そらのおとしもの 第4話「愛と三角地帯ふたたび」

そらぁ気付かれもするわなww


OPで顔を見せていた青髪のキャラが次回から参戦しそうで楽しみ。さんざん遊んでくれたギャグ回の最後に、まるで雰囲気の違うシリアスムードを挿入してきたわけだけど、ここまで激しいギャップを見せる作品も珍しい気がする。馬鹿な方向に暴走しても、シリアスな展開にしても、今作の場合はどちらも最高級のクオリティを追求してくれそうで、それが、水と油のようなふたつの要素を作品の中に共存させるのに、絶大な効果を発揮すると思う。絵が美しいというのは、それだけで大きな武器だし、動画としてもとんでもないモノを見せてくれているのは今回もよく表れていた。いままではほとんどギャグ路線だったわけだが、シリアス描写にも注目しておきたい。





公式サイトのあらすじ紹介で今回がパンツ回になることは分かってたために、どんなおバカなコメディを見せてくれるのかと期待していたのだが、まさかここまでとは思わなかった。すげぇよこの作品。自分の中で、見てる最中も見終わった後も、常に拍手喝采が鳴り響いていた。


部屋の中でパンツが羽ばたいている時点で、とてもよく動く作画のクオリティに感心。しかも、話が進めば進むほどそのレベルが上がって行った。あの爆発を受けてもへっちゃらな智樹やそはらのギャグキャラ体質を逆手にとって、これでもかと豪快な爆発シーンで魅せるアクションは最高。昨晩自分で飾り付けたという設定のパンツ屋敷も阿呆だが見事なセンスで、コントとしての面白さだけでなく、しっかり映像として、また絵としての魅力にあふれていた。冒頭の説明から、「家を抜け出す」というミッションをもっとスパイアクション風に描くのかと思っていたけど、圧倒的な質量で魅せた今回の話は、そのおバカっぷりと気合いの入れ方が、映画「ブルース・ブラザーズ」のカーアクションを髣髴とさせる。こういうの大好きだw


そしてラスボスの謎すぎるパンツロボとの対決は、これはもう何も語ることがないw ただただ圧倒された。この映像のクオリティは、ほんと、ただのギャグ回なのがもったいない。ここまでやる必要があるのか?w どう考えても手を抜いていいトコロにこそ、最大限に力を入れているこの姿勢はすごい。





とにかく映像とキャラの演技を描き切った感のある今回は、ストーリー的には何の意味があったのかまったく分からない回ではあったw そはらの智樹語りやイカロスとの交流もいまさらというか、これだけのために1話を割く必要性はまったくないし、Cパートでのニンフ登場を見せるにしても、パンツ回をやる必然性がまったくない。純粋に、遊びたくて暴走しちゃいました的なエピソードだったのだろう。


しかし、1話を見た時点では、この作品はそこまでストーリーを気にするような作品ではなさそうだと思っていた。つまり最初は、全話ギャグ回で成り立たせる作品であっても全然おかしくない方向性だと考えていたのだ。けれど、2話3話と見ていく中で、とくに前回、今作がただのギャグアニメにとどまらないストーリー性を持っているのかもしれないと思わせることが出来たのは、4話目の今回の見方を根本的に変えてしまった。


すなわち、いまだにただのギャグアニメだと考えて今回を視聴していれば、”いつも通り”のギャグ回と受け取っていたはずである。しかし実際は、ここで提示しているギャグ展開が、今後ストーリーが本格的に動き出すための前フリとしての位置づけにあるのだろうという予測をすることになっている。これは、前回見せたイカロスの存在意義に関する問いかけ、そして、今回Cパートでまるで雰囲気の異なるシーンが挿入されたことが、大きな意味を持っているということで、このあたり、ストーリー構成が巧妙に練られている可能性がとても大きい。最終的にこの作品がどういった方向性のものであるのか、それを決定づける舵取りが、次回あたりから見れるかもしれない。


そのあたり、守形に比較して、智樹もそはらもあまりに能天気すぎるのが、ひとつキーポイントになってくるかもしれない。とくに今回はそはらとイカロスの会話が描かれたが、そはらは今までの話をちゃんと聞いていたのか激しく疑問で、そこに若干の違和感を覚えた。イカロスがあまりにも意味不明な存在であるというのに、そはらは智樹以上に、何も考えないでイカロスと接しているように見える。イカロスに友達がいないことを「私にも分かる」と語るそはらは、イカロスのことを何も理解できておらず、どこまでも自分の定規で物事を捉えている。ここは智樹とそはらの関係で言えば心温まるいいエピソードなのだが、イカロスとそはらの関係に注目すれば、まったく噛み合っていない異様な関係としか言いようがない。この、さりげなく描いてある二人のすれ違いが、今後、イカロスという存在の特異性を際立たせるための伏線のひとつであるような気がする。


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