迷い猫オーバーラン! 第13話(最終回)「迷い猫、まとまった」&シリーズ感想

今回はヒロイン3人衆によるキャラクターコメンタリー。1話分使って放送するなんて、不思議なことするアニメだよなぁw




・コメンタリー感想


「化物語」の特典コメンタリーほどのクオリティを提供してくれるのなら別だが、一体今作でキャラコメやるのはどんな価値があるのだろう、誰が得するのだろうと、多くの方は思ったことだろう。かく言う私もその一人だったwww


そんな誰得感が最後まで付きまとってしまう第13話。でも当初想像していたよりずっと面白くて、とくに会話のテンポが割と良く、ホイホイと話が繋がっていったので、飽きずに楽しむことができた。うむ、なかなか面白かったではないか。


とくにあれですね、千世に扮する井口裕香の演技がいい感じに暴走していて、聞き応えがあった。「にゃんこい」の時も思ったのだけど、井口さんはキャラ壊すような演技をやらせるとすごくいい味を出すなぁ。ただ可愛くて萌えるだけではなく、こういう幅のある演技を聞かせてくれると言うのは非常に良い。


とくにこの作品は、千世と家康がとにかく暴走しまくって、それで作品としての勢いを加速させていたのが大きな魅力だった。それは脚本やアニメーションについてももちろんなのだが、何と言っても声優の演技(およびそれを可能たらしめた音響演出)が見事にハマっていたと思う。今回のコメンタリーも、家康の出番は無かったが、千世の暴走が良い効果を発揮。彼女の持ち味であるこの暴走っぷりが無かったら、このコメンタリーは魅力半減だったと思う。




しかし、なぜコメンタリーなのか。まさか突然、降って湧いたように13話目の枠が確保されたわけではないだろうから、きっと1話分のアニメを作る金が無かったのだろうな、なんて思いたくなるwww 真相は謎ですが。


監督交代制もそうだけど、たぶん非常に苦しい製作環境しか用意できないという状況の中で、それでもなんとかして視聴者に面白いものを提供したいという苦心がよく伝わってくる。散々批難されている監督交代制だけど、最初から恵まれた製作環境が与えられていて、選択肢が無数にある中でアニメが作られる場合、その出来の良し悪しはかなり作り手の責任に求められるかもしれない。けれど今作の場合はそうではないのだから、極めて限られた選択肢しか選べない中で、あえてインパクトを残せる企画に踏み込んだ英断は、評価してしかるべきだと思う。




・シリーズを振り返ってみる


さて今回は、文乃たち三人と一緒に過去12話分のエピソードを振り返ってみたわけだが、やはり印象に残る回というのは、出来の良し悪しは別としても非常に楽しめていたなぁと思いだす。


とくに良かったのはやはり第1話と第4話。どちらも、後から何度も見返したくなるような、じつに見事な回だった。アニメーションが面白いと、それだけで作品の魅力が爆発的に向上するわけで、そんなアニメーションの魅力を最もよく追求できていたのが、1話と4話だったと思う。


それからこれは全話数にある程度共通して言えることなのだけど、改めてこうやって過去の映像を編集して見せられると、今作の映像表現の魅力を痛感させられる。作画のクオリティは総じて低いが、一方で見せ方にじつにこだわったアニメーションになっている。個々のキャラの特徴的な演技や要所要所で多用されるデフォルメは、脚本やキャラクターの魅力を大いに引き立てるだけでなく、絵そのもので積極的に、魅力をアピールできているカットがたくさんある。こんなに見応えのあるアニメだったかなぁと、ハっとさせられた。


ただやはり、ドラマが印象に残りづらかったのは事実w これは、途中暴走してたからという理由では断じてない。


自分はそこまで記憶力悪くないつもりだし、そもそも好きで見ているので、おかしな暴走が何週間続こうとも、ちゃんとドラマを楽しむことは出来ていたつもりだ。その上で、そこまで入れ込むようなドラマでは無かったのは事実。ああ、脚本がヘタクソという理由は、これは小さくは無いです。それにやはり、ドラマに充てる尺が短すぎてあまりドラマティックなストーリーを見せられなかったというのは、事実でしょう。けど仮にもっと大真面目にストーリーを見せてくれたとして、やはりそこまで入れ込めないだろうなぁという印象。それもあって、暴走回がすごく楽しかったというワケ^^




・今作に期待していたことと、その評価



結局、自分は「変なことをやろう」という姿勢が大好きなんだよね。そこには、ただ変なことが見たいというのではなくて、一見何の役に立つか分からないような冒険心の中にこそ、芸術が発展する兆しが出現するという期待感があるからだ。仮に資金とか人材とか時間の問題で、どうしても60点70点しか取れないというのが分かったら、それを目指すよりも解答用紙を破り捨てて別のことをやり始めるくらいの大胆不敵な姿勢が、創作には求められると思う。


果たしてアニメ版「迷い猫」がどんな価値を我々に残してくれたかは疑問だが、スタートラインから目指していた先が普通のアニメとまるで違うというのが、すごくドキドキしたし、期待もさせた。その期待は、「きっと面白いものが見れるぞ」では無くて、「何か特別な経験が出来るのではないか」という期待だ。そしてその期待に、かなり良いカタチで応えてくれた作品であったと思っている。




そんなわけで、色んな意味で記憶に焼きついたこの作品、アニメファンとしてとても貴重な出会いだったと確信しているし、なによりとても楽しませてもらいました。あと、ブロガー的には中盤の暴走回、アクセス数が爆発的に増加したのは美味しかったっすww コメントや気持ち玉やブログ村バナークリックと、けっこう反応もらえたのがすごく嬉しかったです。どうもありがとうございました。




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それでは、これにて以上となります。



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