そらのおとしもの f (フォルテ) 第5話「天界から来た超兄弟(トモダチ)」

智樹さん、なんで釣りが嫌なん?



・まさかのシナプス探訪


いつかこういうエピソードが来ないかと心待ちにしていたら、何の前触れもなくやってきた!w いや、じつに良かったよ今回は。ギャグばかりでは飽きるし、イカロスの「マスター・・・」も劇的な意味が薄れてきたので、新大陸の秘密を探りエンジェロイドのご主人と本格的に対峙するという展開は、まさに願ったり叶ったり。これだけしっかりと尺を割いて描いてくれたのが、嬉しくてたまらない。


そしてやはり、こういう展開では新たな謎や疑惑がぼろぼろと出てきて、じつに面白い! 


シナプスの、まんまラピュタなビジュアルはとても好みだったし、いくつもの島が浮遊している不思議さ、そこを守形がカッコよく滑空し練り歩くというシチュエーションがじつに素敵。智樹がいないというだけで、こんなにも「そらおと」はシリアスかつミステリックなアニメになる!w


とくに、これまでシナプスに関しては本当に情報が制御され、ほんの少しづつの断片でしか提示されなかったから、その分、本当に異世界に迷い込んだかのような不思議な感覚を画面を通して自分自身も追体験させられたのが、じつに新鮮だった。それは、守形が不思議な映像を見せられた幻視体験(?)のシーン以前から、随所に挿入される違和感によって表現されており、シナプスという世界をただ美しかったり幻想的に描くだけではなく、とても気味の悪い不思議な空間として体感させていたのは、巧いなぁと思う。BGMも素晴らしかったし。


それにしても守形はカッコいいな。頭が良いだけではなく、その頭の使い方もよく分かっている上に、じつに度胸の据わった人物だ。まぁ五月田根美香子と幼馴染という時点で、他のすべてに対する恐怖心が無くなってしまうのだろうw 今作の本当の主人公は、守形その人であるとつくづく思う。今後の活躍も期待したい。




・シナプスとはいったい何なのか?


さて今回のエピソードで、ダウナーのいる地上世界とシナプスとの関係に、いろいろな疑問や推論を提示できるようになってきた。


まず今回もっとも重要そうなのが、守形たちが最後に辿りついた部屋にあった、カプセルの存在か。ダウナーを模したモノというよりは、ダウナーの人物そのものが、そこに眠っていたような印象だった。加えて、「みんな夢を見ている」のだとかいう話。まるで映画「マトリックス」のような世界観をつい連想してしまう。


それにしては、守形がニンフに尋ねた言葉が気になる。「俺は現実か」との問いに、「心配しないで、現実よ。あんたは」と答えたわけだが、これは一体どういうことか。ニンフの言葉が嘘か本当かはまだ分からないし、そもそもどういう意味で「現実」という言葉を用いたのかも問題ではあるが、例の部屋の大きさから鑑みて、「マトリックス」のように全人類を閉じ込めているというには、規模が小さすぎる。ということは、カプセルの中にいて夢を見ている人物というのはごく限られていて、彼らは自分自身の夢を地上世界に投影して、あたかもそこに存在しているかのように振舞っている、ということか?


部屋に入ったときの守形の見た映像は、恐らくカプセル人間の見ている夢なのだろう。問題はそのカプセル人間がどういう意図でそこに閉じ込められているかということで、ダウナーを誘拐してきて地上モニタリングの道具にしているのか、はたまたシナプスの技術によって生み出された人造人間なのか。シナプスにはエンジェロイドばかりで人間が一人もいなかったという事実とどう関わって来るのか、見ものだ。




それからエンジェロイドについて。彼女たちがあくまでロボットであって、天使そのものでは無いという点は、1期のころから注目すべき点だった。恐らくエンジェロイドは、かつて神が自身の姿に似せて人間を創造したのと同じように、天使の手によって、天使に似せて造られたモノたちなのだろう。ところが、天使という存在もまた神によって生み出された被造物であり、人間が生命を造れないのと同じように、天使にも生命を造るチカラはない。それを技術力でカバーして、神という存在に近づこうとして生み出されたのが、エンジェロイドという位置づけなのではないかと考えている。


その正否は置いておいても、エンジェロイドが何者かによって造られた存在であると言うのは確かで、彼女たちを造ったのはでは、シナプスでマスターと呼ばれている人物なのだろうか。羽根が生えていたところを見ると、彼が本物の天使なのか、それとも彼もまたエンジェロイドなのだろうか。


そう言えば第2話で、ニンフが「私たち第一世代のエンジェロイドは・・・」という話をしていた。第一世代があるということは、第二世代、第三世代もあるのだろう。普通なら後継機ほど性能は優秀になるはずだが、エンジェロイドもそうとは限らない。シナプスの掃除をしていたエンジェロイドたちは、本当に掃除をするためだけに存在しているような印象だったが、あれがイカロスやニンフの後継機という可能性は高い。機体があまりに精密かつ高テクノロジーで、それを模造した後継機が数段性能を落として行くという設定は、例えば「重戦機エルガイム」で採用されていた機体のランク付けだ。失われつつあるテクノロジーを利用した超高性能の機体がほんのわずかだけ存在し、それを真似て造られたのがA級ヘビーメタル(=ロボット)、さらにそのA級HMを模造した量産タイプがB級HMなどと呼ばれる。エンジェロイドの”世代”とやらも、こうしたランク付けを設定として採用している可能性は十分にありそうな気がする。




・パンツロボ再び


1期で大活躍したパンツロボ。聞くところによると原作にはないオリジナル展開で、再び彼と出会えたというのは、しかし果たして喜ばしいことなのかw せっかくのシリアスムードが台無しだっ。


シナプスでそはらが落っことした謎の物体。埋めてしまったけど、結局なんだったのだろう。人格学習装置とか? 大して重要なものではないとか言われていたが、そこは今作のことだ、きっと再びこの物体を活用して、変態的に面白いエピソードを用意してくれているに違いない。


とはいえ、最後の最後に、シナプスのマスターがなんだか気味の悪い女の子を召喚して、何やら計画を実行しようとしている様子。この女の子がいったい何なのか、シリアスなドラマになるにせよ、やっぱりギャグをやるにせよ、期待せざるを得ない。「そらおと」らしく、我々の度肝を抜くエピソードになってくれることだろう。




----


それでは、今回は以上です。


にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村
↑ランキングに参加中です。拍手の代わりですので、読んで良かったとちょっとでも思ったら、クリックしてもらえると嬉しいです^^





この記事へのコメント

この記事へのトラックバック