GOSICK-ゴシック- 第1話「黒い死神は金色の妖精を見つける」

これは可愛い探偵さんの登場だ^^



タイトルとか、アバンのおどろおどろしい雰囲気とかからして、もっとオカルトホラーな作品なのかと思ってたら、全然違ったw 腹立たしいほど可愛いロリっ子探偵による推理ドラマ、という認識で、とりあえずは良いのだろうか。派手さは無いけれど、情緒あふれる舞台設定といい、確立されているキャラクターの個性といい、大いに面白い要素の詰まった作品だった。


第1次大戦後の欧州はソヴュール王国という架空の土地を舞台とした今作。細部まで徹底してこだわったであろう美術や小道具の魅力にぐっと惹き込まれた第1話で、物語そのものはまだまだ暖機中なのだろうけれど、画面を見ていればそれだけで楽しめる作品と言える。決してアクションや派手なエフェクトで魅せる作品ではないし、ストーリー展開の魅力は第1話ではまだ十全には発揮されていない中で、この美術と、その中で動くキャラクターたちをまずはしっかりと描けていた点を評価したい。




最初は、難しい固有名詞や言葉遣いが多くて戸惑ってしまった部分はあったのだが、いまのところは、各設定の多くはそれほど重要ではないらしい。とくにもし、ヴィクトリカと一弥のコンビが色んな事件に巻き込まれていく典型的な推理ドラマになるのなら、背景の世界観は軽く読み飛ばしておくくらいでいいのかもしれない。物語の鍵でも握ってるのかと思ったロクサーヌ婆さんはあっさり殺されたしw いちおうヴィクトリカの出自や制約の多い暮らしぶりが伏線として張られていたものを後になってどう活かしてくれるか、この点だけを注意しておきたい。主人公にまつわる死神伝承が何か関係してくるのだろうか?




興味深かったのは、架空の舞台を用意しておきながら、それでも現実世界の文化や風習に気を配った点が散見されたことか。街の様子やその風俗、それに各種のディテールにこだわった美術や小道具、あるいはロクサーヌ婆さん(彼女の名前は、古代から頻出するイラン系の名”ロクシャン(ロクサネ)”に通じるか)の下にいたというインド人だのアラブ人だのという使用人。ときに虚構的に、ときにリアルに描き出される今作の世界観は、現実の文化や歴史をかなり参考にしながら構築されているようで、架空の世界における迫真性やドラマの説得力を大いに増している部分だ。また、イタリア(南仏?)を舞台に設定してあるにも関わらず、いかにも英国産の主人公らしいキャラクター性を発揮するヴィクトリカが、イタリア人らしいのん気さで描かれる警部とつるんでいるというのも面白かった。


そのキャラクター性にも関係する話だが、セリフ回しが秀逸で、またそれを声優が見事に演じているのが素晴らしかったなぁ。ピリっと山椒の利いた小洒落たセリフ回しと、悠木碧の声質・演技力との化学反応はハンパなかった。Aパートに散々でてきたセシル先生や、ミスタードリラー・グレヴィール警部も含めて、とにかくキャラクターを存在感たっぷりに、愛らしく描かき切ったのが、この第1話の役割だったと言えよう。




さて次回は、いよいよ本格的に、ヴィクトリカが探偵らしい働きを見せてくれるのだと思われる。「混沌(カオス)を再構成してやろう」なーんてキメ台詞がじつにカッコいい彼女の活躍はもちろん、ツッコミ担当とか言われないような一弥の見せ場があることも、ちょっと期待しておきたい。





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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

あるるかん
2011年01月08日 20:07
悠木碧女史、『紅』の紫とはまた違ったロリキャラのようですね、期待したいです。
設定や世界観は込み入っていてそれが徐々に明らかになるのが面白い感じのアニメのようですね。グダグダな展開にならなければ良いのですが。
おパゲーヌス
2011年01月09日 01:31
>あるるかんさん
悠木碧は昨期も大活躍でしたが、今期もすごいですね。また、幅が広いにもほどがある演技力を披露してくれるのが凄いですね。この作品も期待大。

展開がグダグダにならなければ・・・うーん、その不安は分からなくもないですが、どうなりますかねw 原作には熱心はファンが付いているようですが、アニメスタッフの力量次第でしょうね。作画はさすがのボンズだし脚本家も岡田麿里なら大丈夫そうだと思いますが、気になったのは音響演出ですかね。音が少なすぎて、ただでさえぶつ切り感のある第1話の展開をさらに、少々物足りない印象を与えてしまっているように思いました。せっかく良い音楽家を起用しているのだから、頑張って欲しいところです。

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