はなまる幼稚園 第9話「はなまるな差し入れ/はなまるな夢/はなまるな夜」

筋肉といえば、記憶に焼き付いているのはシュワちゃんの「コナン・ザ・グレート」だなぁ。あぁ、でも最近だと「トロイ」は鮮烈だった。映画なんてほとんど見ない自分にとっては、筋肉映画の経験なんてそんなもんです。




・山本姉妹の魅力について


可愛くて、いつも朗らかで明るく、周りに元気の素を振りまいている、それでいて自分の色恋にはとんと鈍感な山本姉妹は、非常に良く作り上げられたキャラクターだと思って感心する。作者が実際に惚れた女性がモデルになっているのではないかと、疑いたくなってしまう。それほどに魅力的なキャラクターだ。


というか、作者自身の恋愛経験を、土田×山本先生と花丸先生×真弓のふた組のカップルに投影してるんじゃないのかなぁ。原作者が自身のアバターを作中に登場させることは良くあるが、仮に花丸先生が原作者の分身だと仮定すると、花丸先生と土田の人格・境遇の類似性からしても、土田自身が作者の第2の(むしろ第1の?)分身だと考えることも可能であろう。原作漫画を目にしたことが無いどころか、原作者のことなど一切知らないけれど、今回アニメを見ていて、どうしても考えないわけにはいかなかった。


漫画にしろ小説にしろ、物語作品を作る仕事というのは自分の経験や思考がダイレクトに反映されかねないので、因果な職業だなぁと思う。けれど、自分自身の持っているものを、恥を捨ててぶつけてくる作品というのは、出来映えの如何に関わらず、少なくない魅力を備えているものである。山本姉妹の魅力の根源は、彼女たちが原作者自身の思い出や憧れと密接に関わって生み出されたという点に、あるのではないだろうか。




・今回のお話


以前から ちらほらと出演し、いかにも”出来る妹”といった風に描かれてきた真弓。今回のAパートは彼女にスポットを当てたエピソードだったが、そこで描かれたのは、一生懸命なんだけど どこか抜けている、太陽のような女の子だった。まさに、この姉にしてこの妹あり、といったトコロか。


とくに、真弓の素晴らしい魅力をふんだんに描いておきながら、話の核になっていたのは彼女自身ではなく、真弓に秘かな想いを寄せるヘタレ漫画家という構造なのは、やっぱり「はなまる幼稚園」だなぁと思った。まさに土田を見ているようで、微笑ましい。


公園で、花丸先生が幼稚園児3人組に遭遇したくだりは、最高に笑わせてもらったw とくに彼のデリケートなハートをばしばし見抜かれてしまい身悶えするあたりなどは、ノリが「ギャグマンガ日和」っぽくて面白かったなぁ。




Bパートは、まずは一転して園児にスポットを当てる。夢に満ち溢れた子どもたちというのは、それだけで見ていてワクワクするものだ。とくに、メガネ君がサッカー選手になりたいと語っていたのは、なんだかしみじみしてしまった。アニメ的にはキャラに合わない言動だけれど、だからこそ”夢”というモノの輝きが、リアリティを持って感じられる。


けれどこのエピソードは、じつは園児たちよりも先生たちのお話であった。どうして幼稚園の先生になったのか。その理由には夢も現実もどちらもあって、各人各様の志望動機があったわけだが、直前に子どもたちの思い描く夢を見ていたからこそ、そうした夢を自分の人生の中でどう折り合いをつけながら叶えていくか、そんなことを考えさせられた。


人によっては、夢を後生大事に抱え込んで、そのために努力をする人もいる。その一方で、具体的な夢を持たずに、安直な感情や合理的判断で進路を決める人もいる。そのどちらもが人生であり、そのどちらもが尊いのだろう。


無限の可能性を秘めている子どもたちと、すでにひとつの選択肢を選びとってしまった大人たち。この両者の対比が、ただほのぼのと日常を描いているだけのエピソードに、深い味わいをもたらしていた。




そんな感慨深いシーンの直後に、つっちーを部屋に連れ込む草野先生の謎行動を持ってきたのは、なんというか、憎い演出だと思うw ちょっとドギマギさせておいて、結局は筋肉かよっ!w


先生たちの中で一番、夢と欲望に忠実に行動した草野先生。夢の素晴らしさを語るのではなく、夢に生きた結果としてこういった情けない展開を見せるのはしかし、あくまで肩ひじ張らずに、気楽に生きて行こうぜという、作品の持つひとつのメッセージなのかもしれないと感じた。




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次回は運動会をやるのか。組長の応援には期待大だが、それ以上に雛菊ですね。大いに楽しみにしたい。 


あと、なんだか不穏なタイトルもありましたね。告白!? 誰が、誰に?w 




それでは、今回は以上です。



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この記事へのコメント

ニーノ
2010年03月08日 11:27
初めて投稿させていただきます。いつもアニメレビューを興味深く読ませていただいてます。今回の話では山本姉妹の魅力がストレートに伝わって来るシナリオでしたね。ところで、本文中では花丸先生あるいはつっちーが作者の分身として扱われていると考えられているようですが、作者の勇人先生は女性の方なので、投影しているのはむしろ、山本姉妹の方かなあ…と思ったり。師匠の氷川へきる先生いわく、相当な美人らしいので、勝手に山本先生と重ね合わせでいます(笑)それでは、これからもブログの更新を楽しみにしています!
おパゲーヌス
2010年03月08日 12:00
>ニーノさん
コメントどうもありがとうございます。いつも読んで頂けているとは、大変光栄です。今後ともよろしくお願いします。

原作者についてですが、・・・えっと、女性!? 「勇人」って名前を見て、勝手に男性と判断していました。うーん、驚愕の事実ですw 

でもそうなると、花丸先生は氷川へきるの分身だったりするのでしょうかw もちろん誰が誰を投影しているかなんて、視聴者が判別するのは無理でしょうけれど、興味は湧いてきますね。

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