宙のまにまに 第9話「高校天文ネットワーク」
やべぇ、なんか滅茶苦茶面白かった!なんだこのワクワクドキドキは。雰囲気作り上手すぎだこのアニメw
今作の特徴的な要素である、デフォルメも用いた大袈裟で強引な演出は、その多くがギャグアニメの手法なのだが、それなのにギャグがおまけに見えてきてしまうほど、天文部の活動の魅力をこれほど上手く引き出せるとは、脱帽せざるを得ない。もう恋愛ドラマとかギャグとかどうでもよくなってきて、もっと星を見せて欲しいと、ついつい思ってしまう。
また文化祭のときもそうだったけど、今話限りのキャラとしか思えない脇役や、ほとんどどうでもいいモブキャラが、こんなに生き生きと演技しているのってすごいことだと思う。
作品にちなんで星空に例えるなら、主人公たちはひときわ強く輝く一等星のようなもので、普通の作品だと、二等星以下の星にあたる「そのほかのキャラクター」の輝きは一等星には比べるべくもなく、だからこそ、暗い星との対比で、一等星の輝きがより強調されるという手法をとっている。
ところが今作は、街の光や月明かりの無い夜空が、無数の星々の光の洪水にあふれ返り、一等星や二等星の区別など瑣末なことに思えてしまうほど輝きに満ちた光景で見る者を圧倒するのと同じように、主人公たちの輝きがともすればモブの魅力の中に埋没しかねない描写を見せることで、作品全体が賑やかしくもキラキラと輝きに満ち、その雰囲気がさらに主人公たち一等星の魅力を引き立てているかのようだ。
書いていて、明らかに分かりづらい例えを使ってしまったなぁと思ったのだけど、言いたいことは伝わりますでしょうかw
今回は、まさに沢城みゆきの独壇場という感じで、ここまでセリフが多いとは思っていなかったので嬉しい誤算。「化物語」といい「CANAAN」といい、こういう声質の演技を聞かせてもらえるのは本当にうれしい。近江あゆみがまたいいキャラクターだったなぁ。突然顔を近づけたり、腕をからめたりとかいう彼女のスキンシップは、なんだかうざったい美星とは違って、画面の中なのに見てるこっちがどぎまぎしてしまう。小夜先輩の麗しい姿がほとんど見れなかったのに、それをすっかり忘れさせてしまうほど魅力的なキャラクターだった。そういえばふーみんも一切出てこなくて、本当なら残念すぎて歯ぎしりしていてもいいくらいなのにw ぜんぶ、みゆきちに持って行かれてしまった感じだ。
声優といえば、今回は小野大輔に注目しないわけにはいかないか。やっぱりキモかっこいいイケメンがよく似合うのだけど、それを姫がボコボコにする展開には大笑いw イケメンがきもいアプローチしてくれたおかげで、姫の新たな一面が引き出されててとてもよかった。それに、まさかのカップリングフラグかと思わせる描写が続いていたので、それをしっかり折ってくれて満足。震えながら服の端をぎゅっと握られたら、そりゃあ男冥利に尽きるというものなのだが、朔ちゃんは本当に草食系だなw
「GA」などもそうなのだが、ただアニメとして楽しませるだけでなく、その中で、作品が取り上げている活動(天体観測や芸術創作)の魅力を視聴者に丁寧に伝えようと努力している姿勢は、とても好感が持てる。学問はすべて、楽しみがあるからこそ発展してきたと思うのだが、アニメという娯楽を通して、学問や芸術のもつ魅力を伝え、好奇心をかきたてることが出来るというのは、それだけで大変、価値的なことだ。素晴らしいと思う。
次回はまた天文部の活動から離れて恋話やるのかなぁ。そんなのいいから、もっと星を見せろぉぉぉ。

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今作の特徴的な要素である、デフォルメも用いた大袈裟で強引な演出は、その多くがギャグアニメの手法なのだが、それなのにギャグがおまけに見えてきてしまうほど、天文部の活動の魅力をこれほど上手く引き出せるとは、脱帽せざるを得ない。もう恋愛ドラマとかギャグとかどうでもよくなってきて、もっと星を見せて欲しいと、ついつい思ってしまう。
また文化祭のときもそうだったけど、今話限りのキャラとしか思えない脇役や、ほとんどどうでもいいモブキャラが、こんなに生き生きと演技しているのってすごいことだと思う。
作品にちなんで星空に例えるなら、主人公たちはひときわ強く輝く一等星のようなもので、普通の作品だと、二等星以下の星にあたる「そのほかのキャラクター」の輝きは一等星には比べるべくもなく、だからこそ、暗い星との対比で、一等星の輝きがより強調されるという手法をとっている。
