刀語 第1話「絶刀・鉋」

また声優さんにはつらいアニメが始まったなぁw いや、燃えるよこれ。面白かった。




・しゃべりまくる剣戟アクション


いや、戟(げき)は出てきてませんがw 刀と刀で切りあう戦いのことを、剣戟といいます。


戟、とは、古代中国で一般的に用いられていた長柄の武器のことで、矛というか、鎌みたいなやつ。古代に主流であった戦車戦では、弓矢を持った戦士と戟などを持った戦士が四頭立ての戦闘馬車に乗り込んで戦いました。その戟と剣をひとつの熟語にまとめることで、武器一般を指す用語になるのは話が分かるのだけど、どうして「刀と刀で戦う」という行為をも指すようになったのか、これが分からんですね。だれか国語に詳しい方、解説よろです。また、剣戟モノの作品ということで、剣劇と称しても良かったですけどね。主に語呂の問題。


さてどうでもいい雑談から入ったけど、まぁ気楽に楽しんで見れるアクションアニメでした。独自の時代設定とそこで描かれる人間模様はシリアスでありつつも、表面的なキャラの動かし方は雰囲気からの想像とは大きく異なる、極めてコミカルで可愛らしいものがあった。


それにしても、よくしゃべることこの上ないw せっかくの第1話で、さっそくアクションで魅せるシーンもあったのに、戦闘そのものはじつに短い尺でまとめてあって、その何倍もの時間をしゃべり通すという作劇。冒頭の過去シーンでも、わざと影絵&横移動型アドベンチャーゲーム(マリオみたい)な演出で象徴的な描写に終始していたりと、あくまでアクションそれ自体を長々と見せる気はないのだろうというのは分かった。西尾維新作品の映像化としては、これで正しいのだろうね。


もちろん、アクションに手を抜いているわけではない。むしろこういう近接戦闘って、一瞬で勝負が決まる緊張感が売りだと思うのだけど、アクションが短いからこそ、そうした魅力を引き出せていたと思う。実際に動きや見せ方は非常に巧かった。 




・キャラデザについて


恐らく、事前に今作のキャラデザを見たほとんどの人が、大きな違和感を感じたのではないだろうか。じつに奇抜で、主に悪い意味でインパクトがあった。


ところで、自分はアニメを見るとき、絵柄とかキャラデザはほとんど気にしない。漫画やゲームと違って、本来静止しているはずの絵に魂を吹き込む(≒動かす)のがアニメーション。そのため、アニメでは絵そのものよりも、それがどうやって”生きて”いるかが、問題となる。たとえ絵がイマイチだろうと、芝居がよければ立派なアニメ作品になるのだ。棒人間に萌えることだって、アニメーションでなら可能であろうと思っている。だから私は、アニメを見るにあたって、画風やキャラデザはほとんど問題にならないし、するべきではないと考える。


この作品は、そんな自分の考えを改めて噛みしめる作品であった。正直に言って、事前に公式HP等で公開されていた絵を見る限り、このキャラデザは「無し」だと思っていた。まったくもって、かっこいいとか可愛いとか思えない、つまり燃えないし萌えない。昨今の一般的なアニメキャラとの差異からくる違和感が大きすぎて、とても受け付けないと思った。ところがいざ動いているアニメーションを見て、どうだろう、しっかり燃えるし、萌えることができるではないか。


やはり、アニメーションは「いかに見せるか」がキモであると思う。キャラデザは魅力のひとつではあるが、それほど重要であるとは思えない。奇抜なデザイン性は、動きや構図の魅力、あるいはストーリーやセリフ回しの持つ魅力の前に、たちまちその違和感を消失し、むしろこのデザインでなければならない、と、思うようになってしまう。また、そう思わせるだけの作品であった。見事と思う。


なにより、今回出てきた二人の女性キャラなんか、めちゃめちゃ魅力的だった! ボケボケの奇策士はもちろんながら、なんですかあのエロいお姉さんは。病弱&知将&毒舌タイプだとか、なんてクリティカルヒットなキャラなんだろうw また登場してくれることを切に願います。正直、ドジっ子・とがめだけでは、この事業の行く末が不安すぎる。体力だけでなく策謀家としてもボケてるとか、だめだめじゃん。奇策を練るからではなく、奇異な策士だから”奇”策士なのではないのか。そこが可愛いとはいえ、お姉さんもついて行ってフォローしてあげて欲しい。とがめには優秀な突っ込み役が必要だ。





・今後への期待とか


尾張幕府(もしかして織田氏の政権?w)とか、人知を超えたワザを見せる忍者とか、奇怪な12本の刀のデザインだとか、このあたりは完全にファンタジーと割り切るしかない。歴史ファンとして、こういうトンデモ設定はあまり好きではないのだけど、まぁ仕方ないか。むしろこの設定を楽しめるよう、頭を切り替えていきたい。


この調子だと、毎回、1本の刀をめぐって敵と戦うという展開になるのだろうが、その中でどんなドラマを見せてくれるのか。なんか早速、とがめと七花は恋人ルートに突入しちゃってる感じだが、ラブコメ的な展開はどれだけあるのだろう。とがめが可愛すぎるので、ラブコメはもちろん、ピンチに陥るヒロイン的な活躍(?)にも期待。しかしせっかくサムライの世を舞台にした重たい設定を抱えている作品なので、軽い気分で楽しめるエンターテイメントな要素はほどほどにして、人情ドラマや熱いバトルにこそ注目したい。


そういう意味では、対峙することになる敵がどんなキャラかというのが、非常に重要になってくると思う。今回の敵はピエロみたいなやつで、セリフの妙は楽しめたが七花の相手としては物足りない。第1話は七花のすごさを見せれば良いのだからこれでOKなのだけど、次回以降、うまくドラマを盛り立てられるような、名ライバルの登場に期待だ。




そういえば、音楽を岩崎琢が担当するアニメって、ずいぶん久しぶりに見る気がする。ウィッチハンター・ロビンとか見てた頃は彼の感性に惚れ込んだものだったけど、最近では自分の見たいアニメをやってくれていなくて、随分とごぶさただった。


・・・と思って調べてみたら、大航海時代onlineの音楽は彼だったのかw 知らなかった。このゲームのBGMは何気に名曲揃いなのだけど、納得。どの曲を手掛けたのか気になるなぁ。ひょっとして全曲担当してるのだろうか。テーマ曲とか、アフリカあたりの海上のBGMとか、すごく好きです。「刀語」でも、今回も早速その見事な手腕を発揮していたが、今後のBGMとその使われ方にも注目しておこう。



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