けいおん！！ 第８話「進路！」

イタタタっ！胃が痛いぞコンチクショー



幼少時のほんわかエピソードで誤魔化してはいるけどさ、、、あれだよねー。将来ニートでいいやとか本気で考えてる大きいお兄さん方を、否応なく人生の荒波の中に引き戻して突き落とそうって魂胆だよねぇ。「進路」とか「将来」とか「真面目に考えなきゃだめだよ」とか・・・


働きたくないでござるーーー！


一生、モラトリアムでいたい。生きるためだけに社会の歯車に埋もれるのは嫌だなぁ。




冒頭から、くどいほど何度も何度も挿入される亀の絵と、「もしもし亀よ」の童謡。亀がうさぎに競争を挑んで勝っちゃうお話、なんていったっけ。さるかめ合戦？　


あのお話ってやっぱり、コツコツとやること、自分の決めた道を進むこと、諦めないことの大切さを、教えてくれる物語なわけじゃないですか。ってことは今回のエピソードも、将来設計はコツコツと堅実に、でも具体的な目標をきっちり定めて努力しなさいよ、という文脈で、唯と亀を連想させているわけだよね。今回唯は、最初から最後までダメダメなんじゃねぇのと思わせておいて、でも彼女なりにみんなの話を聞いて回って色々と考えていた。ニートまっしぐらのあの唯が！　


これは恐ろしい描写だと思いましたよ。苦痛の無い空想世界へ逃避させてくれる作品だと信じていた今作が、にわかに突き付けてきた現実という名のプレッシャー。これが本当にあの「けいおん」なのだろうか？


しかもそれだけじゃない。唯と律が二人して提出した進路希望「ミュージシャン」。即答で却下って！　もうちょっと助言なり譲歩なりしようよ、さわちゃん？　あれでＯＫが出たら確かに本気でミュージシャン目指してる人に失礼だが、さりとて即決で却下って判断も、やはり夢を追いかけている若者たちの希望を奪う行為だと思った。あそこは、ミュージシャンを目指すのならどんな道を辿ったらいいのか、担任なり進路指導教員なりが親身になって一緒に考えてあげるべきではなかったのか？　まるで自分が、大学卒業時に進学という道を選ぼうとしたときに、学校の就職課が何の相談も対応もしてくれないまま、安易に道を選択してしまった経験がフラッシュバックされたよ。ただのギャグシーンと思うなかれ！


進路は一人で決めなければならないものではない。一人で決めても良いものだが、決められないなら決められないなりに、教育者や保護者が道を指し示してあげるべきだと思う。唯の、「ダメな子は愛されはするが、所詮、人生もダメ」的な描写が、なんとも切なく、痛かった。本気でミュージシャン目指して見せろよそこのバカ二人！！！



・・・というわけで、自分のダメさ加減を棚に上げて吠えてみたら、いっそう自分のダメさ加減を痛感したエピソードでしたとさ。トホホ。




にほんブログ村
↑ランキングに参加中です。拍手の代わりですので、読んで良かったとちょっとでも思ったら、クリックしてもらえると嬉しいです＾＾



----


※誤解無きように願いますが、今回の記事は完全にネタですから！！ｗ


今週も素晴らしく面白かったです「けいおん！！」。あずにゃん可愛すぎ。でも自分はマユゲ派ですけどね！