はなまる幼稚園 第12話(最終回)「はなまるなクリスマス/はなまるな気持ち」

結局そういうオチ・・・orz




・涙の最終回


とうとうこのアニメも終わってしまうかー。すごく好きで毎週楽しみにしていただけに、残念でならない。そういう意味だけでも泣けてくるが、本編のエピソードも思わずホロっとなってしまうようなお話で、とてもいい回だったと思う。


Aパートは杏の夢の話。大人バージョンの杏がつっちーと出会うのは(すべて妄想だが)これで2回目だったかな。しかし今回はまさに夢まぼろしのひと時といった感じで、その間に杏が、改めて自分の夢と恋に向き合うエピソード。幻想的な雰囲気の中、少し切ないラブロマンスだった。


大人になると言うことは、残酷だが、夢を忘れてしまうことと不可分の現象だ。子どもはいろんな夢を見るが、歳を重ねるにつれ、興味が狭まったり、自分の可能性に限界を見たりして、夢を見ることをやめてしまう。


夢の中で大人になった杏もまた、一番叶えたかった夢を見失いかけた。けれど、大切な友や仲間の後押しで、ちゃんと自分の夢を取り戻した。それが所詮は夢でしかないことを悟っていた杏がすごく健気で胸を打つシーンだったが、いつまでもこの夢を忘れずに、そのままの元気な杏として成長して欲しい。またそんな杏の姿から、改めて自分自身の夢や希望を問い直すエピソードでもあった。


こんなことを言ってはなんだが、この「はなまるなクリスマス」が素晴らしすぎて、このエピソードをもって最終回としてくれても良かったなぁと思う。でも、仮にAパートが杏を主人公としたドラマ、Bパートがつっちーを主人公としたドラマとするなら、つっちーメインのエピソードで締めたというところに、今作のスタンスがはっきりと見て取れる。放送される時間帯が違ったら、この順番は逆だったかもしれない。




・そしていつもの鞘に収まる


Bパートは今度はつっちーの恋をテーマにしたエピソードで、いよいよ山本先生に告白するんだと思って本気でドキドキしたw


つっちーと桜の学生時代のエピソードを絡めて、つっちーが珍しく恋物語の主軸としてちゃんと機能していたのには目を見張った。「自業自得」と結論付けられてしまうつっちーは可哀相だが、桜を励ました場面のつっちーは素晴らしくキュンとさせる。男じゃないか、つっちー!


そんな伏線があったものだから、いよいよ山本先生に本格的に気持ちを伝えてくれるだろうと思ったのですけどね。涙を浮かべながらの杏はこっちまでもらい泣きしてしまうほど迫真の描写だったし、つっちーなりに精一杯頑張って山本先生に迫る様はカッコよかった。それだけに、このオチはちょっとがっかりというか、画面の前で「それはない!」と叫んでしまいたくなったw


まぁ、これが「はなまる幼稚園」という作品なんだろうなぁとは思う。つっちーというキャラと、山本先生というキャラを、きっちりと決められた枠内で動かした。また、あまり真面目になりすぎないラブコメとしての作品のスタンスも貫いた。


ただ・・・ただ本当に、そこは貫くべきスタンスだったのだろうか?w いや面白かったのは間違いないんだけど、2期をやるなら別として、これでアニメ版「はなまる」を終えるのなら、成否は別にしてもちゃんとつっちーの気持ちを山本先生に届けて欲しかった。原作への配慮なのだろうか。それとも賛否の起こるのを気にして結論を投げたのか。何にしても、せっかくの最終回なのに結局、もとの鞘に収まって終劇と相成った点には、苦笑いを禁じえない。


というか、おれのドキドキをかえせ!w




・シリーズ感想


まぁ不満は言うほど大きくはなくて、とにかく毎週毎週、最高に楽しませてもらった作品だった。まず絵柄の可愛らしさがあり、ラブコメとしては特殊な設定も巧く生かしながら、安定した高いクオリティのアニメーションでじっくり魅了してくれた作品。見事な良作だったと評したい。


個人的には、OP曲が非常にヒットした。最初は無難な曲だとか思ってたけど(EDがインパクト大きかったため)、でも毎週見てるうちに、だんだんじわじわと脳内を侵食されてゆく心地よさがあったw 結果として、OPEDでうまくバランス取れていたなぁ。巧い戦略だったと思う。


一方のEDだが、最初はまさか毎回変わるとは思わなかったのだが、毎度毎度ものすごいクオリティで、それこそ本編で自重している分、EDで頑張っちゃった感があってとても面白かった。ただ、映像のインパクトの一方で、さすがに曲がいまいち残らなかったのは致し方ないかな。それほど名曲揃いというわけでもなく、まぁキャラソンとしてならアリかな、というレベルの楽曲が多かった印象。キャラソンの売上はどうなのでしょうか。


ED曲でとくに記憶に残っているのは、第4話「発動!!らぶビーム☆」(もちろん映像込みのインパクト)と、第7話「黒ネコのジャズ」でしょうか。とくに「黒ネコのジャズ」は好きだなぁ。つっちーとさつきのデュエットというシチュも萌えた。NARASAKIという人は面白い曲を書く。


本編に関しては、最終回にさつきが出てこなかったりと、若干サブキャラの扱いに差が大きかった印象は否めないものの、だからこそ、つっちーとその周辺の物語を余裕を持って丁寧に描いてくれていた。さつきや真弓の出番をもっと見たかったので残念といえば残念だったけど、これはまぁ仕方ない。しかしだからこそ、最終エピソードのオチはなおさら悔しいんですけどね。このオチをつけるくらいなら、無理やりにでも全キャラ出演させるドタバタ劇とかにして欲しかったかなぁ。


どのアニメにもお決まりのように「2期を」と言うのは、なんだかあまりいい気分はしないのだけれども、しかしこのままでは消化不良なのも事実。ヘタレつっちーの恋の顛末が、なんらかのカタチでまた描かれることに、わずかの希望を託したい。



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というわけで、以上となります。どうもありがとうございました。



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