俺の妹がこんなに可愛いわけがない 第7話「俺の妹がこんなに小説家なわけがない」

ここで桐乃押しのラブコメきた! こういうほのぼのとした展開は、いいですね。




・恐怖の観賞会


今回は、一応桐乃が小説を書くということで話は繋がっているけれども、実質的には2話構成だ。まずAパートでは、部屋の明りを付けたら黒猫がいた、なーんて驚くべき状況から、物語がスタート。人見知りの黒猫が、京介に対してすでにこれだけ仲良く話をしてくれるのが、何とも微笑ましい。


黒猫が小説を書いているというのは驚かされたが、さらにあれだけの分量のものを仕上げているというのがもう、本当に10代半ばの少女のすることか?と思うw そりゃ、メルルも6話までしか見れてないわけだ。桐乃まで小説に手を付けたのは黒猫への対抗心なのか、それとも黒猫はただのきっかけで、純粋に創作意欲が湧いてきたのか。今回の話を見ている限りでは、たぶん後者なのだろうと想像している。黒猫の紹介したフザけた文章にはガクっと来てしまったが、しかしそれでも、黒猫のあの同人誌を全て読み切るだけの熱意を持って、桐乃は小説にぶち当たっているのだった。このバイタリティは純粋にすごい。方向性は謎だけどw


結局、小説お披露目会をやろうとして大失敗になりそうだったDVD観賞会は、京介の取りなしでなんとか実行まで漕ぎつける。しかし冷静に物語やシチュエーションを見ている京介や黒猫には、ただ妹LOVEで突っ走っている桐乃の趣味は理解できなかったようだ。残念^^ また喧嘩が始まって、今回ばかりはさすがの京介もお手上げ状態だったが、二人が仲良しであることをちゃんと見極めているだけでなく、首を突っ込むべきか否かをきちんと理解できている京介は、さすがに大人だよ。




・まさかのクリスマスデート!


Bパートでは、なんと出版社の編集者から直々に、桐乃の本を出版してはどうかという話に。さすがにここまでぶっ飛んだ設定はちょっと付いていけないぞw 中学生がちょろっと書いただけの小説が、いきなりそんな待遇になるというのは、あまりにも現実離れしすぎていて、見ていてオイオイと思ってしまうなぁ。いくら桐乃がすごいからといって、芸術分野で簡単に活躍できてしまうというのはね。次回タイトルからすると、もしかしてアニメ化までしちゃいそうだし、どんだけ別次元の方向に進んで行くのかとw


でも逆にいえば、いままでヘタにリアリティを前面に出す作劇をしてきた感があるので、これくらい嘘っぽくドラマを作ってくれた方が、純粋に楽しめるかもしれないとは思う。第1話時点で強烈に連想させられた「乃木坂春香の秘密」などは、まさに虚構世界の中だからこそ面白い作劇を成立させているわけで。今作がどの地点を目指しているのかはまだ分からないものの、少なくともここからしばらくは、リアリティを重視する必要の無い物語として、楽しんでおこう。


もちろん今回は、小説家になるというのはきっかけで、あくまで本題はクリスマスデート。ネタ探し・ロケハンという名目も半分以上は本気なのだろうが、同時に京介とのデートを楽しみたがっているのが、今作にしてはかなり露骨に見えるようになってきて、ひっじょーに萌えるw


というか桐乃は、京介と一緒にいるからこそ小説のアイディアが湧いてくるのだろう。彼女の場合、ロケハンとデートは、たぶん不可分のものなのだ。ロケハンを理由にデートを誘ったとか、そういう分かりやすい構図ではなく、クリスマスに京介とデートをすることそれ自体が小説のアイディアの源泉であり、創作意欲を沸き立たせる秘訣となっているのだろう。小説の中の出来ごとをなるべく再現しようと躍起になっているのも、その”ごっこ遊び”に京介を無理にでも付き合わせるのも、はたまたあの寒空の下で水をかぶって見せるのも、彼女の思考回路のなかでは全てが論理的・感情的に密接に結びついている。中学生らしい発想だとも言えるし、けなげな姿に胸を打たれる展開だとも思うが、そんな表層的な言葉では言い表せない独特の思考なり感情なりを、今回の桐乃は持っていたと思う。


いままでは、桐乃はただ横暴で我がままで傍若無人な妹サマとして振舞っていたように見えていた。しかし、彼女が小説という自分の世界と向き合った時に、その混沌とした精神構造は次第に明確なある地点を指し示し始める。彼女はまったく論理的ではない、かといって情感豊かというわけでもない。そもそもまったく子供で、妙に大人ぶって他者を軽蔑したり、伝わりようの無いやり方で気持ちを表明しようとして、相手が察してくれなければ露骨に腹を立てる。だが、それも全部含めての高坂桐乃がそこにいる。そこにいる以上は、明確な目的を持って彼女は生きているに違いなく、ただその目指す地点が常人には理解しがたいだけなのだ。今回、そんな桐乃の思った以上に奥深く繊細なキャラクター設定を、垣間見れた気がした。





