そらのおとしもの 第3話「エンジェロイド初体験」

加速度的に面白くなってきた。もっと単純なギャグアニメだと思ってたのだけど、ガンガンにシリアス路線へ突き進んでくれたほうが個人的には気に入りそうだ。


前回は衝撃のEDのおかげでずいぶん印象が薄くなってしまったOPだけど、やはりすごいクオリティ。曲もいいし、じつに魅力的なOPだ。いっぽうEDは、往年の名曲カヴァーが前回だけの特殊なパターンではなく、これがデフォなのか。「夏のあらし」を持ち出すまでもなく、最近は70年代80年代あたりの名曲がまたブームになっているようで、今作もそれに乗っかったカタチ。しかし固定EDに比べ労力はハンパないだろうに、頑張るなぁ。すごいやる気を感じさせる。


その”やる気”というものが、OPEDだけでなく、本編においてもしっかり見せてくれているのが、今作の大きな魅力だろう。もともと脚本段階でもなかなか魅力的なドラマだとは思うのだけど、それを映像化する際のアイディアの注ぎ方がすさまじい。冒頭の守形の独白シーンといい、そはらの殺人チョップといい、あるいは「はじめてのおつかい」のタイトルといい、どうすれば視聴者の予測を裏切った面白い作品を提供することができるかという勝負において、まったく妥協していない。またその豊富な演出上のアイディアを上手く表現できるだけの作画クオリティの高さもある。また各キャラを脚本の上でも作画演出の上でも丁寧に描き、しっかり確立できているのも強みだろう。サービスカットやデフォルメの使い方の上手さはその最たるものだ。




無感情なロボットみたいなキャラが、感情豊かな主人公たちとの交流を通して成長していくというのは、ありきたりな設定ではある。けれど、イカロスの場合は安直な設定に収まっていない不自然さがあるというのが、今回スポットライトが当てられた部分であり、今作のストーリー展開の肝になりそうな部分だ。この点で、外からの視点で鋭く切り込もうとする守形というキャラが、現時点ではストーリーの動力源となっている。ただの変人キャラだと思っていたが、彼がいないとお話が成り立たないくらいの重要な役割を背負っていた。今のところ、ただ降りかかる状況の中で騒いでいる智樹とそはらが、今回守形が抱いていた疑問を感じることになった時に、ドラマが一気に加速していきそうだ。


一方で、存在意義があまり分からないけれどすさまじい存在感を放っているのが会長さん。この人は、キャラ的には全然違うタイプなのだけど、立ち位置としては典型的な道化だ。ドラマの中心から少し離れたところに立っていて、その言動で観客を笑わせ劇を彩りながら、時にドラマの本質部分へずばりと斬り込む。キャラ付けも立ち位置も実に強烈な存在だと思う。それでいて、守形の幼馴染らしいトコロもしっかり見せてくれていたりして、非常に奥の深いキャラだ。今後の活躍に大いに期待したい。




今期は、AIC系列の3作品がいずれも高い評価のお気に入り作品になっている(サンレッドは未視聴)。もちろんドラマそのものが面白いというのもあるが、アニメーションのクオリティも高いし、作品の作り方が丁寧かつ大胆、しかし綿密な計算のもとに巧みに作品を仕上げている印象を受ける。この調子で頑張ってほしいね。



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