ささめきこと 第3話「ファーストキス」

やべぇ千和さん可愛すぎるぞw

こういう、ちょっとやんちゃなお子様っぽい少女をやらせたら、彼女の右に出る人はいませんね。予告の最後の「ねー」ってセリフに激しく萌えた。


初回のどシリアスな展開に比べて、回を重ねるごとにコメディ色が増してくる。相変わらず片想いの辛さを体現しまくりの純夏には同情してしまうのだけど、彼女や風間が若者らしい暴走を始めることで、作品をコミカルに転がして行きつつ、いよいよ”女子部”なるものの結成に繋がりそうな下地を着実に固めてきた第3話だった。


1話冒頭で描かれたシーンが、時間軸としてはここに収まったわけだが、そこからの風間の行動は本当に変態的で面白い。もちろん変態と言っても、そこはまともな恋愛経験のない若者らしい暴走で、ときどき見ていられないくらいの痛さはあるが、基本的には微笑ましい光景だ。また、純夏もこっちはこっちで暴走中。だが面白いのは、純夏の場合、妄想の仕方がまんま童貞男のそれになっている。だいたい片想いにこだわるのはどちらかというと男性だと思うのだが、そういう意味では、徹底して片恋を描こうとしている今作のスタンスは、女性が主人公ではあるが、あくまで男性視点でその純情を楽しむのが、正しい見方なのかもしれない。純夏の漢っぽいキャラクターデザインは、今作の主人公としてじつにぴったりだと言えるだろう。


朱宮は今回は役得だったな。ちゃっかり肩に腕まわされてるし。風間が純夏のキス練習に付き合うと言いだしたのは、二人の様子を見てのことだとは思うけれど、あれだけで純夏が朱宮を好いていると思いこんだのだとしたら、いったいどんな計算式があの頭の中で行われていたのだろうかw ちょっと展開の突飛さにたじろぐ部分だ。ただ、風間ならありうると素直に思えるほど、風間の痛い子っぷりは徹底して描写できている。


それからデコメガネの蒼井あずさが、セリフはほとんど無かったけれども、画面のあちこちで自己主張していた。彼女が本格的にドラマに絡んでくるのはいつになるのだろう。







今回の演出で注目したいのは、舞台背景、とくに空の描写における、青と赤の用い方だ。


今回は、ほとんどが学校を舞台としたドラマであり、その活動時間は日中から夕方にかけてということになる。その中で、日中の青空と、夕刻の夕焼けとで、場面によって背景色をかなり意識的に使い分けていた。


もちろんそれはドラマの進行に合わせて、とくに会話の多い昼休みと放課後とで青空と夕焼けの描き分けがあるのは、至極当然のことである。けれど、空の青色と赤色の描き分けが、かなりはっきりと、印象深くなるように描かれていたのは、演出的に意味があってのことだ。


青と赤では、人が受ける印象は決定的に異なる。今回はそれを意識的に活用していて、日中は青空を筆頭に舞台を青系統の配色で統一させ、そのなかでドラマ自体もかなりコミカルで軽いノリの平和な展開を見せているのだが、夕焼けの赤を際立たせた放課後に舞台が転じると、ドラマも一転して緊張感と感傷を押し出したシリアスなものに様変わりする。逆に言えば、劇を、コメディを日中(青)、シリアスは放課後(赤)に厳密に立て分けることで、背景の色の違いでダイレクトにドラマの空気感を転換させている。


これはちょうど舞台演劇で用いられる手法で、背景となる舞台セットの構造は変化しない(できない)代わりに、ライトの明暗や色を変えることで、舞台が変化したことをはっきりと観客に提示するのと、同じような演出的意図がある。


この”色による舞台転換”を徹底して行っていたからこそ、ウルトラマンのお面をかぶってのキスシーンという、はっきり言ってギャグ以外のナニモノでもないような演技を行っても、ドラマのシリアス度、とくに純夏の真剣な想いというものを、絵的な違和感を乗り越えてきちんと視聴者に提示できていた。ここでは、音楽をここぞとばかりにボリュームを上げて、いっそうキスシーンを印象的に盛り上げている。こんな不思議な場面をここまで素敵なシーンに描き上げたということに、演出の見事さが見て取れると思う。



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