DARKER THAN BLACK 流星の双子 第8話「夏の日、太陽はゆれて・・・」

ゴキブリアタックは心臓に悪い。


回の記事で、2期に入ってからどうも敵が簡単に死にすぎて、いまいち盛り上がらない、といったようなことを書いた。その点今回は、シリーズ序盤から登場していたターニャとの対決を描くということで、ドラマとして非常に盛り上がる。


今作の大きな魅力であるアクロバティックなアクションに関しては、明らかに前回のほうがよく描けていた。というか今回は、アクションらしいアクションが始まる前に終わってしまった感じで、普通なら活劇としては物足りないと思ってもおかしくない。しかし、そこで見せる登場人物たちの想いの交錯が丁寧に描かれていた分、ドラマとしてはたまらない魅力を放っている。





であることは、殺さない理由にはならない。そう語るターニャは、レプニーン同様、何も考えずに決められた枠の内に収まっている。今シリーズにおける典型的な契約者の役として立ち回っているように見えながら、実際は、そんなありもしない典型を無邪気に信じ、追いかけ続けていただけの未熟な子供であった。


ここは、前回語られていた、「契約者やドールにも心の欠片は残る」という蘇芳のセリフが、きちんと活かされていた。契約者になって心を失ってしまったように見えたターニャが、蘇芳と再会することで再び、人間だった頃の記憶や感情を向き合う姿を見せたのは、一縷の救いだ。





芳とターニャの対峙。あるいは黒とレプニーンの対談。ここでは、契約者とは何か、という問題が語られているように見えて、その実、人間に対する問いかけこそが根本的なテーマとして取り上げられている。


今作は、我々視聴者が、人間でないものとして設定された契約者やドールに人間的なものを求めたいと願うように構成されている。ではその人間らしさとは一体なにか、それが問題だ。ただ感情を持つことが、夢を見たり涙を流したりすることが、果たして人間らしさだろうか。そんな表層の問題ではなく、もっと心の奥深くに突っ込んで考えるテーマ性を、作り手にも視聴者にも求めたい。


合理的生き方への異議、という点だけに注目するなら、今作は利便性と物質的豊かさを追い求める現代の文明のあり方、人々の生き方に釘を刺す作品であると、言えなくは無い。しかし、ではどういう生き方をするべきなのか、そこを問わなければ、感傷的なドラマ以上の価値は何も生まれない。今作はそれをやってくれるだろうか?ここは、作り手の思想や姿勢が問われるだろう。




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体験版攻略完了。RPGパートは新しいスキルやセリフが見れて満足。そしてクリア後イベントは全俺の妹、灯(バナー絵の子)とのイベントシーンで大満足。まきいづみさん好きすぎる。

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