アマガミSS 七咲逢編 第三章「ヘンシン」

えーと、なんだったんだコレは?w




・七咲逢の真価と敗北


謎の外人に新規オープンする遊園地の招待券をもらったところから今回はスタート。純一がうまいこと理由を付けて七咲と兄弟ぐるみのお付き合いに発展させようとヘタレな努力を展開しながら、その意を汲んで七咲も、こちらはこちらで弟に風邪をひいてもらって(笑)、強引に二人きりのデートを演出。遊園地へ向かう場面から既に手も繋いじゃって、中多紗江編の時とはうって変わって積極的な後輩ヒロインの前に、たじたじになる純一がむちゃくちゃ羨ましいシチュエーション。


それにしても、七咲編第一章の記事で、七咲逢はツンデレではなく小悪魔系だった、と驚きを込めて書いていたのだけど、今回はまさにそんな七咲の蠱惑的な魅力が、大いに発揮されたエピソードだった。


デートの導入部分はもちろんだが、キスをした翌日の平気を装う態度や、あるいは公園での純一とのやり取りもそう。七咲編の純一はとにかくヘタレで押しの弱い男子として設定されているので、ここぞとばかりに七咲の攻勢が繰り出される様は圧巻。純一の本心などお構いなしに、強引に心の中に割りこんでいって惚れさせてやろうと言う魂胆が、七咲自身の自覚の有無に関わらずはっきりと見て取れる。ネコが、ネズミに傷を負わせながらもしばらく殺さずに弄ぶように、七咲逢は年上の男を揺さぶり弄んで楽しんでいる。そこにはしかし、魔力のようなチカラがあるのだ。




しかし、だ。今回はそんな七咲の攻勢が、彼女にとって完全に裏目に出てしまったことを強く印象付けるドラマだった。


七咲はきっと負けず嫌いであろう。スポーツ選手であるし、今回も大会の出場候補から外されたことを泣くほど悔しがっていた。ところで、恋愛とは惚れた方が負けである。橘純一との関係においても、七咲は終始リードを保ったまま、純一が自分に惚れるよう仕向けていたわけで、それは最初のうちはほんの遊び心の延長であり、しかも彼女はこの勝負に勝てると信じていた。


だが実際には、純一を振りまわそうとしていた彼女自身がみずから深みにはまっていった。とっくに彼女はこの勝負に敗北していたのである。その事実を、純一に涙を見られた時にはっきりと自覚したのが、今回のエピソードであった。また、負けたのにも関わらずむしろ幸せを感じているらしいところに、七咲逢の確かな変化が見られる。


夜道で別れようという時に、純一に”このあと”のことを尋ねていた七咲。本気でどきどきしてくる生々しいセリフの切り出しで、これが結局うやむやになってクリスマスの約束に話題転換してしまったのが正直悔やまれる。七咲はもうとっくに準備OKなようだが、果たして受け身に徹してきた純一が、一歩踏み出す決意をすることができるのか。それとも最後まで七咲に押し切られてしまうのだろうか? 次回、恋の結末に期待しておこう。




・お化け屋敷について


ちょくちょくヘンなことをやるアニメだとは思っていたが、今回お化け屋敷シーンで行われていたのは、あれはいったい何だったのだろう?w


薫やら絢辻さんやらが登場した幻視体験は、サブヒロインを強引に登場させるための小洒落たファンタジーだとしても、七咲がみそラーメンにヘンシンして、バターを溶かしたり親指を突っ込んだり指先をアマガミしたり・・・。もうこれはファンタジーってレベルじゃないぞ。


いちおう、七咲とのピンク色満載なサービスシーンをやりたかったという戦略上の意図があったのは分かる。だが、その目的のためにとった手段がアレというのはどうなのかね。原作通りなのだろうか、それともアニメスタッフの暴走だったのか。せっかくのデートなんだから他に何かやりようはあったろうに。まぁ、斬新過ぎてすんごく面白かったけどw


・・・もう二度とやらなくていいよ?w




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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

頭髪の薄い20代後半
2010年10月15日 09:20
 今回の七咲さんはちょっと怖かったです。ブランコ辺りのテンションの高さとか特に。少し盲目的な行動が目立った気がします。まだ付き合ってないはずなのにキスとかおっそろしいなぁ。
 ファラオの呪いは原作で他のヒロインにも有りました。クリアしてないので七咲さんのは始めて見ましたが、こんな奇抜な内容だったなんてw個人的には梨穂子と中多さんのが面白かった。
アルルカン
2010年10月15日 10:31
今回の演出は常軌を逸してましたね~
膝裏もヤバいですが、お化け屋敷やブランコはもう断トツです。
やっぱり度々あった煙はアヤシイ薬だったのでしょうかね。
今回の七咲もそうですが、彼女は尽くすタイプというか尽きないタイプというか…

さて、七咲の毒が身体中に回ってしまいましたが、残念ながら次回で最終回ですね。とても楽しみです!!
ちなみに今日の昼食は味噌ラーメンの予定です(笑)
おパゲーヌス
2010年10月15日 11:43
>頭髪の薄い20代後半さん
今回の七咲は、少しどころではなく盲目的だったでしょうね。もう完全に、純一にメロメロ。相手が自分のことを好きかどうか言質を取って無いうちに、既成事実を作ろうとどんどん攻めてきている感じがしましたね。

