君に届け 第7話「土曜の夜」

曜は爽子がご飯係ですか。ウチじゃほぼ毎日、自分が台所に立ってます。母ちゃんラクしすぎ。


ひとつのラーメン屋が味噌だ醤油だと何種類もダシを揃えているのは邪道だと思いますね。ついでに言うと、すっかり全国で持て囃されているトンコツはあまり好きではない。あっさり系の醤油が一番うまいと思う人です。


そんなことはどうでもいいですね、はいw




回までかなり濃密にシリアス展開を取っていたが、それもひと段落ついて爽子が大きく成長したトコロで、再びおとぎ話のような幸せいっぱいの青春群像劇に立ち戻った今回のエピソード。脚本は池田眞美子さんだったが、じつに素晴らしい出来映えだった。


これは前回までのエピソードがあったからこそ言えることだが、セリフのやり取りがボリュームアップし、爽子の独白シーンが少なくなったことで、より重層的な感情の交錯が描かれるようになってきている。今まではあくまで爽子を起点としながら、爽子と風早、爽子と矢野&吉田、といった関係がそれぞれ別個に描かれていたシーンがほとんどだったのが、今回は爽子を介さずに直接、脇役達のやり取りが描かれる場面が多くなっているのが、より劇に深みと面白味を与えている。風早の弱点を発見してほくそ笑む矢野の絵なんかはその典型だろう。


また今回、爽子が本格的に友達付き合いの輪の中に入ったことで、メンバー全員が、これまで学校では見せて来なかった表情をたくさん見せてくれていたのが、爽子の感じた楽しさ、幸福感を、セリフだけでなく映像として表現できていてとても良かった。映像であの空気感や表情の変化を印象付けることができなければ、セリフだけで語られる爽子の感情に実感が伴わなかったと思うので、ここは脚本と映像の双方が良い結びつきを見せていた、高く評価したい部分だ。





する表情というものは独特の魅力があるものだが、今回はそれをとくに力を込めて描いていたように見える。表情の豊かな風早や、明らかに笑顔の増えた爽子はもちろんのことながら、あのぶっきらぼうな龍が見せた微笑はすごいインパクトがあった。


今作の中心メンバーは、風早以外は、初登場時にはあまりいい表情を見せないキャラだったのだが、回を重ねて、その人物の内面が少しづつ明らかになっていくにつれ、驚くほど魅力的な表情を次々と披露してくれる。きっと制作者が、表情の微妙な変化がもたらす効果に相当、神経を使っているのだろうというのが伝わってくる。


ともするとセリフに頼ったりテンプレ的な表情変化が多用される傾向の強い昨今のアニメにおいて、これは画期的な試みのひとつとして評価するべきなのではないかと思えてきた。アニメよりも漫画のほうが微妙な表情の差異を描き分ける傾向があるような印象が強いのだけど、どうなのでしょう。少なくともこの作品の原作が、表情というものにこだわった作り方をしているからこそ、アニメでもそれを表現しようとしているのだろうというのは、原作知らなくても推測はできる。


表情の差異が、セリフよりも遥かに雄弁に語りかけてくる。そんな作品だ。





かし風早は幸せそうだなぁ。ピンが割って入りたくなるのも分かるw 


どうやら矢野と吉田は風早の想いに気付いてくれたようだし、龍はとっくに分かってるんだろうから、まずは風早と爽子の恋路に強力な味方ができたエピソードだったように見えた。ライバルの存在が少しづつアピールされているけれど、本格的に泥沼な展開になる前に、風早はしっかり爽子やその周りを信頼で結びつけておいて欲しいな。


爽子の幸福は、まだまだかりそめの、ガラス細工のように脆いものでしかない。




空が美しすぎる。夜空を描くのに天の川を持ってくるのは珍しいなぁと思っていたら、最後、風早と爽子が連れだって歩くシーンを彩るための仕掛けだった。素晴らしい描写でした。


この天上の街道のように、どこまでも続く道を二人で歩み続けて欲しい。けなげな風早を見ていると、そう願わざるを得ないw



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