そらのおとしもの 第9話「嘘から始まる妄想劇場」

喰らいの天使たち。


食欲と、天使。あるいは、虐待する天使。そんな、相反するイメージの言葉が羅列されているかのような存在。それが、ニンフのマスターだった。


エンジェロイドは、文字通り天使をかたどったものだ。天使がその姿に似せて作ったからくり人形。当然それは、神の姿に似せて作られた泥人形、すなわち人間と対比されるべき存在だ。ニンフのマスターたちが下界を蔑むさまが描かれ、ニンフ自身も人を虫呼ばわりしているところを見ると、今作の天使たちは神と敵対しているか、または無神論者なのかもしれない。「ティアーズ・トゥ・ティアラ」で描かれた精霊と人間との対立と、同じような構造があるようだ。





Pを抜いてまでむごたらしい映像を見せてきたわりには、本編の大部分はギャグパート。このバランス感覚は見事というべきだが、それ以上にギャグの作り方が冒険心あふれているのが、今作の大きな魅力。


今回はまた第1話の全裸王を髣髴とさせる、かなり危険な方向性の作劇。そはらに打ちのめされて裸で倒れる智樹の絵がひどすぎるw 尻にうちわを挟むとか、クレしんばりの発想だ。自分は下ネタが大嫌いなので、今回のような下品なギャグのオンパレードには少々辟易したのだけれど、それでも心底楽しませてくれる強引さはさすが。





ンフのことを、いままではただのツンデレだと思ってたのだけど、今回の言動を見てその認識を変えなければいけないようだと思った。彼女の魅力は、ツンとデレのギャップいうだけでなく、相手の意見や周囲の状況に流されて本題を失念してしまう、そのおっちょこちょいな要素が非常に萌えるのだと気付かされた。智樹に言われるがままに働かされるニンフには、働くメイドさん属性が備わっていると思った。


ところでやたら気になったのがニンフの首輪。あれは何の伏線なのだろうか。ニンフのマスターの言っていた「楽しむ」という単語が、どういう趣旨のものなのか、非常に気になる。彼女には幸せな結末を迎えて欲しいのだけど、どうなるかなぁ。






回のED、曲は例によって分からなかったけど、イカロス視点の映像が素晴らしかった。一見楽しげな思い出なのだけど、時折発生するラグが、イカロスの正体に関する陰鬱な設定をまざまざと突き付けてくるようで、胸が痛い。


はじめニンフに絡めたシリアス回をやるのかと思わせておきながら、じつは暴走するギャグ回だったと見せかけて、結局はどこまでもイカロスメインの回だったこのエピソード。徐々にシリアス要素が増大してくる中で、この絶妙なミスリードっぷりが大きな効果を発揮していると思う。大変忙しいアニメだが、我を忘れて暴走しているように見えてちゃんと計算され尽くしているこのバランス感覚は、毎度見るたびに、見事だなぁと感心する。次週も楽しみだ。



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