はなまる幼稚園 第8話「はなまるなさかなやさん/はなまるなライバル」

夢を語らせたら、子どもは最強。




今回は再び園児たちをメインに据えたエピソード。どちらも、夢に向かって背伸びしようとする子どもたちの姿を微笑ましく、かつ力強く描く。




・家族と、夢


Aパートは両親のチカラになりたいと願う葵ちゃんの話で、とくに父親のカッコよさに憧れるという部分が、ぐっときた。男親の情けなさばかりが目立つ時代ですからねぇ。。。


大人に憧れる子どもたちが、仕事に惹かれ真似をしたがるのは当然の光景なのだけど、葵の場合はそこに”家族の絆”を見出そうとしているのが、健気だ。この子にとって家族とは、共に手を取り合って仕事をするという関係なのだろう。


だから、仕事を手伝わせてくれないのは、家族の正式な一員に加えてもらえていない、ということ。両親のことが大好きな一方、そこに自分の存在がない現状に対する不満。その不満と解消を、絵という装置を使ってモノの見事に表現してしまう演出が、素敵すぎる。もちろんオーソドックスな演出ではあるが、だからこその強みがあった。


その夏休みの絵については、ちょっとみんな上手すぎだろうとは思うのですけどねw まぁリアリティのない園児描写は今作の特徴であり魅力でもあるので、この分かりやすさはむしろ加点対象。逆に、これだけ精神年齢の高い子どもたちがふいに見せる歳相応の言動にこそ、可愛らしさのエッセンスが凝縮されている。「かわいい」と言われて照れた柊が、挙動不審にいきなりウンチクを語り出すシーンなんか、まさにその代表格。




・恋と、夢


Bパートは待ちに待った(?)雛菊の初登場。こちらはまた土田がおかしなフラグを立てたおかげで、泥沼の恋愛劇をさらに混沌とさせる役回りだが、”夢”というテーマが軸としてしゃんとしているので、突き抜けるような清々しさのあるエピソードだ。


恋って、夢のなかでも飛びきり夢らしい夢だと思う。なんだかワケが分からない言い草だが、つまり何が言いたいかというと、たとえ叶わないと分かっていてもつい諦めきれずに追いかけてしまう願望が「夢」なのだとすれば、恋はまさに夢そのものだ。もっと途方もない空想なら叶わなくても仕方が無いし、もっと現実的な願望ならそれは目標であり希望である。しかし恋だけは、自身の努力によってままになるものでもないし、かといってさっぱり諦められるほど簡単な感情でもない。だから人はそれに振り回されるのであって、人の人生にもっとも大きな影響を及ぼす夢が、恋である。


山本先生を見た雛菊は、一人の女性として、とても自分に勝ち目が無いことを悟った。大人な雛菊はそこで泣く泣く手を引こうとするが、そんな雛菊に、子供らしいストレートさで、夢を追うことの大切さを教えたのが杏だった。


夢の実現を心から願い信じることができるのは、子どもの特権である。だから、子どもは強い。最強だ。




子どもたちの、夢へと向かう意志。今回はそんな子どもたちの純粋な強さに触れて、つい忘れてしまいがちな大切な心の支えを、思い出させてくれるエピソードであった。




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次回はゲストキャラが登場するとかいう話だが、いったい何なのだろう? 3本立てのようだけど、こちらはいつぞやと同じく、2本+おまけ、といった感じになるのだろうね。楽しみにしたい。


それでは、今回は以上です。


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