ひだまりスケッチ×☆☆☆ 第12話(最終回)

料理って、楽しいっすよね。




・赤トマトを推して人の腹中に置く


赤心、という言葉がある。嘘偽りの無い心、まごころのことで、「赤心を推して人の腹中に置く」と言えば、まごころをもって人と接すること、わけ隔ての無いこと。また、人を信じて疑わないことを言う(広辞苑より)。


いつぞや植えたトマトは、まるで6人の赤心をそのまま表すかのように、暖かい日だまりの中ですくすくと成長し、大きくて真っ赤な友情の果実を結んだ。それをたらふく腹の中に溜めこんだ6人は、もうすっかり、ひだまり住人として気の置けない友になっている様子を、見せてくれたましたね。これほど締めにふさわしいエピソードも無いと思うが、同時に、この調子なら4期もイケるんじゃないかという気もしてくるw


うちのブログでは何度も言ってきたなずなの描写も、いよいよ完全に、6人の輪の中に積極的に溶け込めている様子になっていて、なんとも微笑ましい。もしかしたらシリーズ中もっともセリフが多かったんじゃないのかw


もちろん、共通の目的に向かって各人各様に活躍して、最後には目いっぱいの幸福を味わいながら、明日はどんな幸せが待っているだろうと胸を膨らませる ゆの達全員の姿が、大変印象的だった。やっぱり「ひだまりスケッチ」はいい作品だよなぁ。




・料理をすることの面白さ


以前、何かで書いた気もするのだけど、自分はアニメの中で、食事にまつわるシーンを見るのがすごく好きだ。食べる描写もいいけど、どんなものを食べているのかとかも気になるし、なかでも料理を作るシーンというのがめちゃめちゃ好き。ヘタだろうとうまかろうと。


そんなわけで今回は、6人がいろんな料理を作っていく様が1話まるまる描かれて、もうそれだけで大満足だった。また、その描写の面白いこと面白いこと! ゴーグルどころか無駄にシュノーケルまで装備する宮子とか、手際良くサラダを盛りつけていく乃莉とか、見どころは満載だったわけだが、ストンストンとトマトを切り分けていく描写とかすごく面白い。


アニメ全般にも言えることだろうけれど、とくに料理って、カメラワークひとつ、ちょっとした演出ひとつで、全然見せ方の変わってくるシーンだと思う。料理をしている風景を背中から映せば、何ができるか楽しみにするワクワク感が醸し出されるし、鍋をかき混ぜる手の動きだけでリアリティが出てきて、まるで匂いが漂ってくる錯覚を起こすこともある。あるいは、キッチンそのものの描写(どこにどんな器具があって、それをどう活用するか)とか、料理中の「あるある」エピソードを盛り込んで見たりとか。料理がヘタなやつが包丁を持っていると本気でドキドキするし、スープがぐらぐら沸いていたり焼き物の音がするだけで、強く空腹を刺激したり。


そんな、一見すると地味だけど、でもやろうとすればすごく斬新になったり、作品世界がリアルに感じられたり、登場人物に親近感が湧いてくるのが、料理のシーンだ。だから、料理をしているというだけでとてもワクワクしながら注視してしまう。


最後の最後で、ひだまり荘という空間と、そこでくらす元気な少女たちを強く印象付けるのに、こうしてトマト回をやってくれたことが、何より嬉しいし、また極めて妥当だと感心した。


しかし、わりと何もしてないくせにまんまとご相伴にあずかった大人2名は、最後まで笑ってしまったけどw この緩さが、ひだまりの醍醐味ですね。




・さいごに


やっぱり最終回って感じがしない(というかしたら困るw)最終回。でもだからこそこの作品は、幸せになって和むだけのアニメではないというスタンスを貫き通し、日常のひとつひとつの経験と出会いの大切さを最後までしっかりと描き続けてくれた。いまさら言うことではないかもしれないが、でも、やはり素晴らしいアニメだと思う。


また何らかのカタチでアニメになってくれることを一番星に願いたい。4期は、、、さすがに厳しいかなぁ?w


それでは以上となります。お付き合いくださり、どうもありがとうございました。



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