ささめきこと 第6話「二人の夜」

夏が、改めて風間の親友としてのポストを痛感するというエピソード。

このテーマは毎回のようにくどいほど見せつけられてきたもので、ドラマとして改めてここでそれを強調する必要性があるのかという疑問はある。

けれど、恋の進展を描くのではなく、片想いにやきもきするキャラクターの言動を見て楽しむのが現時点でのこの作品のスタンスなのだろうから、各回を一連のストーリーものとしてではなく、それぞれを単発エピソードとして受け取っておけばよいのだろう。

今回は根底に不穏な空気を抱えていた点で前回と大きく雰囲気を変えてきたが、相変わらずシリアスとギャグの配分が絶妙で、しかも双方がどれぞれに意味を持っている、この構成の上手さはさすが。




バンでの青空から夕焼けへの切り替えは、そのまま風間の心象の変化を表していると同時に、コメディに終始した前回のエピソードからシリアス重視の今回への転換を、視聴者に印象付ける狙いもあったように見える。

今回は話の設定上、日中を舞台に青色を基調とした画面が多かったが、それにも関わらず風間の周辺をかなり重たい空気が覆っていてシリアス劇として違和感なく成立していたのは、冒頭に夕焼けを印象付けていた効果が発揮されていた部分があると思う。




一方で純夏がドジっ子を目指して奮闘する場面では、わざわざ屋上へ上がり青空の下へ出ることによって、空気感を一変させている。ここはデフォルメ描写も絡めて、コミカルないいシーンだった。千和さん可愛いっす。

朋絵はさっそく友達アピールしてたけれど、この三人は本当にいいトリオですね。影から覗いていた風間が不安気な表情を見せたのは、たぶん先輩のことで打ちのめされた心を慰めてもらおうとチャンスを伺っていたのだろうとは思うのだけど、もしかして自分がこの輪の中に入れないことを気にしているのではと思ってしまうほど、三人を中心とした屋上の雰囲気は楽しげなものだった。




間が純夏の家に遊びに行くと言いだしてからの展開は、倉田脚本の秀逸さが光っていたのではないかな。シリアスとギャグの織り交ぜ方とか、純夏の男子妄想満開な独白とかの面白さはもちろんなのだけど、登場人物の心情の変化を描くのに、何ひとつ、直接的な言及をせずにやってのけてしまうというのは、この脚本家の力量として特筆すべき部分だと思っている。

今回のBパートの主題は、風間が純夏の暖かさに触れ、悩みに立ち向かい克服する勇気をもらうというものだった。それを描くのに、純夏のセリフでアドバイスらしきものといえば「誰を好きになったって、それは悪いことじゃない」というだけのもの。一見、風間はそのアドバイスによってふっ切れたように見えはするが、今回の風間の悩みに対するアドバイスとしては、あまり出来のいいものではない。そもそも風間が何に対して悩んでいるのか、直接的には描かれていないわけで。

風間の心情を変化させ、先輩と向き合う勇気を与えたのは、純夏のセリフではなく、彼女とともに過ごした時間の暖かさであったろう。それは恐らく、どんな時にも自分を支えてくれる友の存在の大きさを自覚したということで、それを風間は、言葉ではなく表情で示していた。

彼女の悩みが一体どんなもので、それがどうやって解決されたか。それを安易に言葉に頼るのではなく描いてみせたところに、今回のエピソードの奥深さと魅力がある。大変いい回だった。





Mでサントラの宣伝をやっていました。女子部のテーマww 今作のBGMはなかなかいい出来だけど、この合唱曲に釣られてCD買う人間がどれだけいるのだろうw




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