放浪息子 第7話「薔薇色の頬 ~Growing pains~」
ちょ、展開が予想外すぎるって!w にとりん、生き方がふとましいなぁ。
・革命的恋愛事情
安那ちゃんが二鳥くんに気がありそうだというのはかなり以前から意識させられてきたことだったけれど、だからってさすがに、あっさりダブルヒロインを差し置いて安那ちゃんと付き合うことになるとは思わなかったなぁ。まぁ付き合うとは言ってもソコはまだ中学1、2年生。友達づきあいの延長のようなデートの段階にまだとどまってはいる。けれどいつ、二人が一線を越えたとしてもおかしくないわけで、しかしそんな状況がどうしてもうまくイメージできないもどかしさが、奇妙な違和感を醸し出している。この異色カップリングが、今後どんなふうに描かれるのか、非常に興味深い。
それにしても、にとりんのこの変心はいったいどうしたということか。彼が安那ちゃんに”自分から”告白したという事実には、彼の抱える内面の微妙なアンバランスさ加減が、よく表れている。
これまでの二鳥くんは、ただ女装癖があるというだけではなく、本気で女の子になりたがっているのだとされていた。そしてそんな彼が男の子になりたがっている高槻よしのを好きになったのは、よしのを女の子として魅力的だと思ったのか、はたまた男の子と認識した上で惹かれたのか。このあたりはアニメでは描かれていない小学生編で扱われている話題なのかもしれないけれども、少なくとも自分には、二鳥くんのアイデンティティーが女性性にあるのか男性性にあるのか、そのあたりはあえて明言されていないのだと思われていた。
(――あるいは二鳥くんは、よしのを自分の最大の理解者だと考えて、性別など一切抜きにして高槻よしのという人格に惚れていたとも考えられるのだけれど、それはちょっと見当違いかなと思う。というのも、二鳥くんのことを理解しているか否かがとくに重要な問題とされているのは、二鳥くんの恋心を描くドラマではなくて、よしのと千葉さおりの二人のライバルの確執と友情の物語においてであると思われるからだ。二鳥くんは、自分を理解しているからというのを、”好き”の理由の最上位には置いていない。一方でよしのは、恋に関してはまだ踏み込むつもりはまったくなくても、自分が二鳥くんの理解者であり、二鳥くんもまた自分の最大の理解者であるとして、いわば同族意識のような繋がりを感じている。そして千葉さおりんは、よしのへの嫉妬や対抗心もあって、自分も二鳥くんをより深く理解したいと願い、その願望をぶつけようとして失敗したのが、倒錯劇の脚本作りのエピソードであったのは、すでに見てきたとおりだ。)
そんなわけだったから、二鳥くんがどういうつもりでよしのを好きでいるのかという問題は、これまでの物語における最も大きな謎であり、二鳥修一というキャラクターの微妙な精神性を解き明かすための鍵であった。
それが今回、こうして、身体的にも自意識としても完全に女の子である上に、読者モデルとして同年代の少女たちのなかでもとりわけ女の子らしいとされる人種であるところの安那ちゃんを、二鳥くんは好きになってしまった。このとき彼は、自分を男の子と認識し、男女の仲としての交際を望んだのであって、この事実は女の子になりたがっていた二鳥修一というキャラクターにおける、電撃的な転換であった。これは、『放浪息子』というアニメ作品において、革命と言ってよい事態だと思う。
・”地”が出てきた二鳥くん?
