アマガミSS 七咲逢編 最終章「コクハク」

響先輩が別嬪すぎてメロメロになった




・最終章は創設祭イベント


今作の場合は、創設祭がクリスマスに行われるということで、どのルートでも多かれ少なかれ最終章で創設祭との関わりを描いてきたが、参加者としてイベントを楽しむのではなく主催者側に立ってイベントを手伝うというシチュエーションは、せっかくのクリスマスなのにもったいないなぁと思ったりもする。しかしそこは今作の良いところで、味のある脇役達を巧く登場させながら、面白おかしく創設祭イベントを消化していく。仮装コンテストのような派手なイベントを全力でスルーして、露店の売り子という何とも地味な思い出作りだが、家庭的な側面もあり、なおかつ頑張り屋さんな七咲逢というヒロインには、ぴったりのイベントかもしれない。


それにしても、茶道部の面々や高橋麻耶先生には大笑いさせられてしまったけれどw 茶道部の二人は、もういかにも大仰な芝居がかった演技だったが、最初からサクラを演じて売上に貢献するつもりだったのだろうね。一方ガチで迷惑をかけに来た麻耶先生だが、こういうキャラは、もう好き過ぎてたまらない! 男子生徒二人に保健室へ連れていかれる光景が、そこはかとない淫靡な雰囲気を漂わせていて、その後のベッドで眠りこける様子も含めて、彼女の魅力が爆発したエピソードだったのではないか。


とにかく、主役二人の様子に関しても、また他の視点についても、細かいところまで丁寧に、かつ遊び心たっぷりに描かれた創設祭の様子がじつに良かった。なんかモビルスーツが稼働してたりしたのは、さすがにやりすぎだろうとは思ったけれどw




・「コクハク」イベントは……


そして問題のクライマックスシーン。イタズラっぽい七咲の表情と、光と影、印象的な色遣いとがもたらす美しく幻想的な光景の中、二人が辿りついたのはなんと個人所有の温泉。す、すごい設定だ! まぁこの強引さは、いかにも「アマガミ」らしいところ。


前回、夜に時間があるか尋ねた理由が何だったのか、ここでとうとう明かされるわけだが、はじめ純一がイヤラシイことを想像して鼻の下をのばしていた内容は、当たらずとも遠からずだった。競泳水着の跡もくっきりと残る艶っぽい七咲の肢体に、純一でなくとも釘づけになってしまう。


七咲が純一に告白をしたシーン、紗江編のように、純一が男を見せて自分から切りだすかなと思ったら、最後まで彼は後手に回る受け身の姿勢だった。その主人公の姿や、あるいは七咲が純一に好意を抱いたその心情変化の描写などにおいて、ひとつの恋愛ドラマとしての構成の物足りなさが、無いわけでは無い。七咲というヒロインの魅力をとにかく追いかけてきた代わりに、ドラマそのものの持つ魅力が多少なりとも損なわれてしまっている印象を受けるのは、オムニバス形式を選択した「アマガミSS」というアニメ作品そのものに元来備わっている避けようの無いジレンマではあるのだが、この七咲編においていっそう強く感じる部分だ。


しかし、そんなドラマの物足りなさを、やはりシチュエーションと映像描写の力で強引にでも押し切ってしまうのが、今作のそもそものコンセプトだろう。その意味で、告白が受け入れられた七咲が、一糸まとわぬ姿で純一に抱きつきその身を晒したというこの事実、それが持つあまりのインパクトに、すっかり心を奪われてしまった。本気で心臓が止まりそうになったし、かなり長い時間、息をするのを忘れてしまった。パンチラ等の安直なお色気描写に走らないで、代わりにマニアックな嗜好の小洒落たシチュエーション設定で魅了してきた今作が、ここまでダイレクトな描写を、しかもラッキースケベなどではなく大真面目に恋愛ドラマの帰結として持ってきたという点に、ひどく驚かされ、かつ魅せられていた。


