生徒会役員共 第10話

なんだこのラブコメチックな展開はっ!?




・今回はすべてにおいてしっくり


ここまで違和感を感じずにみれた回は、初めてだったんではないかなぁ。自分がキャラの性格を飲みこめてきたのか、作り手の見せ方に進化があったのか、それとも今回だけたまたまだったのか。何にせよ今回はいつも以上に面白かった。


とくに横島先生関連ね。この人の絡むネタがいままではどうにもしっくり来なかったのだけど、ムチで叩かれた跡についてシノが食いついたのを見た時、自分がずっと見たかった横島先生と天草シノの関係がやっと見れたと思った。今までのパターンだったら、せっかく横島先生が下ネタ振っても、シノがドン引きして終わっていたからね。なんでこの先生相手のときだけシノは一般人になり下がるのかと疑問だったのと同時に、横島先生の素晴らしいキャラがまったく活かされていないで潰されているように感じていたので、今回はなんかすごく満足した。


それでいて、「開いた口がふさがらない」のネタは、まだ男性経験どころかピー(※自主規制)を突っ込んだことも無いハズのシノなら、ドン引きしていても大いに頷ける場面。こういう使い分けができるようになると、作劇に説得性が出てギャグの面白味も俄然増す。


あるいは、津田のいない状況で横島先生の相手をしなければならなくなったスズが、先生の下ネタをうけて全力で津田を探し慌てふためくシーンもじつに良かったなぁ。キャラクターの立ち位置や関係性をうまく活用したネタで面白かった。



もちろん横島先生以外の面々についても、十分に面白いネタや描写で満足だった。畑ランコはセリフとキャラ描写が毎回秀逸だが、今回はさらに脚本構成上の巧さ(「いったれカエデちゃん」コーナーはすでに自分のモノだった云々)もあって、本当にこの作品は畑ランコを使うのに、なんでこんなに豊かで面白い発想が出来るのかと、舌を巻いた。なんだか制作者の手を離れてキャラがどんどん独り歩きしているようで、それがすごく魅力的だ。


あとあと、世界史の先生可愛かったなっ!!w




・津田がカッコいいぞ


シノがもじもじと頬を赤らめながら津田を後夜祭のフォークダンスに誘うだなんて、いったい今作はいつからラブコメになったのだろう?w ムツミもなんか乙女チック目線で津田のことを眺めていたし。


しかし「なんでこいつがこんなにモテるの?」という疑問(というか嫉妬)を、あまり感じさせないのが津田タカトシの、ひいては今作のひとつの見どころだ。最初はなんだか冴えない男で、ラブコメの主人公どころかツッコミ要員としてもじつに頼りない感じだった。だがそんな彼も、仕事上は有能な生徒会メンバーに揉まれて、すっかり頼れる男子に成長した。


文化祭と言うシチュエーションで、男手が足りないからという理由で引っ張りだこになっている様子だけでも、かれが生徒会副会長としてだけではなく、全学の男子生徒の象徴的存在として、大変好意的に受け入れられているのが良く分かる。またそんな取ってつけたような描写だけでなく普段の描写から、彼のソコソコ真面目な働きぶりは好感が持てる。決して主人公特性の持ち主ではなく、だから何でもそつなくこなせる秀才では全然ない。疲れたら怠けるし、嫌なことがあれば愚痴のひとつだってたれるし、そもそも好きでも無い生徒会活動にそこまで熱をあげたりはしていない。あくまで平凡人らしい感覚で、しかしそれなりに精を出して頑張っている。それに加えて彼の善良さは色んなシーンで垣間見せてくれていて、人格に棘が無い。ここが、我々に感覚の近い身近なキャラクター性を獲得できている所以だろう。



それでいて、彼は端正な顔立ちをしていて背も高いし、なかなかいい男なんだよね。とくにアリアの家を訪ねたときの私服が、なかなかキマっていた。シンプルながら洒落たファッションで、思ってた以上にカッコよかった。ちょっと前の話数までは、今作で、とくにシノ達変態を相手にラブコメ展開は絶対に似合わないと思っていたりしたのだけど、今の津田ならラブコメも全然アリだ。


ひとつ残念だったのがお化け屋敷。怖いのが嫌いなスズが津田と一緒にお化け屋敷に入るのなら、当然そこは津田にしがみつく場面だったんじゃないのか?w




・文化祭描写について


今回はCパートで文化祭が行われた。学園モノのアニメで文化祭といえば、作品のクオリティとスタッフの発想力が如実に現われる重要なイベント。


今作は、さすがに京アニ作品ほど濃密な文化祭はできなかったけれど、逆によりリアリティある文化祭を丁寧に描けていたのではないかな。カタチだけ出店や定番イベント(それこそ、お化け屋敷とかメイド喫茶とか)を描くだけではなく、ちゃんと文化祭を描こうと言う意識がよく伝わって来た。


こんなところで書くのもどうかと思うけれど、京アニの文化祭って、あまりに発想が見事すぎて逆に現実とのギャップを痛感させられるきらいがある。美術的にもネタ的にも、有能なスタッフが面白いものをじゃんじゃん詰め込んでお祭りを演出しているのが、まるで夢の国のような輝きがある一方で、高校生の文化祭としてはあまりにもやりすぎに見えることがしばしばある。


その点今作は、ぐっと高校生らしい手作り感満載の文化祭だったのではないかな。アバンから、ポスター作ったりして準備している生徒たちの様子が描かれていたが、まさに同じようなことを自分もやっていたなぁというのが思い出されて、懐かしい気分になった。このやり方で、文化祭の真っ最中の描写ももっと尺をとって描いて欲しかったなぁ。津田が眠ってしまったことで、都合良くカットされてしまったのはもったいなかった。チアが踊っていたりとか、細かいところでけっこう頑張っているのが今作の作画的な面白さであるので、オリジナル展開を増やしてでもがっつりと文化祭イベントを取りあげて欲しかった。


せめてEDは特別版にして、フォークダンスの様子をスライドショーで見せてくれたりしても、良かったんじゃないかな。まぁこればかりは仕方ないw




今作の場合は、主役達が文化祭ではあまり派手な仕事の無い生徒会だということで、文化祭というイベントはそれほど重要度は高くなかったのだろう。そういう意味では次回のクリスマスイベントは大いに盛り上がりそうだ。今回、いい感じにラブコメ的描写を挿入してきていたのを、もっとふんだんに見せてくれるかもしれない。楽しみだ。




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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

カニメガネ
2010年09月05日 03:11
おパゲーヌスさん、こんばんわ。
いつもお世話になっております。

生徒会9話のコメにて、お名前を間違えてしまい、大変失礼致しました。本当に申し訳ありませんでした。

>今作の場合は、主役達が文化祭ではあまり派手な仕事の無い生徒会だということで、文化祭というイベントはそれほど重要度は高くなかったのだろう。

成程。
今までイベント回では、普段以上に原作を肉付けしていたのに、今回やけにあっさりだなと思ったのですが。
物凄く納得しました。

それでは、失礼致しました。
おパゲーヌス
2010年09月05日 03:55
>カニメガネさん
こんばんは。名前に関しては、「パ」と「バ」は本当によく間違われるので、あまり気にしていません^^ 

文化祭において生徒会が何をやっているのかは、実際は学校によっても違うと思いますが、ウチのところは地味な作業ばかり多くて大変そうだなぁという記憶がありました。アニメ的には、せめてシノは水着コンテストに出るべきだったのではと、思いましたけどねw

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