荒川アンダー ザ ブリッジ 第1話「1 BRIDGE」

金星人なら、寒いのはダメだろう



金星には二酸化炭素を主成分とし、わずかに窒素を含む大気が存在する。大気圧は非常に高く地表で約90気圧ある(地球での水深900mに相当)。膨大な量の二酸化炭素によって温室効果が生じ、地表温度の平均で400℃、上限では 500℃に達する。温室効果のため、金星の地表は太陽により近い水星の表面温度よりも高くなっている。(wikipediaより)



つまり、金星人であるということは、仮にそんなイキモノが金星の地表付近に住んでいるのだとすれば、ものすんごい高温・高気圧の環境で暮らしているはずだ。だから、そんな金星人が地球にやってくれば当然、どんな炎天下だろうと極寒の気温に感じられるだろうし、大気圧も薄すぎて、それなりの防護服を身につけなければたちまち体内から破裂してしまうだろう。


しかし、こうは考えられないだろうか。仮にニノさんが高度な科学技術で地球人型の防護スーツを装着した状態であって、その正体は我々の考えなど到底及ばない存在である可能性は高い。またそうなると別に金星の地表付近で生活する必要はないわけで、たとえば元来はまったく別の星に起源をもつ流浪民が、金星付近に定住し、長い年月を経て金星人を名乗るようになった・・・と。


仮にそうだとすれば、猛暑の地表付近に住んでいる必要はなく、定住場所は地中でもいいし、衛星軌道上でも良い。だからこそ、寒さに耐性がある的な発言が、飛び出したのかもしれない。


カッパがニセモノだったからと言って、金星人もそうだとは、誰にも言えない。。。




・とにかく笑った!


いったいどんなアニメになるか、事前にはまったく想定してなかったのだけど、「ギャグアニメらしい」というのと、「シリーズ構成・赤尾でこ」ということで、どうしても「夏のあらし!~春夏冬中~」のギャグ回を連想してしまい、あまり期待できないかもなぁ、なーんて思っていたのですけどね。


それが、どうしたことか。もう笑った笑ったw いくら原作のネタが良かったとは言っても、この映像化は見事だったんじゃないでしょうか。原作知らないので全然分かんないけど。


これはあれですかねー、音響の勝利じゃないかな。声優のセリフの掛け合いで、どこまで魅せることができるか。またそれをSEとBGMでどう盛りたてることができるか。乱暴に言えば、映像はオマケであって、例えば原作漫画をそのままスライドショーにした読み聞かせ企画とかでも、同じくらい笑える作品になったんじゃないかと思う。


しかし逆に言えば、シャフトの必要性をあまり感じさせない作品でもあった。映像としては、ところどころに散見される光と影の使い方等を除けば、シャフト的演出法をほとんど感じさせない、無難で手堅いアニメーションだったように思う。シャフトファンとしては、この傾向はちと寂しい。マンネリ化しつつあるシャフト演出を脱した先が、とっくにマンネリ化している普通のアニメーションだったら、改革の意味はないわけで、シャフトにはより高いところを目指して欲しいという期待がある。今作はこれはこれでまぁいいとして、でもちょっと不安を覚える最近のシャフトなのでした。




それと、赤尾でこで不安とか思っちゃったけど、「第1話」「第2話」とエピソードを細切れに見せてつないでいったのは、素晴らしい発想。シリーズ構成のアイディアか、はたまた別の誰かのアイディアなのか。ここはとにかく見事で、テンポが相当良くなったと思う。「WORKING!!」とかもこういうやり方でいいんじゃないかとか。逆に、なんでいままでこういう手法があまり用いられなかったのか?とか。いろいろ考えさせられる、興味深い構成だった。




・劇伴担当は横山克氏


「クイーンズブレイド」シリーズで、もう本当に素晴らしい楽曲を手掛けていた横山克。QB1期の第1話を見た時から、この人には注目しておこうと心に決めた作曲家だったのだが、その横山氏が今作の音楽を手掛けると言うことで、こちらには大いに期待をかけさせていただいた。


まぁさすがにこの作品で、QBで聞かせてくれたような荘厳なオーケストラを流すわけにもいかないわけだが、今後アニメの劇伴を手掛けていく上では、どんな作品にも対応できる作曲の幅の広さを見せなければならない。その点も、今作は要注目だ。


とはいえ第1話では、どアタマに流れた曲くらいしか耳に残らず、画面の中で繰り広げられる不条理ギャグの連鎖に完全に心を奪われてしまったw なので、第1話はあとで録画をじっくり見直しながら、今後の楽曲(音響演出にも絡めて)を、楽しみにしたいと思う。



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というか、ギャグアニメってすんげー感想書きづらいんですけどっw 次週以降もなるべく頑張ろうとは思いますが、はたしてどこまでチカラが持つか、自信がありません。


とりあえず、今回は以上です。




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<追記>


なんか改めて読んで見ると誤解を生みそうな記事だと思ったので、突っ込まれる前にフォローしておく。


上で「シャフト的演出をあまり感じさせない」と書いたのは、ぱっと見の画面世界の話ではなく(むしろ画面的には思いっきりシャフト臭いわけで^^)、その演出が、シャフトである必然性を感じさせない、というか。うーん、表現しにくいなw こう、画面の中で繰り広げられるアニメーションが、「今作はシャフトが作りましたですよ」という分かりやすいテンプレ的な表現でしかなく、いくぶん表面的なシャフト臭にとどまっているに過ぎない、という意味だ。


シャフトファンとしては、もっと良い意味でも悪い意味でも、芸術的あるいはおふざけ的に暴走してほしいわけで、そうした中での作り手と受け手の情熱的なせめぎ合い、つばぜり合いこそが、シャフト作品にみられる最大の魅力だと思うわけで。そういった挑戦的な態度が、今作の画面舞台からはあまり伝わってこなかったのが寂しい、という話。「まりほり」も同じ理由で、個人的にはあまり好きではなかった。


まぁ今作はギャグアニメではあっても、映像よりも漫才と展開の発想で勝負する作品なので、映像表現はそこまで追求しなくていいのだろう。

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この記事へのコメント

2010年04月05日 18:30
こんにちは^^

とにかく笑ってしまいましたね。ギャグもそうなんだけど、神谷さんのオーバーリアクションっぷりがそれに拍車をかけてくれてるんですよ。それだけでも十分です。

>>「第1話」「第2話」とエピソードを細切れに見せてつないでいったのは、素晴らしい発想
これは私も素晴らしい発想だなと思いましたよ。おかげでテンポ良く見れましたからね。てか、4コマ漫画原作のアニメなら積極的に取り入れてもいい手法だと思う。

それでは、コメント失礼します。
nationwise
2010年04月05日 19:10
いつもTB有難うございます。
話数を細かく区切るのは原作準拠です。
原作漫画でも、1巻で25話ぐらいになっちゃってます(笑
おパゲーヌス
2010年04月05日 22:57
>YUMAさん
本当に、神谷さんの演技は、いつもながら素晴らしいですね。この作品は声優さん中心に、この調子で突っ走って欲しいです。


>nationwiseさん
コメントどうもありがとうございます。いつもお世話になってます。

自分が「見事なアイディア」と評したのは、アニメの手法にこの細切れ展開を導入したという発想についてです。YUMAさんも仰ってますが、よくテンポが問題にされやすい4コマ原作アニメ等でも、とっくにやっていておかしくない手法だったと思う。仮に原作や、あるいは他の作品に着想を得たアイディアだとしても、それをこういうカタチで映像化したことを評価したいと思っています。

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