ところで蛇足だが、麻奈実は今回もしっかり正妻っぷりをアピールしていて、微笑ましいことこの上ないですな。電話越しではあったけれど、電話の向こう側の画面に描かれていない部分に、受話器のコードを指でいじりながら話をしている彼女の姿が目に浮かんでくるようで、ほっこりさせられた^^ もちろん、携帯電話を使ってるだろうからコードなんて存在しないのだけどね、心の目ではそう見えるのです。また、ホテルにいるところを突っ込まれて慌てふためく京介も、しっかり麻奈実を正妻扱いしてくれて嬉しい限りだ。この夫婦のラブコメ(?)は、こういうちょっとしたシーンでいいから、どんどん挿入して欲しいな。



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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

クロウ
2010年11月16日 20:33
カットされてる部分やせっかちな展開も感じますが、アニメでは一番桐乃が可愛くなったので嬉しく満足な回でした。
ちなみに原作のデート会話ではこんな感じです。

京介「主人公の中学生の恋人がベンチャー企業の若社長って、年離れ過ぎじゃね?(完全にロリコンじゃん)」
桐乃「あたしたちの年代は年上の男がいいもんなの。逆に同級生なんてガキにしか見えないし」
京介「へー、お前もそうなのか?」
桐乃「そうね……あたしは最低でも高二以上じゃないと付き合わないよ」

桐乃(中学二年生)から、京介(高校二年生)へのひそかな主張。ついでに言うと原作一巻で桐乃は「年上の男の人に会うのは怖い」とも言ってたりします。
おパゲーヌス
2010年11月17日 02:47
>クロウさん
コメントありがとうございます。

でもちょっとだけお願いなのですが、原作の内容を詳細に書かれてしまうと、思ってもみないネタバレを踏むことになる可能性もあります。例え今後のアニメの展開に関わりの無い内容であったとしても、原作未読者としてはどれがネタバレでどれが違うのか判断出来ようはずが無いので、あまり良い気持ちはしません。

原作既読者のお気持ちを教えて頂けると言うのは非常に貴重な機会なのでありがたいのですが、あくまで内容に直接触れない程度に、配慮して頂けると幸いです。そして、あくまでアニメを一緒に楽しもうと言うスタンスで読んで頂ければ、私としてもブログを更新する価値があろうというものですので、その点をご理解頂ければ幸いです。


桐乃の発言は、よーく考えないと真意が分からないのが魅力ですね。ひとつの発言、ひとつの態度から、いろんな可能性を想定させられてしまう。まさにツンデレの鑑だと思います。そんな桐乃の魅力が、今回は爆発していた印象で、とても良かったですね。
白米プチョン
2010年11月17日 09:12
9:1に限るってのはそういう理由からですか。

桐乃が何を考えて物言ってるかはほんっとに判らないw
でも全然判らないまんまだと話を追う気が失せちゃうんだけど、
本音(?)がチラ見えするのが各編の山場であったりラストのデレだったりして、そこでヒロインの真意が掴めそう、と思いきや作中で明らかにせず次の話に引っ張るから、何か続きが気になっちゃうんですよね。
麻奈実とは反対に。

色んな可能性を想定って言えば、アニメのシチュも、妹が妹エロゲーとか、兄妹でラブホとか、(ありがちですが)際どいシーンがたまに出てきて、
視聴者にこの先の展開を勘違いさせるような描写を出す癖に、なんだかんだラストでは現実的な話の範疇に納めちゃうってのも、何だかツンデレなアニメだなぁと勝手に思っております。

ラブコメって皆そうかも知れませんが。
クロウ
2010年11月17日 15:11
おぅ…不快な思いをさせたのでしたら、大変申し訳ありませんでした。
こういう場所でのコメント内容はあくまで既にアニメ化された範囲のみに心がけているつもりですが、もうちょっと控えます。
おパゲーヌス
2010年11月17日 23:44
>白米プチョンさん
9:1は、そういうことですw 言動がツンに傾いてれば傾いてるほど、ほんのわずかのデレが至高の宝物になると思っています。言動が分かりづらいのは、(現時点でまだデレが確定されていないキャラについては)大きなプラス要素だと思っていますね。

そういう意味では麻奈実と京介の関係は、京介が麻奈実に対して態度が見えづらいのが、逆ツンデレみたいで面白いです。ツンではないですが、気があるとは思えない態度を貫いていながら、ところどころで萌える見せ場を作ってくれていました。

アニメそのものがツンデレ、という発想は無かったですw なるほど。まぁ、7話じゃまだまだ、ドラマをそう大きくは動かさないでしょうね。終盤の盛り上がりに期待しています。

>クロウさん

お気持ちは良く分かっているつもりですので、こちらこそすみませんでした。頭の片隅にでも入れておいていただければ、幸いです。

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