おとめ妖怪 ざくろ 第9話「さち、恋々と」
ただのラブコメ回かと思ったら、とんでもないw
今回は、ざくろを中心とした恋模様にフォーカスしたお話。前回、異色のカップリングを描いたのだけれど、早くも元の鞘に収めようとするような展開だ。また、今回はちょっと久々に、半妖全員が揃っての、コーラス付きの戦闘シーン。やはりこの歌が流れるとぐっと引きこまれるなぁ。
こっくりさんを題材にとった今回のエピソード。三人の狸や雪洞・鬼灯らのうわさ好きのメンバーと、花楯中尉の双方から提案されて、こっくりさんを呼び出すことになる。現代とはずいぶんやり方が違うようだけれど、あれが当時のこっくりさんの作法なのか、ただ彼らがやり方を知らなかっただけか。
ウィキで見てみると、なんとこっくりさんが初めて日本にもたらされたのは明治17年とのこと。もとは西洋のテーブル・ターニングなる降霊術が起源とのことだ。そのテーブル・ターニングが、「数人がテーブルを囲み、手を乗せる」というものらしいから、劇中の描写はそれなりに正確だったらしい。あの状態でこっくりさんがどうやって質問に応えるのかが分からないけれど。もしかしたら、質問に答えようの無いこっくりさんが、なんとか質問者に応えようとして実体化したのが、あの狐だったのかもしれない?w 現代、紙に硬貨を置いて行うようにしたのは、こっくりさんにとっては随分とやりやすくなったことだろう。
しかし、どうもこっくりさんというと昭和のかおりを感じてしまうが、こんなに古くからあったのね。逆に言えば、こっくりさんが日本の伝統文化から登場したのではなく、舶来モノの心霊現象だったというのも驚きだった。ひとつ勉強になったなぁ。
さて今回の問題は心霊現象ではなく、ざくろの気持ち、総角景の気持ちのほう。男女が恋仲になるところを見せなければいけない、なんて、随分と強引な作劇だけど、ソコに花楯中尉が参戦したことで俄然盛り上がる。ただイチャイチャするだけのラブコメ回かと思っていたのに、なんていう修羅場w
景が告白しようとしたときに、あわててざくろが止めに入ったのは、すごく良かった。「嘘でもいいから、見せつけてやろう」というスタンスで今回のミッションが進行していたのが、こんなに良いスパイスとして機能するとは思いもよらなかった。止められてしまった景の告白、止める暇もなく語られた花楯中尉の告白、中尉に促されて強引に言わせられてしまったざくろの告白。この三者三様の発言のあり方が、実に実にドラマティックだった。
これが、花楯さんが本当に本気でざくろに惚れている設定だったら、恋愛ドラマとしてはすごく盛り上がるんだけどなw ラストシーンでとうとう、花楯中尉の裏の姿が描かれてしまった。今作が、どっちに転ぶか分からない三角関係の揺れる恋心を描くのではなく、あくまで揺るぎない絆で結ばれたカップルが支え合いながら困難に立ち向かっていくドラマなのだということを、今回はっきりと提示したカタチだろう。三角関係を描きたいのなら、このタイミングで花楯中尉と乱杭のシーンは見せないはずだ。
いちおう今回はじめて、恋のありかをはっきりと問いかけられる格好になったざくろ。彼女が自分の気持ちにどう整理をつけるのか、そしてやっぱり今回も脱ヘタレが叶わなかった景は、最終回までに男を見せることができるのかw 楽しみにしていよう。
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それでは、今回は以上です。

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今回は、ざくろを中心とした恋模様にフォーカスしたお話。前回、異色のカップリングを描いたのだけれど、早くも元の鞘に収めようとするような展開だ。また、今回はちょっと久々に、半妖全員が揃っての、コーラス付きの戦闘シーン。やはりこの歌が流れるとぐっと引きこまれるなぁ。
こっくりさんを題材にとった今回のエピソード。三人の狸や雪洞・鬼灯らのうわさ好きのメンバーと、花楯中尉の双方から提案されて、こっくりさんを呼び出すことになる。現代とはずいぶんやり方が違うようだけれど、あれが当時のこっくりさんの作法なのか、ただ彼らがやり方を知らなかっただけか。
ウィキで見てみると、なんとこっくりさんが初めて日本にもたらされたのは明治17年とのこと。もとは西洋のテーブル・ターニングなる降霊術が起源とのことだ。そのテーブル・ターニングが、「数人がテーブルを囲み、手を乗せる」というものらしいから、劇中の描写はそれなりに正確だったらしい。あの状態でこっくりさんがどうやって質問に応えるのかが分からないけれど。もしかしたら、質問に答えようの無いこっくりさんが、なんとか質問者に応えようとして実体化したのが、あの狐だったのかもしれない?w 現代、紙に硬貨を置いて行うようにしたのは、こっくりさんにとっては随分とやりやすくなったことだろう。
しかし、どうもこっくりさんというと昭和のかおりを感じてしまうが、こんなに古くからあったのね。逆に言えば、こっくりさんが日本の伝統文化から登場したのではなく、舶来モノの心霊現象だったというのも驚きだった。ひとつ勉強になったなぁ。
さて今回の問題は心霊現象ではなく、ざくろの気持ち、総角景の気持ちのほう。男女が恋仲になるところを見せなければいけない、なんて、随分と強引な作劇だけど、ソコに花楯中尉が参戦したことで俄然盛り上がる。ただイチャイチャするだけのラブコメ回かと思っていたのに、なんていう修羅場w
景が告白しようとしたときに、あわててざくろが止めに入ったのは、すごく良かった。「嘘でもいいから、見せつけてやろう」というスタンスで今回のミッションが進行していたのが、こんなに良いスパイスとして機能するとは思いもよらなかった。止められてしまった景の告白、止める暇もなく語られた花楯中尉の告白、中尉に促されて強引に言わせられてしまったざくろの告白。この三者三様の発言のあり方が、実に実にドラマティックだった。
これが、花楯さんが本当に本気でざくろに惚れている設定だったら、恋愛ドラマとしてはすごく盛り上がるんだけどなw ラストシーンでとうとう、花楯中尉の裏の姿が描かれてしまった。今作が、どっちに転ぶか分からない三角関係の揺れる恋心を描くのではなく、あくまで揺るぎない絆で結ばれたカップルが支え合いながら困難に立ち向かっていくドラマなのだということを、今回はっきりと提示したカタチだろう。三角関係を描きたいのなら、このタイミングで花楯中尉と乱杭のシーンは見せないはずだ。
いちおう今回はじめて、恋のありかをはっきりと問いかけられる格好になったざくろ。彼女が自分の気持ちにどう整理をつけるのか、そしてやっぱり今回も脱ヘタレが叶わなかった景は、最終回までに男を見せることができるのかw 楽しみにしていよう。
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