もちろん今回の二鳥くんの転身は、アバンにおけるニキビの話の時点で、強烈に予感させられるものであった。彼の女装願望は、性同一性障害といった類のものではなく、またオトコとオンナの違いを正確に区別しているわけでもなくて、むしろ子どもと大人の差異を問題とし、自分の意思とは無関係に急激に大人になっていく心と体への、戸惑いであり、恐怖であり、そして反抗であった。そしてそんな大人への変化が、またひとつ、しかもはっきりと周囲にも分かるカタチで現れたのが、ニキビであった。これを見せられたからには、二鳥くんが大人としての自分の身体と向き合っていかねばならない時が来ることは自明である。ただ、彼の予想外すぎる回答には驚かされたけれど。
精通、ヒゲ、声変わり、そしてニキビと、男子が受け入れなければならない身体の変化を嫌悪感を伴って描いてきた今作だが、しかしそうした変化を実際に蒙り始めた二鳥くんは、それまでこだわってきたアイデンティティはいったいどこへやったのかと問いただしたくなるほど、異様に男らしい態度と意志とをもって、安那ちゃんに告白してみせた。これをもって、彼が女の子願望を捨て、男性としての生き方を完全に受け入れたと言えるのだろうか。それとも、まだ心の中には決して見過ごすことの出来ないしこりが残っていて、それが彼を苦しめることになるのだろうか。現時点では、新しく始まった”男の子ライフ”をとてもエンジョイしているふうに見え、それが、二鳥くんの変容を受け入れられない周囲の友人たちに多かれ少なかれショックを与えているところが強調されているから、このまま彼が男性として恋物語の中心を担って行っても、それはそれで無理な展開ではない。ともあれ、これでいよいよ、二鳥くんは遠い霧がかった場所に行ってしまい、彼の心を冷静に解きほぐし見極めることが困難となってきた。
しかし元来、人の心なんて誰にだって(自分自身にさえ)十全に解き明かすことは不可能である。だから、こうして二鳥くんの考えや感情の推移が理解不能となっていくことは、それだけ彼が、ほんものの生きた人間として動き出しているということでもある。人の手で創作されたアニメや物語においては、多くのキャラクターが人の頭でほぼ完全に理解しうる考えを持つ場合が多く、またそれが可能となるような物語が評価される傾向もある。けれど二鳥修一というキャラクターは、そんな浅くちっぽけな人形であることをやめ、一個の生命体であるかのごとく動き出してるのだと言えよう。
ところで、曲がりなりにも理解の範疇にとどまっていた前回までの二鳥くんと、今回の彼とでは、その描写の手法からして、明らかに変化している点がある。
これまで二鳥くんの感情や考えを視聴者が受容できていたのは、彼のモノローグの多さに加えて、その言動にあまり自我の意志を込めていなかったからだ。控えめでおとなしく、明らかに受動的な人物であった二鳥くんは、周囲の意見や状況にすり合わせて、あまり自分の感情を優先させる場面が少なかった。しかし今回は、安那ちゃんたちに「頑固」と評されていたりするように、かなり自分本位な行動を取る場面が目に付いた。姉に向かって「はぁ? バカじゃないの!?」と語気を荒げてみせたり、演劇部などという衆目に曝されることになるであろう部活に入部を決意したり、もちろん告白シーンといい、前回までのにとりんには考えられないような言動が散見された。
これらは、彼にとっての大きな成長ではあるだろう。倒錯劇を成功させたのが良い刺激になったのか、それとも本当に見も心も男の子に突き進もうとしているのか、いずれにせよどう自分を表現したら良いのか分からなかった学園祭までとは違い、今はかなり主体的に、彼の”地”を見せてくれている。そして、地の部分を見せることができるようになったのに、女装の頻度が増えるのではなく彼女をこしらえてしまったというのが、二鳥くんの不条理性であり、たいへん興味深い側面だ。
そして、「変わったもの好き」の安那ちゃんに気に入られたという事実を、二鳥くんがどう思っているのか、などと考えてみるのも面白そうだ。
ともあれ、二鳥くんが安那ちゃんとくっついたという事実は、よしのとさおりんにとって大きな転機となってきそうだ。今回も、半分はこの二人の物語であったと言ってよく、今後彼らがどのような決断を選択していくのか、とても楽しみである。
一点だけとくに注目しておきたいのは、高槻よしのに、”オンナの醜さ”が内包されていることが、ほぼ初めて作中で言及された点だ。二鳥くんやマコちゃんがオトコの身体を毛嫌いしていたのと同じように、よしのにも、女性としての自分を否定したい理由があるはずで、しかし彼女が女性一般に抱いているイメージというものが描かれてこなかったから、彼女がどういう理由で男の子に憧れているのか(性別が嫌なのか、それとも大人になるのが嫌なのか)が分からなかった。よしのはすでにブラジャーを着けたことでいちど我慢を強いられているが、今回はさらに月経の描写が差し挟まれた上に、二鳥くんをめぐる女の戦いの様相を呈していた千葉さおりとの確執に関して、自分で自分を非難したくなる卑劣な(いわゆる、女の腐ったような)手段を、思わずとってしまった。ニキビの発生が二鳥くんの変容のトリガーとなったように、よしのにもまた、彼女が自分の身体的性別と何らかの形で向き合うことになる何かのきっかけが訪れるかもしれず、その前触れとなりそうな描写として”女性のもつ嫌な部分”が今回描かれた。このことが次回以降、直接に間接に物語に絡んでくるのかどうか、注目しておきたい。
