キディ・ガーランド 第24話(最終回)「いつまでも一緒!」

どうしよう、面白かったw




・最終話雑感


やっぱり、巨大建造物の崩壊というのは、それだけで無駄に心を揺さぶられるなぁ。まんま「ラピュタ」を連想するような、壮大なエルデメテオールの崩壊。しかもその中で死んで行くのが、悪役のガクトエルではなく、トーチ&シェイドやリュビスといった、主人公サイドに心を寄せた思い入れのあるキャラだったというのが、もうたまらない。滅びゆく美しさを真っ向から描くアニメって近年少なかったので、すごくグっときた。


いや、まぁ死んで無かったんだけどw さすがは宇宙空間でも平気な奴らだけある。病室に括りつけられたリュビスは、なんだかまぬけな絵で可愛かったな。でも、パートナーのことを考えると笑うに笑えないのだけど。。。




・リーゼロッテとアルフリート


もっと高度に政治的な野望を抱いていると思っていただけに、その滅茶苦茶な破滅思想にはちょっと幻滅してしまったラスボスのガクトエル。もうこれはどうしようもない奴かなぁと思っていたがしかし、最終話でアスクールが歩み寄りを見せたことで、本人の心情としてはもちろん、キャラ的にもかなり救われた。


結局、この物語は、アスクールとク・フィーユのパートナーではなく、それ以前にリーゼロッテとアルフリートの物語であったと、言えるのだろう。へたに政治家としての主義や思想を掲げるよりも、遥かに純粋な兄妹愛のストーリーとして昇華されたと思う。有名どころで言えば「スター・ウォーズ」のダース・ベイダーとか、「コードギアス」のルルーシュとかと同じタイプの悪役であったが、描写の上手い下手は別として、その感情的な部分は、ダース・ベイダーやらルルーシュやらよりよほど真摯に伝わってきた。「スター・ウォーズ」エピソード3で、アナキンがダークサイドに転落した瞬間の描写とか、なんて薄っぺらいと映画館で憤然としていたのだが(笑)、ガクトエルの狂気と救済は、個人的には遥かに好感の持てる描写だった。


この事件の顛末は、とんでもないチカラを手に入れた主人公二人が、奇跡のようなパワーで銀河を救って見せた、というもの。言ってみればご都合主義の極致だが、もし今作が真面目に政治劇と能力バトルをウリにしていたら、許容しづらいトンデモ展開だったかもしれない。けれど、意固地なガクトエルが救われたことで、なんかもうすべて吹っ飛んでしまった。客観的に見れば褒められた展開ではなかったかもしれないが、それでも美しい結末だったと思う。満足だった。




・揺れる心と敵と味方


今作の面白いところは、アスクールにせよク・フィーユにせよ、一度記憶を失いながら、その記憶を取り戻したうえでなお、GTOのESメンバーとしてのアスクール、ク・フィーユであろうとした点だ。


アスクールは兄のこと、自身の血のことを思い出した時点で、鞍替えしていても良かった。ク・フィーユは記憶を操られていた時点での楽しい記憶を保持したままで(普通、記憶が元に戻ったら忘れるか、でなければ唾棄しているのがセオリーだ)、二人とも敵側の人間をよく知ったまま、微妙な気持ちの揺らぎを感じながら戦っていた。敵味方合わせて、サフィル以外はいまひとつ盛り上がりきれない、煮え切らない戦い方をしていたが、彼らの揺れ動く心理こそが今作の特徴であり、魅力であったと思う。


とはいえ一番の別嬪さんだったサフィルが救われなかったのは、残念だったけどなぁ。一番救ってあげたかった人物だった。愛は人を壊す。だからこそ、彼女を愛し救済する人が、現れて欲しかった。本当ならリュビスがその役をやらなければならなかったが、ディアが救いになっても面白かったと思う。まぁ、今となっては仕方が無い。




・我慢を試される作品だった


今作が脚本的にも映像的にも、お世辞にも出来が良いとは言えず(というかそもそも質を追求していないorできないでいるようだ)、せっかくの企画なのに残念だなぁとは思っていたのだけれど、でも楽しみ方をちゃんと見つければこんなに面白い。ブログを書くようになって、作品の見方が変わったと言うか、「誰でも言える批判点をあげつらっても面白くないから、まず好意的に作品の良いところを見つけよう」というスタンスでアニメを視聴するようになって、だいぶそのワザが見についてきたと実感していますw 


とくに、シリーズ序盤はしんどかったけどw キディ・グレイドの続編ということで期待してたのに、なんだこのクオリティはと、がっかりした。前作をまったく知らなかったら、とっくに切っていたかもしれない。細田直人のおかげで視聴意欲が一気に向上したのだから、やはりアニメーターって、たいしたものだと思う。細田回の戦闘シーンは保存して何度も見直している。


ともあれ、こうして無事に、楽しみながら完走することができて、ホっとしている。しかし終わってしまうと寂しいもので、もう1話くらい番外編で、シリーズ序盤のおバカなノリの回を見たいとか、考えてしまうなぁ^^ 




それでは、これにて以上となります。どうもありがとうございました。


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この記事へのコメント

田中
2010年04月02日 07:34
ミヌさんはコミック版キディ・グレイドリバースで登場した
ESメンバー・ダインです
たぶん
おパゲーヌス
2010年04月02日 11:35
>田中さん
コメントありがとうございます。でもコミック版は読んでないので分かりませぬ。申し訳ありません。

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