生徒会の一存 第10話「片付ける生徒会」

先週に引き続き、今週も素晴らしい出来映え。どうも今作は、2週前まで本気を出していなかったらしいww




園祭って、生徒会、暇か?


自分の高校時代は、親しくしていた友人が生徒会長で、自分も生徒会メンバーではなかったが生徒会室に入り浸っていた時期が長かった。とくに自分が部長をしていたクラブと生徒会メンバーがかなり重なっていたので、ちょっと生徒会っぽい仕事をしているトコが描かれると、すごく懐かしい気分になる。生徒会室を占領して部会をやったり、学園祭の準備をしたりしてたなぁw


そういえばうちの高校では、生徒会長は3代4年間にわたって、我が部の部員から輩出していた。生徒会に所属したら、ほぼかならず部員にならなければいけない、みたいな雰囲気があって、今思うとものすごく癒着した組織だったと思うw まぁ地味な文科系クラブの中にあって、うちの部の活動は随一に有意義なものだったと自負しているのですけどね。


それでも学園祭当日およびその前後は、非生徒会メンバーである自分あたりが、ほぼクラブに付きっきりにならなければいけなかった記憶がある。それだけ、生徒会は生徒会としての仕事が豊富だったということだ。


アニメやゲーム等でよく生徒会という組織が取り上げられるが、会長が飛びきり優秀じゃないととても務まらないストイックな集団として描かれるとものすごく違和感があるのだけど、逆に学園祭のただ中で駄弁ることが許されているほど、暇でもないと思う。寸劇やるとか、仕事無さ過ぎだろーw





パートはほぼ知弦のターン。彼女の、本当に泣けそうなシチュエーションメイキングは巧い。最後のおじいちゃんおばあちゃんの話は、ハッピーエンドだと思うんだw


今回は随所に散見されるパロネタの使い方といい、コメディとしての会話劇の質やテンポの良さといい、相対的評価だがかなり面白く書けていたと思う。コンテも良かったな。真冬かわいいよ真冬。指がやーらかそうでプリチーでした。




冬はどうも、売り出し期間中らしい。明らかに魅力アピールしてると思われるシーンが、今回もあちこちに見られた。CM明けのアイキャッチも一人絵だったし。


以前からこの子は、単体でキャラが確立できていたということもあって、一番魅力的に描けていた。たぶん、この作品の舞台にもっとも相性がいいのだろうと思う。大人しそうな文学少女らしさは動きの無い会話劇でも違和感を生まないし、腐&重度のゲーマーというネジが何本も抜け落ちた設定がしっかりネタとして機能できている。脚本家もアニメーターも、真冬の動かし方だけはすっかり板についている感じだ。


普段はネタ全開なのに、ここぞという時に印象的な表情で魅せるのは、すごくドキっとさせられる。今回は深夏と真冬の二人ともにそういうシーンがあったが、深夏はあくまで杉崎と絡んでこそのトキメキが、真冬は逆に杉崎と絡まないからこそのトキメキがある。甲乙つけがたいが、ギャグキャラとしてもしっかり機能できている真冬のほうに軍配をあげたい。



つーか、はいてない設定は破壊力ありすぎだww




回予告の「それはヤギ」には本気で噴きました。知弦さんまじで怒ってるだろコレw


ヤギとヒツジって、あまりまじまじと見たことがない人には、両者がどれだけ異なる動物であるかというのが理解されにくい。どっちもメェメェ啼くし、白いのと黒いのがいるし、大きさも似たようなもの。違いと言えば、モコモコしているか、していないかくらいの差だろう。とか、そんな風に思われているのではないでしょうか。


実際、ヒツジとヤギはかなり違う。まず、「メェ」と啼くのはヤギの方で、ヒツジはそんな可愛らしい啼き声ではない。もっとトーンの低い恐ろしげな声で「ぼぁ」とか「ばぁ」と啼く。それから大きさも、ヒツジはヤギよりもひと回り大きい。ヤギが「山羊」と書くのも肯ける、俊敏でスラっとした体型をしているのに対し、ヒツジは毛のボリュームも手伝って、かなり見た目がよくない。ヒツジを見ると、毛と肉のために家畜にされたのも非常に納得が行く。


欧米のヒツジと、アジアのヒツジはまたけっこう違う。オーストラリアの農場に行ったことがあるが、そこでのヒツジは毛に価値があるので、とにかく清潔に身を保てるよう気を配られている。子供のうちに尻尾を縛って切り落としてしまうのだが、それは尻尾に糞が付着してハエがたかるのを防ぐためであるし、一日でも食事が不足するとそのぶん毛の質が落ちるので、優秀な牧羊犬とともに細心の注意を払って管理してある。だから、知弦が着ていた着ぐるみのような、「可愛いヒツジ」というイメージは、当然、欧米のヒツジである。


ところが、モンゴルやウズベキスタンに行った時に見たヒツジは、こちらは毛の質よりもまず肉を食うための家畜であるので、オーストラリアでみたものとはまるで違った。そもそもヒツジというのは尻尾、というかお尻の部分に良質の脂身がぎっしり詰まっており、見るからにぷにぷにしていて旨そうなのだが、モンゴル人はこの脂身が大好物なのである。日本人が食べると強烈に個性的な臭いにやられてヒツジが大嫌いになる人も多いようだが、とにかく尻尾を切り落とすオーストラリア人のヒツジ飼育を見たら、モンゴル人は「なんてもったいない」と思うだろう。


ただもちろん、尻尾を残すことで、当然ヒツジは見た目が不潔になる。それに、地域にもよるが、人ですら貧困にあえぐ中、家畜であるヒツジはあまりいいものを食べていないために、毛の質も良くない。ウズベキスタンに行ったときは、ラクダ草という、地面から直接トゲが伸びているとしか思えない質素な草しか食べていなかった。そのため、スイカの皮を地面に放置しておけばヒツジたちによる争奪戦が勃発するし、ホウキを放置しておくだけでムシャムシャとかじり始める。そのため、ヒツジが子供たち(牧羊犬のかわり)に追い立てられて放牧地にやってくると、食べられそうなものはあわてて避難させないといけない。そんな過酷な環境で、ヒツジたちは飼われているのである。


想像してほしい。砂埃や泥にまみれて薄汚れたヒツジたちが、糞が付着してハエが寄ってくるようなお尻をゆっさゆっさと揺すりながら、人間が食べ残したスイカの皮に殺到し、バリバリと貪り食う姿を。果たしてそんなヒツジを、可愛いなどと言って愛でることができようか?




たしかにヒツジの着ぐるみをかぶった知弦さんは可愛い。しかし、アジアの過酷な環境でふとましく生きるヒツジを見たことのある私としては、どうか別の生き物の着ぐるみに取り換えて欲しいなぁ、なんてつい思ってしまう。



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