バカとテストと召喚獣 第8話「暴走と迷宮と召喚獣補完計画」

これまでの鬱憤(?)を晴らすような召喚獣バトルアクションが素晴らしい。




・今回は作画回


つい先週、今作の作画レベルをけなすようなことを書いたばかりで、その舌の根も乾かぬうちにこんなことを言うのも自分自身どーかと思ってしまうが、しかしことアクションについて言えば、今回はじつに素晴らしかった! 第2話以来となる斉藤良成氏のコンテ・演出を、前回同様の物量作戦で見事に描き切った回だった。7、8話目というタイミングで気合いの入った作画回を持ってくるのは、いったいどういう意図の作戦なのだろうね。


シャフトなんかは序盤から全力投球みたいなトコがあって、それで中盤あたりに息切れに陥る傾向があるような印象があるが、大沼さんはそのあたりの反省を踏まえて、今作では尻あがりに調子を上げる先発完投型の調整を行っているのだろうか、などと邪推したくなる。


とくに今回なんて、前回と比べるとそれほど重要そうなエピソードには見えないわけで、言ってしまえば多少手を抜いてくれたところで何の問題も無かった話。序盤の頃はしょぼいとか言われていた召喚獣バトルをココにきて存分にぐりぐりと動かし見せつけてくるのは、ある意味、気合いを入れるポイントが間違ってるというか、それなら最初から云々って言いたくもなってしまうトコロだ。やはり制作状況を鑑みて、余裕がありそうだからということで、クオリティアップを行ったりしていそうだ。




・見どころ満載の本編


もちろん、今回の見どころは召喚獣アクションだけではない。アバンでの明久と美波のシーンにおいていきなりステップワークから描写を始めた時点で、「今回は動かすぞ」という意気込みが伝わってきた。本編でもちょっとした動き方にこだわった演技が追求できていたし、その見せ方もさすがに巧い。召喚獣アクションだけでなく、総合的によく動く回だった。また、Aパートではシステムの不具合を表現するエフェクトがかかっていたが、浮遊するπだとかバスケットボールだとかの記号とジグザグに走る光線がカッコいい。今作は背景描写がわりと簡単というか薄っぺらい印象があったので、このエフェクトが画面の密度を増大させてくれて良かった。


そしてBパートの召喚獣バトル。これはもう見事という他ないだろう。わざわざRPGやアドベンチャーゲーム風の展開にしたのはお約束として、その中で意表をついた演出や展開がふんだんに盛りこまれ、いっそうアクションの面白さを引き立てていた。まさか三角木馬でイジメられるとは思わなかったし、姫路瑞希との対決もえらく熱い盛り上がりを見せる。召喚獣同士のバトルと人間側の戦術駆け引きが見事にシンクロした一連のシーンは、拍手モノだ。


エヴァのパロディは個人的にあまり好かないのですけどね(←私はエヴァが嫌いですw)。けどそれでも、大袈裟な動かし方をしている回だからこそ使えるネタだったと思うし、センスの良し悪しは別として単純に描き方としては、面白かったし巧かった。




・補習の辛さと青春の思い出


Cパートは、戦いの後の達成感と、ひとつの祭が終わってしまった物悲しさとを美しく描く。明久や瑞希の生き生きとした表情に、熱いものがこみ上げるシーンだ。


思えば学校って、日々友達と会って過ごす時間はとても楽しいのだが、一方で勉強に縛られる苦痛を強いる場でもある。学生はいつもその両者を同時に味わっているわけだが、しかしたとえ嫌な勉強でも、ともに過ごす仲間の存在のおかげで、瞬時に輝かしい時間に切り替えることができる。


ようは、人生の幸不幸は心の持ちようだ、ということを最初に身を持って学ぶのが、学校という場所だ。青春時代の思い出ってどうしても、楽しかったこと、辛かったことのみに注目してしまいがちだが、その両方を併せ飲んだうえで”良い思い出”と言えるのが、幸福な青春時代であろう。




地獄のような補習。しかしその苦痛が、共に過ごす人がいるというだけで、悪くないと思えるようになる。瑞希や明久、そして翔子の笑顔は、不遇や苦痛を楽しみに変えるちょっとした工夫の大切さを、我々に思い出させてくれているようだった。


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この記事へのコメント

2010年02月25日 22:21
記事に関連のない内容で失礼いたします汗

じぶん「aniパンダの部屋」の管理人をさせていただいておりますaniパンダと申します。

最近TBでお世話になっておりますっ汗

このたび相互リンクをしていただけないかと思い連絡させていただきました。

まだまだ始めて3ヶ月ちょっと&文章にも面白みがなく考察力もないような新米なのですがよろしければ相互リンクしていただけないでしょうか?

ご検討お願いいたしますっ

失礼いたしました。
おパゲーヌス
2010年02月26日 00:34
>aniパンダの部屋さん
リンクのお誘いどうもありがとうございます。前から、いい記事書くなぁと思って楽しみに拝見させていただいております。

相互リンクですが、喜んでお受けいたします。今後もどうぞよろしくお願いしますね^^

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