ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド 第8話「ニア ダーク」

まさかのおばぁちゃんネタ。あるあるw




・新章突入


1週の休憩を挟んで展開された「ダンス イン ザ ヴァンパイアバンド」第8話は、東雲ななみの狂乱とヒステリカの陰謀を中心に、新たな戦いの幕開けが描かれる。


第7話までは、学園という、社会の縮図のような場所を舞台にしたドラマであった。そこでは、夜の一族を警戒し恐怖する人間たちと、自らの優位を確信してやまないヴァンパイアの急進的な一派、そしてその両者を取りまとめようとするミナ姫の奮闘が描かれた。


それを受けて今回からは、事件をより大きな舞台へと移し、社会の中におけるヴァンパイアと人間たちの交錯に焦点を当てながら、ヴァンパイアバンド計画の進展とミナ姫たちの活躍を描こうと言う段階のようだ。EDが大改変されていたり(←めっさカッコよかった!!)、人狼の精鋭部隊が登場したりと、一気に話が壮大になってきた。期待感が急速に膨らんでくる。




・吸血鬼たちの悲哀とミナ姫


妖艶な描写がすっかり板についてしまった東雲ななみ会長。しかしただ無闇に快楽をむさぼる獣になり果てたわけではなく、清らかさを求める心情にすがりつきながら、体の外と内から吸血鬼の宿命にがんじがらめになっている様子が、じつに痛々しい。意せずして吸血鬼になってしまった者の悲哀を、全身で体現しているようなキャラだ。


そんな東雲ななみの、新しいマスターであるヒステリカ。”ヒステリー”にちなんだ名前だろうとは思うが、ダサい名前だと思ってしまうのは自分だけだろうか?w ヴェラトゥースと因縁深い関係のようで、こちらのキャラクター描写にも期待したい。ヴェラさんは以前にも寂しげな表情を見せることがあって、過去にどんな経験をしてきたのか、気になるところだ。


ところで泣けるほど情けないのが、ヒステリカの下僕になり下がった吸血鬼たちだ。いくらモブであり狼兵の引き立て役だからって、問答無用で斬り捨てられるなんて可哀相すぎるが、しかしここは、為政者としてのミナ姫の冷酷さを改めて実感するシーンだ。




どこまでいっても、ミナ姫は二面性の権化である。三枝由紀と心底楽しそうに語らい、東雲ななみを救って見せると断言した彼女が、その直後には数十名もの元・人間たちの処刑を言い渡すことの違和感。極めて合理的な判断であるからこそ、逆に感情的矛盾を多分に孕んだその行動原理には、戦慄せざるを得ない。


由紀が指摘するまでもなく、ミナ姫の持つふたつの顔のどちらが表でどちらが裏かというのは、大いなる謎である。いや、そのどちらもが表でありどちらもが裏であると思えてくるのが、ミナ姫というキャラクターの特徴である。そしてその特徴にこそ、彼女の抱える悲哀、この物語の根底に横たわる悲劇性が込められているように思う。


鏑木アキラは、このミナ姫の悲哀を支え、救ってみせることができるのだろうか。いたるところに悲劇性の要素を抱え込んだこの物語を、喜劇で終えることができるかどうか、主人公に課せられた命題は重い・・・。




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2週間ぶりに復活の「”第7回”ダンス ウィズ ザ ヴァンパイアメイド」。3バカメイドが完全にミニコーナー要員と化していて残念極まりないが、さらに今回はまさかの作者登場で出番がごっそり削られてしまったw 本編の出番拡張を目指して、めげずに頑張ってください。


それでは、今回は以上です。


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