シリーズ第4番目というポジションの七咲編。マンネリ化などこれっぽっちも思ってすらいなかったが、改めてこのようなサプライズを行われると、決して妥協せずに視聴者を惹き込み”キュン死”させようと努力する今作のスタンスには頭が上がらない。今回も十二分に、視聴者のヒロインへの陶酔を引き起こしていた、その手腕の見事さを心より称賛したい。




さてこうなると、次回からの桜井梨穂子編にも期待がかかる。じつは梨穂子は、6人のヒロインの中ではもっとも自分の好みから外れたキャラクターだったりするのだが、そんな不届き者の心得を叩き直すだけの魅力爆発なエピソードになることを、願っておきたい。




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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

頭髪の薄い20代後半
2010年10月22日 08:50
 今回、中多さんがコンテストに参加できず終わったのを見て、橘さんが関わらなかった時の状況がこんなにも違うのだと改めて気づきました。他のヒロイン回の時も残り5人のヒロインと交わらなかった結果が濁さずに見せられて、そこに魅力を感じていたのかもしれません。今回、七咲逢というキャラのイメージの変わりように、恋愛関係に落ちた際の変貌振りを見て取れて、ああ自分はこのアニメのこういう所を楽しんでいたんだという実感が持てました。
 来週からは幼馴染という少々恋愛意識から外れた関係(に見える)という事で、予告の橘さんもまったく自分の立ち位置を想像していませんでしたが、再び恋愛関係になって態度や認識の変わる様を楽しみながら見たいと思います。
アルルカン
2010年10月22日 09:48
 乱心する高橋麻耶マジ可愛かったです!そしてエロかった!甘酒で酔っぱらうのはかなりの酒量だと思いますがあの体のどこに…?いつも通りエロい…ではなく美しい体形でしたが。
響の赤服爺のコスは、はるかと違った感じで風情がありエロくて美しいですね。やっぱり興味ない梨穂子編なんてやめて麻耶編・響編をやって欲しいです(笑)
今回は最後まで七咲は大胆不敵で橘さんをリードしてましたね(水着の痕がなんとも…)。面白かったのですが、はるか編のように橘さんが積極的で傷付いても何度でも立ち上がってヒロインを追いかけるという主人公が積極的に恋をする王道エピソード(だからこその一番手なのかもしれない)が薫・紗江・七咲編にもなかったことなので次回から王道を期待したいと思います。
おパゲーヌス
2010年10月22日 13:29
>頭髪の薄い20代後半さん
なるほど、オムニバス形式にしてパラレルワールドを展開することは、確かにそのような、ヒロインと主人公の人生の交錯による変化を、如実に見せてくれるものですね。ひとつの物語の中での変化を描くのは当然ですが、別の選択肢を選んでいくことがお互いの運命にどのような影響をもたらすか、人生というモノの不可思議さを考えさせてくれる作品ですね。

梨穂子は、やはり友情から恋へと発展した薫編を既に見てしまっているので、そのエピソードとどのような違いが見れるのかが楽しみです。梨穂子らしい魅力(←これを自分はまだ理解できてないのですが)を前面に打ち出した物語を期待しています。
おパゲーヌス
2010年10月22日 13:37
>アルルカンさん
自分は甘酒が得意では無くてあまり飲んだことが無いので、そもそもアルコールが入ってるのかすら知らないのですが・・・。酔っぱらうほどお腹に入れて、なおおでん食べにくるってすごいなぁw 麻耶編、響編はぜひ見たいですね。いまやってる本編と同等か、それ以上の人気が出るのではないかと思いますね。

純一の積極性の無さは、徹底してました。もちろんそれは七咲の魅力が一番効果的に描けるように、カメレオン体質の主人公をピースとしてはめ込んだ結果なのでしょうけれど、純一に押されて慌てる七咲の姿も見てみたかったなぁとか、思ってしまいますね。

王道の恋愛ドラマですかー。梨穂子編と絢辻さん編、どうなるでしょうね。

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