遊園地のヘンシンは原作通りだったそうですねw でも待って、「七咲さんのは始めて見ました」ってコトは、6人全員、この手のイベントがあるわけですか!? 紗江ちゃんのときはそうか、アニメではこのアトラクションを回避したわけですねw

それなら、森島先輩のエピソードからの定番イベントとして、この変身プレイをやってくれたらよかったのに、とは思います。ここで唐突にやられてもw まぁ、おかげで七咲逢のインパクトは相当大きなものになったので、作戦勝ちと言えばそうなのかな。
おパゲーヌス
2010年10月15日 11:48
>アルルカンさん
この発想を思いついた人間は、病院送りでいいと思いますw 仰る通り、ブランコのシーンも常軌を逸していましたね。普通こんな曖昧な関係でこんなことはさせませんよね。森島先輩なら分かるけど、あの真面目な七咲がねぇ・・・。

味噌ラーメン、バターを乗せて、親指を突っ込んで食べてくださいw 次回も七咲の魅力が大爆発することを楽しみにしています。

2010年10月15日 14:10
こんにちは。

>えーと、なんだったんだコレは?w
そう仰るのも無理ない脚本だったと思います。
原因は原作イベントの詰め込み過ぎです。遊園地、公園、プール三つの本来独立したイベントを30分に詰め込んだ結果がコレです。監督さんとのプロットの会議でこうなったのでしょうが、それにしてもこの事態は脚本家の力量と言うところなのかもしれません。好きなれないと仰る理由がなんとなく解ります。

そんなわけで原作絡みですが、アニメで通り過ぎた部分なので語らせてもらえば、
・七咲は元々自由形
・純一と知り合い、想いを寄せるほどタイム伸び悩む
・落選後、どうして選ばれたくて背泳に急転
・付け焼刃で選ばれるわけもなく再落選
・急転した理由は純一に「選ばれました」と伝えたかったから
・七咲を支えたくて純一が制服でプールに飛び込む
(↑唐突感のあったプールイベントはこの辺り)
・事実上二人の想いが繋がったところでクリスマスイベントへ

と言う流れです。

こうして書きだすと、実は部活をしているヒロインらしいシナリオなのです。期待のルーキーだったけれど、主人公へ想いが強くなればなるほど部活で活躍出来なくなってスランプになり、精神的にも追い込まれていく、と言う。

が、完全に変態シナリオにシフトした感じです(汗

>クリスマスの約束に話題転換してしまったのが正直悔やまれる。
ええ、悔やまれます。後もう一つ悔やまれるのは、純一が持つクリスマスへのトラウマが、まるで無かったもののように進んでしまいそうなところでしょうか。

先日はコメント頂きありがとうございました。反転文字の部分、実は大したものではなく予告の映像にも映ってましたし。ただ、七咲編でちょこっと見せ場のあったキャラの過去が解るかも?

では、長文失礼しました。
アルルカン
2010年10月15日 15:20
味噌ラーメンが食べれなかったので塩ラーメンを食べましたが、アマガミを思い出して背徳的な気分になりました…。


15話でも披露して頂きましたが響の水着姿は芸術的な美しさです。何気に一番のお色気キャラかも知れません。是非とも橘さんには響や先生を物語を作って頂きたいのですが、それはないようなので残念です。
おパゲーヌス
2010年10月15日 16:17
>月詠さん
詳しいコメント、ありがとうございます。

そもそも4話で収まる物語でないのは作り手も視聴者側もよく分かっているでしょうから、その中でどの部分を取捨選択するかという点で、七咲編は仰る通り、真っ当なヒロインらしいエピソードを捨てて軽いノリにシフトしているということなのでしょう。それが奏功しているか否かと言えば、せっかく直前の中多紗江編がコミカルだったので、ここでシリアス傾向の話数をやってくれても良かったのでは、とは思います。

でもこのアニメは、物語性を薄くしてでもキャラの表情や言動、シチュエーションに悶えさせようと言う意図の企画だと思うので、シチュよりもドラマのほうに注目させてしまうようなスタイルをあえて避けたというのは、今作のコンセプトには沿っているとも思います。逆に、下手に真面目にプロットを組もうとすると、収拾がつかなくなって消化不良なことになってしまったかも?(薫編のラストシーン、テレビ放映では不完全だったのですよね?)

木村暢の評価については、彼が全話担当したという「SoltyRei」を見ていない(第1巻だけレンタルしてそのまま放置)なので、あまり滅多なことは言えないのですけどね。でも「迷い猫」や「WORKING」での仕事ぶりを見るに、1話単位での構成力にせよ個々のシーンのセリフ回しにせよ、巧さよりは拙さのほうが目に付いてしまう傾向が強いように思います。「アマガミSS」についても、待田堂子脚本とくらべると数段見劣りがしてしまうのは自分の偏見だけとは思えないのですが、これは他の方の意見を色々聞いて回りたい部分。作画と違って、脚本は分かりやすそうで非常に分かりづらい分野です。
おパゲーヌス
2010年10月15日 16:23
>アルルカンさん
あー、塩バターらーめんのほうが、美味しそうですね。これからはラーメン=卑猥な食べ物、ということで定着しそうですねw

響さんのえろカッコよさは異常ですね。響編や先生編はぜひ欲しいです。美也編と合わせて、各4話で構成すればちょうど1クールなんだけどなぁ。やって欲しいですw


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