それでも町は廻っている 第9話「激突!大人買い計画」

Bパート面白かった!



今回は歩鳥の出番は少なめに、たっつん&針原さん(+真田)にフォーカスしたAパートと、亀井堂静を主役にしたサスペンスなBパート。このあたりになると、もう自分が原作を読んでない領域なので、今まで以上に新鮮味を持って楽しめている。いままでは、自分とはまったく違う解釈の仕方で映像化しているアニメスタッフの手腕に舌を巻いていた感じで見ていたので。



今作は毎度のように、ちょっと斜に構えた人生観から、くすっと笑ってしまったり感心したりするようなオチを用意してくれて、それがとても良い作品の味になっている。たっつんが自身を「器用貧乏」だといって卑下している様子は、そこだけ切り取ってみれば哀愁の漂う、ペシミスティックな運命論に聞こえはする。しかし、”隣の芝は青い”という心理は、見方さえ変えればいくらでも評価の基準が変わって行くのだと言うことを、青春の夕暮れの中で皮肉たっぷりに描きあげてみせた。


ここは、卓球が上手くても真田の嫁にはいらない技能だと言った歩鳥が、意外にも大正解だった。普段バカにされている人物がずばっと真理を突いて来るというのも、別の意味でいろいろと考えさせるシーンだなぁ。


それにしても、揺れる思い出を大切に胸にしまった真田は、たっつんにも攻略の可能性が十分に残されているだろうね。ラブコメ的な盛り上がりは必要ない作品ではあるが、どこまでもバラバラで交錯する余地の無い各人のベクトルが、それでもこうやってニアミスするそぶりを描いてくれると、なんだか想像が膨らんでくる。なんとも微笑ましい青春風景だ。




それとはうって変わってBパートは、さりげにシリアスな雰囲気を混ぜ込みながら描かれるミステリー的展開。静のカッコいいビジュアルやそれっぽいモノローグが、とても良い感じだ。こういうエピソードは、推理モノをしばしばモチーフに使う今作の巧さがよく発揮されている。


けだるそうないつもの静も妖艶で素敵だけど、行動的になっている時のキリっとした彼女もとても良いね。さすが小説家(?)だけあって、集中力といい行動力といい洞察力といい、かなり高いスペックを見せつけてくれた。


最後にSFで落としてきたのは、面白かったけど感心はしないw 夢の中に突入したときの幻想文学的展開はすごく好きだったのだけれどね。最初からタイムトラベルものをやるのなら別だけど、こういう作劇のオチに時間旅行を持ってくるのは、個人的には夢落ちよりずっと納得いかないw 


とはいえ、賞味期限表記に対する推理のあたりは、なるほど見応えはあった。今日は「ミルキィホームズ」でもまさかの推理展開だったので(笑)、ちょっと普段とは違う頭の使い方をさせられて、楽しませてもらった日になった。


今作はこの手の推理ネタが地味に面白いので、今後もちょくちょく挟んでもらえると嬉しいな。



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それでは、今回は以上です。


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