ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第10話

オレンジ×☆☆☆



・傑作だと思った


今回のエピソードは、見事だと思ったなぁー。鍵の失くし方からして秀逸だったけど、ゆの×各人の様子を端的に表現してしまう小エピソードの質も高かったし、大家さんや吉野屋先生の道化にいい見せ場を与えつつ、思わず「ですよねー」と頷きたくなってしまうオチ。そうして最後は「ひだまり」らしくほっこりと締める。完璧な構成だったと思います。


そしてなにより、映像演出がクリティカルに面白いと感じた今回。鍵を紛失する場面はもちろん、唐突に謝罪会見が始まったり、ヒロの髪がありえない膨張をしていたりと、見どころ満点。ドラマの起伏が少ない分、映像表現に様々な工夫や遊び心が盛りだくさんになっていて、本当に面白かった。


個人的には、前回の記事でなぜか猛プッシュしてしまった なずなとゆのの、疑似姉妹っぷりがツボでした。お互い一人っ子で、姉と妹ができたみたいだと喜ぶ二人の絵の、なんて癒されることか。キャラ的にも近く、おっとりマイペースなところなんかそっくりの、まさに仲良し姉妹って感じで、この空気感、この笑顔が可愛すぎるっ!




・おもちゃと先輩の狭間で


みんなのトコロへ順番に泊りに行ったゆのだが、宮子とヒロは、完全に、ゆのをおもちゃ扱いしてるだろと思ったw そしてゆのを見てると、そんな扱いをしたくなるのが良く分かる。沙英はあまりゆのと絡まなかったけど、この子はこの子で、ゆのをぬいぐるみのように認識していたに違いない。


一方で後輩ズのところへ行ったときは、ゆのがちゃんと先輩をやっていて、微笑ましかったな。前述の通りなずなとの関係は本当に見ていて和んだけど、サバサバしている上にIT革命を経験している乃莉宅へあがったゆのは、少しだけ居心地が悪そうだった。乃莉は大人だよねぇ。




今回見てて改めて思ったのだけど、親しき仲にも礼儀ありというか、仲が良いのだけどそこまでベッタリというわけでもない微妙な距離感のとり方が、「ひだまりスケッチ」における人間関係の特殊さであり、心地よさでもあるんだろうなぁと思った。


人と人って、あまり近づきすぎると相手の嫌な部分まで目についてしまうもの。けれどひだまり荘の6人は、ゆのがあれだけ親しくしている宮子の家に初めて泊りに行ったという事実を見ても分かる通り、あまりお互いのプライベートには干渉していない。相手の懐に入りきらないところでとどまり、お互いがもっとも心地よい関係でいられるよう、無意識のうちに距離感をとっているように、見える。


強いて言えば、しばしば喧嘩を経験するヒロと沙英が、相手の懐にまで入り込んだ関係と、言えるだろう。ゆのと宮子は、まだそこまでの関係になっていない。今回の一件が、お互いがもっと密着して、より深い友情をはぐくむきっかけに、なるのだろうか。


さすがに今クールでそこまで描かれることはないだろうとは思うけど(というか、作品的にむつかしい展開か)、でもこの二人ならもっともっと親しくなれると思う。その転換点のひとつでも描かれることになれば、第3期の価値もぐっと上がってくると思う。期待しておきたい。




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次回はとうとう、卒業に絡んだ話をやるのかな? 分かっていたこととはいえ、実感としてヒロと沙英の卒業を突き付けられるのは、じつに怖いし、嫌だ。こんなわがままな視聴者に向かって、この重たいテーマをどう料理してくれるか、見ものだろう。




それでは、今回は以上です。


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