をとりながら、とても印象的に自然を描けていたと思う。この場合の「印象的」とは、怪異に立ち向かわなければならない危機感や恐怖、あるいは鬱とした感情を上手く印象付けていた、という話。やはりシャフト演出は、シリアス劇でこそその力を最大限に発揮できると、改めて思った。



解呪の儀式の場面。神原の茶目っ気が出て、千石がスク水でもだえ苦しむという、なんとも下半身を直撃する絵が展開される。しかし内容が怖い系の話なので、こっちとしてはそれどころじゃなかった訳だけれども。


自分をちゃんと見ていて欲しいと語る撫子は、当然、阿良々木に自分を異性として好きになって欲しいという気持ちがまずあったわけだが、同時に物語的には、二匹目の蛇がいるということを仄めかす伏線でもあったセリフ。目そのものといった月の描写がすごいインパクトで、この天上に浮かぶ目がじっと見下ろしている絵があったからこそ、阿良々木が千石から目をそらしていることに対して、危機感が急激に募り、撫子のセリフのもっていた意味の重さが突き付けられるという構図。こうした部分でのアイディアの見事さにはいつも驚かされる。



アクションシーンはまるで映像と音声のコラージュのような描写で、「黒コマ」「赤コマ」でいちいち画面をぶった切られるのが、いちいち衝撃的だった。今回は「白コマ」もあったけど初めてだよね? ここは作画の労力を省いているのかなぁとも思ってしまうところなのだが、いつぞやも書いたように、労力の節約と演出上の効果を両立させているのは今作の、あるいはシャフト作品の多くの場面に見られるところで、TVアニメという媒体でのこういう演出は評価すべき点だと思う。


ただ今回、ちょっと音と絵が合ってないカットがあったように思うのだが、今作の場合はミスなのか意図的なものなのかが良く分からない。まぁ、ここのところのシャフトの活躍ぶりを見るに、TV放映時の細かいミスをあげつらうのは可哀そうだ。シャフト作品は、絵そのものの質よりも、その見せ方にこそ特徴があるのだから。




EDで、妹たちが映らなかったのはちょっと残念。エピソード終わりの定番だと思ってたのに。ファイヤーシスターズはどうでもいいのだけど、その後でヒロインと阿良々木が言葉を交わすシーンを見ないと、エンディングって感じがしない。


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※追記

しかし、うーん、予想通りなんですが、早速あちこちで「手抜き」とか書かれてるなぁ。シャフト信者としてはこういう発言を目にするのが辛い。動きのない場面でも全力で挑んでるその姿勢を、もうちょっと評価してあげていいと思うんですけどねぇ。

とくにシャフト作品は、上にも書きましたが、画質そのものよりも、演出やコンテのアイディアで勝負してるわけで、TVアニメでこれだけ知恵を絞ってやってる作品はなかなか無いのに、それを毎作品ごとにやらなきゃいけないっていうのがどれだけ大変なことか。。。そら、全カット最高品質のものを提供するのが理想だけどさぁ。

そんな愚痴が出てきてしまう今日の「化物語」でした。


素人のたわ言です。聞き流してください。



この記事へのコメント

2009年09月12日 00:42
申し訳ない。
前回、省いた部分は尺の関係上、普通にカットされてしまった結果となったので、前回後半部分での省略は未読者には少し不親切だったという点は的確でした。

いやぁ、だって、2話だとは思っていなかったんだもんよw。シリアス部分での魅せ方はシャフトを評価されているおパゲーヌスさんのおっしゃる通りで、読んでみて初めて実感できた部分も多いです。

最後は、私も同様納得できませんでしたね。
だから、羽川の部分を少しだけ省いて、せっかくなら最後のオチだけでも見せて欲しかったなぁ。

きっとここも原作読めってことなんでしょう。
でも、原作はオススメですよ。コメディ部分はアニメの10倍は面白いと思っていますから。活字でないとわからない表現が多すぎるんですよw。
おパゲーヌス
2009年09月12日 00:52
>ヨークさん
どもですー。

まよい編とするが編を見てしまうと、ひたぎ編、なでこ編の2話という尺が物足りないですよね。原作付きアニメの宿命とはいえ、前回の脚本はもう少し親切にして欲しかったですねー。

ヨークさんの記事で、噛まれた腕を隠していたのが、男の子を助けようとしたのを悟られたくないからだと書かれていたのは、なるほどと合点がいきました。ただ心配させたくないだけなのかと思ってた。ここは描写がちゃんとあったのを読みとれなかった私の読解力不足です。

原作は、たしかに面白そうだなぁと思うのですが、小説に娯楽以上のモノを求めている私としては、ラノベって手出せないんですよね。ただの偏見って言えばそれまでなんですが、私が「アニメ至上主義」を名乗るのも一応へ理屈はあるので、これに絡めて「なぜラノベを読まないか」を語る機会があるかもしれません。ここじゃやりませんけどw

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