ところが今作は、街の光や月明かりの無い夜空が、無数の星々の光の洪水にあふれ返り、一等星や二等星の区別など瑣末なことに思えてしまうほど輝きに満ちた光景で見る者を圧倒するのと同じように、主人公たちの輝きがともすればモブの魅力の中に埋没しかねない描写を見せることで、作品全体が賑やかしくもキラキラと輝きに満ち、その雰囲気がさらに主人公たち一等星の魅力を引き立てているかのようだ。
書いていて、明らかに分かりづらい例えを使ってしまったなぁと思ったのだけど、言いたいことは伝わりますでしょうかw
今回は、まさに沢城みゆきの独壇場という感じで、ここまでセリフが多いとは思っていなかったので嬉しい誤算。「化物語」といい「CANAAN」といい、こういう声質の演技を聞かせてもらえるのは本当にうれしい。近江あゆみがまたいいキャラクターだったなぁ。突然顔を近づけたり、腕をからめたりとかいう彼女のスキンシップは、なんだかうざったい美星とは違って、画面の中なのに見てるこっちがどぎまぎしてしまう。小夜先輩の麗しい姿がほとんど見れなかったのに、それをすっかり忘れさせてしまうほど魅力的なキャラクターだった。そういえばふーみんも一切出てこなくて、本当なら残念すぎて歯ぎしりしていてもいいくらいなのにw ぜんぶ、みゆきちに持って行かれてしまった感じだ。
声優といえば、今回は小野大輔に注目しないわけにはいかないか。やっぱりキモかっこいいイケメンがよく似合うのだけど、それを姫がボコボコにする展開には大笑いw イケメンがきもいアプローチしてくれたおかげで、姫の新たな一面が引き出されててとてもよかった。それに、まさかのカップリングフラグかと思わせる描写が続いていたので、それをしっかり折ってくれて満足。震えながら服の端をぎゅっと握られたら、そりゃあ男冥利に尽きるというものなのだが、朔ちゃんは本当に草食系だなw
「GA」などもそうなのだが、ただアニメとして楽しませるだけでなく、その中で、作品が取り上げている活動(天体観測や芸術創作)の魅力を視聴者に丁寧に伝えようと努力している姿勢は、とても好感が持てる。学問はすべて、楽しみがあるからこそ発展してきたと思うのだが、アニメという娯楽を通して、学問や芸術のもつ魅力を伝え、好奇心をかきたてることが出来るというのは、それだけで大変、価値的なことだ。素晴らしいと思う。
次回はまた天文部の活動から離れて恋話やるのかなぁ。そんなのいいから、もっと星を見せろぉぉぉ。

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この記事へのコメント
本の編集関係の仕事をしてますので、「楽しくてこそ学問」という趣旨のお話は嬉しいですね。そういう本の仕事も多いので…。仕事は活字中心、たまにマンガ(でも今やってます)という感じですが、この種のマンガ、アニメは知識が増えるだけでなく、「難しいことをわかりやすく説明する」という点でも参考になってマジに助けられることがあります
観測については、OPから見て、原作通りなら次回か次々回にもう一番、そしてたぶんラスト近くに極大のイベントがあるはずです。これまでの描写がすばらしかったので、期待も高まります♪
それでは失礼します
コメントどうもありがとうございます。編集関係のお仕事をされているのですか。なるほど、どうりで。いつも読み応えのあるいいコメをくださるなぁと感心してたので、納得でしたw
自分は人文科学系の、社会の発展に何の役にも立たない学問が大好きなので、理系の金になる研究ばかりが持て囃されているのにちょっとしたやっかみがあります^^
学問や芸術ってぇのは金じゃねーんだよと、声を大にして叫びたいですねw
銀魂もスクランもこち亀も見てない自分にとっては、高松監督の作品を真面目に見るのは今作がはじめてです(ガンダムとかになると古すぎて参考にしづらいですし)。しかしこの作品のおかげで、注目すべき監督として記憶しておこうと思いました。
原作だとふーみん出るのかー。惜しいことをw
でもアニメ至上主義者としては、原作からはある程度独立した存在として評価したいと思っているので、今作の展開には今のところまったく不満はありません。その2回ありそうだというイベントに期待を膨らませておきます。
ではでは、またいつでもコメントお待ちしております^^