そらのおとしもの f (フォルテ) 第8話「空に響く天使達(ウタヒメ)の声」

カオスの変身した姿、五月田根会長だけ違和感ないぞw




・見せつけてくれたクライマックス!


衝撃的な展開を見せた前回に引き続き、この第8話も、シナプスと地上との対決、第2世代と第1世代の対決、二人のマスターの対決が描かれる、どシリアスな展開だ。あの可愛いニンフが痛めつけられるというだけで心が折れそうなのに、これでもかと言うほどにエグいシチュエーションが展開される。ちょうど1期の頃、ニンフがマスターから痛めつけられていたときの感覚を、ほのめかすのではなくダイレクトに、我々の前に突き付けてきたようだ。


ロボットのように作られながら、感情と思考を有する存在であるエンジェロイド。どうして遠隔操作できる攻撃兵器を作らないのか、戦術的観点から見ればはなはだ不思議としか言いようの無いシナプスのマスターのやり方だが、恐らく彼の諧謔精神に基づく趣味の悪い作戦なのだということが推測され、それで余計に胸糞が悪くなる。恐らくこのクソ天使にとっては、智樹やニンフの肉体的損傷などどうでも良く、ただただ彼らの心をいたぶって楽しみたいのだろう。ただイカロスだけはその戦闘力を警戒して、彼女を破壊するよう何度も命令を下していたが、それとて生意気なダウナーの心を完全に支配下に置きたいがためのことかもしれない。


とにかく、仲良くなった友人たちや何より智樹の似姿になって、ニンフやイカロスの心を攻めるというやり口。これを見ているだけでもう本当に、自分が痛めつけられているように辛かった。ただ「愛って何?」の一点張りのカオスは、きっとマスターに吹き込まれた作戦を実行していただけなのだろうから、今回無事にシナプス側の攻勢を防ぎきったとはいえ、無垢だったかもしれないカオスをあんな精神状態で完成させ、幸せな地上の生活を嫌がらせにぶち壊そうとして来る天上人に対して、心底から怒りを覚える展開だった。劇場版で、智樹に率いられたエンジェロイドたちがあの男を徹底的にこらしめるトコロが、早くみたい。あぁ、踊らされてるなぁ自分w




・最高の戦闘シーン


今回は(恐らく)2期シリーズのクライマックスということで、戦闘パートの作画には素晴らしい気合いが込められていた。高速で飛行する敵味方のアクションをじつに見事に描いてくれて、大満足だった。アストレアかっこいいな! ダイダロスの解説も的確かつ実に盛り上がるもので、アホの子のアストレアが大いに面目躍如を遂げるシーンだった。


無い物ねだりをすれば、イカロスとカオスがその巨大な羽根を広げて戦った際に、それまでの板野サーカス的空戦描写が消え失せ、怪獣同士の戦いみたいになっちゃったのが、残念と言えば残念。大きくなって威力が増したのも分かるけれど、肉弾戦だけでなく、様々な武器を駆使しての立体的な戦闘シーンが見たかった。さらに言えば、あれだけの戦闘力を持つアストレアが、イカロスvsカオスの場面では脇から眺めているしかしなかったのももったいなかった。それだけカオスの能力に圧倒されていたということなのだろうが、鎖を自ら解き放ったアストレアが、イカロス先輩と共同戦線を張ったら、最高に胸アツだったんだけどなぁw


まぁ、3人のエンジェロイドの共同戦線は、やはり劇場版のためにおあずけというコトなのだろうから、残念ではあったがむしろ期待の膨らむ展開だ。




・愛が何なのか分からない


今回大いにクローズアップされることになったテーマ「愛」。なんでカオスがあそこまで愛にこだわっていたのかといえば、それはもしかしたら、シナプスのマスター自身が知りたかったことだったのかもそれない。


そしてもちろん、注目すべきはイカロスの愛であり、ニンフやアストレアの愛だ。とくにイカロスは、カオスに対して自分も愛が分からないと言っていたが、愛を理屈でも感情でも本当に理解していないカオスと、分かっているからこそ理解が及ばない感情に戸惑っているイカロスの対比は、そこで描かれたイカロスの切ない表情や仕草が印象的だったこともあり、強く強く、胸を打つものがあった。


すべてのカタが付いた後、智樹はエンジェロイド達に向かって、いったいいつになったら人間らしくなるのかと叱責していた。これは、もっとも人間的な感情である愛をこの3人がとっくに知っていると、智樹は分かっているからこその発言だろう。もともと感情表現の大きかったニンフやアストレアが、愛(男女の愛も、またもっと大きな意味での愛も)をすでに理解しているらしいというのは、そはらが「ニンフは変わった」と言っていることからも、それなりに明確な根拠があってのことだ。だがイカロスに関しては、少なくともそはらと智樹とでは根本的に見ている地点が異なっている。イカロスをペットか子供の延長としてしか見ておらず、彼女の感情表現の乏しさを知能の低さだと勘違いしているようにさえ見えるそはらは、イカロスが一人でおつかいに出ていることを驚いていた。しかしイカロスはとっくに人間と変わらない存在だと分かっている智樹は、そはらの感心を「そんなことか」と興味無さそうに言い、むしろずっと高度な「人間らしさ」までもイカロスに求めている。イカロスが智樹に心服している所以は、まさにこういう部分にあるのだろう。


心が通じ合えるからこそ、すれ違ったり傷ついたりする可能性もまたある。智樹のことを好きになり、いっぱしに嫉妬心まで感じるようになったイカロスが、これから智樹を中心とする楽しげな日常生活の中で、どのような役割を演じることになるのか。恐らく次回からまたトンデモないギャグ回になるだろうと思われるが、そちらも大いに楽しみにしたい。





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それでは、今回は以上です。


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