化物語 第11話「つばさキャット其の一」

公式サイトのあらすじで、しゃべる撫子が見れそうだと分かっていたので、今シリーズ中最高級のウキウキで視聴ww


例によって前回までの撫子は、ヒロインであるにも関わらず(いや、今作においてはヒロインだからこそ)、阿良々木と無駄口を叩く中でキャラの魅力が引き出されてくるといったシーンがほとんど無かったのだが、今回はそれが見れそうだというのはそりゃぁ楽しみってなもんですよ。もちろん、原作未読のくせに知ったような口をきくなとか思われそうですが、ドラマCDでの撫子のセリフが素晴らしかったので、ずいぶんと期待に胸が膨らみましたよ。


OPはひたぎバージョン。「するがモンキー」のあとがたりで、するが編になってもひたぎ版OPが流れているのを、スタッフが「間に合わなかった」旨の発言をしていたと千和さんが語っていたが、TV放送におけるOPの使い方に関して言えば、半分以上、嘘だろうなぁと思う。各ヒロインのOPは、エピソード中、もっとも効果的なタイミングを狙って流しているように見える。するが編に関して言えば、みゆきちのOPは第3話に流すことが決まっていたからこそ、1話2話では千和さんの歌を流したのでしょう。いちおう、ひたぎOPが、シリーズ通しての「通常OP」というスタンスをとっているのだろうね、少なくともTV放送に関して言えば。



ところで激しくいまさらなのだけど、シリーズ構成でクレジットされてる「東冨耶子」って、シャフトのことなのかといまさら気付いた。矢立肇みたいなもん?製作・制作に関する事情はよく分からないのでテキトー言ってますが。




さて本編だが、今回、演出がやばいくらい魅力的だった。なんだろう、感覚的なものなんだけどね。クリティカルヒットだった。相変わらず画面構成における光と影、オブジェと人物の配置の仕方がめちゃめちゃかっこいい。


画面にハサミでバッサリ切り込みを入れたような直線の用い方は、高いセンスを見せつけてくれているのだが、こうやって直線や曲線の数学的なデザインを大胆に画面に取り入れるのは、画面の中の舞台に非現実性を与えるメタ的な手法だと考えている。画面の中にリアリティを追求する傾向の強いアニメにおいて、第四の壁をあえて視聴者に意識させる映像表現は、映像作品の絵画的な芸術要素を追求するひとつの作戦として、シャフト演出のもっとも好きな部分のひとつだ。


前半は遠景ののっぺりとした感じとかが若干物足りない気がして、ただこの色調や舞台設定は何かの意図があるのかなぁと想像してみたのだけど、今は答えが出せそうにない。ただ中盤以降との対比で、アバンから本編序盤にかけての部分と、その後の部分とで、メリハリはきいていたと思う。たとえば舞台の雰囲気や、とくに色調なんかは「まよいマイマイ」に近いものがあって、もちろん今回は螺旋のモチーフはなかったが、しかしどこか寂しげで空虚な心象を象徴していたのかもしれないと、今の時点では思っている。もちろん今後のドラマを見てみないことには分からないのだけど。




また万華鏡の描写は、あれは見事だと思った。相当、手が込んでるんじゃないかと思うのだけど、どうなのでしょう。これはイヌカレーのお手並み?違うかな?この万華鏡あたりから、今回はいつも以上にやばい、と思いはじめた。

そういう、脳髄を刺激してくる演出と、ギャグ色、萌え色を前面にプッシュしたデフォルメ表現が混在しているのは、作品の雰囲気作りに別の意味で相当、貢献してる。


阿良々木が撫子に手を伸ばしたシーンは、最初はよく意味が分からなかったのだけど、「防御するところ色々間違ってると思うよ」というモノローグが看板に書いてあったのねw ブログにメモ取りながらだといかんなぁ。


羽川の登場で、我らが千石撫子が退場となってしまったのは残念の極みだったのだが、その撫子が走り去るシーンとか、Bパートの回想シーンでの怪異の暴れ方とか、今回は動画としても、短くはあったがクオリティ高かったと思う。






羽川との会話は、なんというか、他のヒロイン連中があくが強すぎる分、ずいぶんと「普通」に聞こえる。彼女の場合はそれを意識しているのだというのが、今回やっとはっきり見えてきた部分だ。ただ彼女の場合は、普通なのではなく、普通になろうとしているだけ、普通になりきれていない。やけに達観しているのはそういう部分が大きそうだ。

回想シーンで羽川が最初から靴を履いていなかったのはなんでなのだろう。


ブラック羽川とかいうのは、堀江さんの演技が素晴らしすぎて笑ったw シリアス劇なのにw 「うみものがたり」のウリンなんかも、これくらい変動があったらなぁーなんて思ってしまう。

なんかエピソードとしては今回の1話で完結にしちゃっても問題ないようなまとまりの良さがあったが、これがまだ序編なのだろうということで、次回以降、どんなドラマを見せてくれるのか、期待。




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