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それでは、今回は以上です。

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↓前回も書きましたが、すごく良いですよ。
・革命的恋愛事情
安那ちゃんが二鳥くんに気がありそうだというのはかなり以前から意識させられてきたことだったけれど、だからってさすがに、あっさりダブルヒロインを差し置いて安那ちゃんと付き合うことになるとは思わなかったなぁ。まぁ付き合うとは言ってもソコはまだ中学1、2年生。友達づきあいの延長のようなデートの段階にまだとどまってはいる。けれどいつ、二人が一線を越えたとしてもおかしくないわけで、しかしそんな状況がどうしてもうまくイメージできないもどかしさが、奇妙な違和感を醸し出している。この異色カップリングが、今後どんなふうに描かれるのか、非常に興味深い。
それにしても、にとりんのこの変心はいったいどうしたということか。彼が安那ちゃんに”自分から”告白したという事実には、彼の抱える内面の微妙なアンバランスさ加減が、よく表れている。
これまでの二鳥くんは、ただ女装癖があるというだけではなく、本気で女の子になりたがっているのだとされていた。そしてそんな彼が男の子になりたがっている高槻よしのを好きになったのは、よしのを女の子として魅力的だと思ったのか、はたまた男の子と認識した上で惹かれたのか。このあたりはアニメでは描かれていない小学生編で扱われている話題なのかもしれないけれども、少なくとも自分には、二鳥くんのアイデンティティーが女性性にあるのか男性性にあるのか、そのあたりはあえて明言されていないのだと思われていた。
(――あるいは二鳥くんは、よしのを自分の最大の理解者だと考えて、性別など一切抜きにして高槻よしのという人格に惚れていたとも考えられるのだけれど、それはちょっと見当違いかなと思う。というのも、二鳥くんのことを理解しているか否かがとくに重要な問題とされているのは、二鳥くんの恋心を描くドラマではなくて、よしのと千葉さおりの二人のライバルの確執と友情の物語においてであると思われるからだ。二鳥くんは、自分を理解しているからというのを、”好き”の理由の最上位には置いていない。一方でよしのは、恋に関してはまだ踏み込むつもりはまったくなくても、自分が二鳥くんの理解者であり、二鳥くんもまた自分の最大の理解者であるとして、いわば同族意識のような繋がりを感じている。そして千葉さおりんは、よしのへの嫉妬や対抗心もあって、自分も二鳥くんをより深く理解したいと願い、その願望をぶつけようとして失敗したのが、倒錯劇の脚本作りのエピソードであったのは、すでに見てきたとおりだ。)
そんなわけだったから、二鳥くんがどういうつもりでよしのを好きでいるのかという問題は、これまでの物語における最も大きな謎であり、二鳥修一というキャラクターの微妙な精神性を解き明かすための鍵であった。
それが今回、こうして、身体的にも自意識としても完全に女の子である上に、読者モデルとして同年代の少女たちのなかでもとりわけ女の子らしいとされる人種であるところの安那ちゃんを、二鳥くんは好きになってしまった。このとき彼は、自分を男の子と認識し、男女の仲としての交際を望んだのであって、この事実は女の子になりたがっていた二鳥修一というキャラクターにおける、電撃的な転換であった。これは、『放浪息子』というアニメ作品において、革命と言ってよい事態だと思う。
・”地”が出てきた二鳥くん?
もちろん今回の二鳥くんの転身は、アバンにおけるニキビの話の時点で、強烈に予感させられるものであった。彼の女装願望は、性同一性障害といった類のものではなく、またオトコとオンナの違いを正確に区別しているわけでもなくて、むしろ子どもと大人の差異を問題とし、自分の意思とは無関係に急激に大人になっていく心と体への、戸惑いであり、恐怖であり、そして反抗であった。そしてそんな大人への変化が、またひとつ、しかもはっきりと周囲にも分かるカタチで現れたのが、ニキビであった。これを見せられたからには、二鳥くんが大人としての自分の身体と向き合っていかねばならない時が来ることは自明である。ただ、彼の予想外すぎる回答には驚かされたけれど。
精通、ヒゲ、声変わり、そしてニキビと、男子が受け入れなければならない身体の変化を嫌悪感を伴って描いてきた今作だが、しかしそうした変化を実際に蒙り始めた二鳥くんは、それまでこだわってきたアイデンティティはいったいどこへやったのかと問いただしたくなるほど、異様に男らしい態度と意志とをもって、安那ちゃんに告白してみせた。これをもって、彼が女の子願望を捨て、男性としての生き方を完全に受け入れたと言えるのだろうか。それとも、まだ心の中には決して見過ごすことの出来ないしこりが残っていて、それが彼を苦しめることになるのだろうか。現時点では、新しく始まった”男の子ライフ”をとてもエンジョイしているふうに見え、それが、二鳥くんの変容を受け入れられない周囲の友人たちに多かれ少なかれショックを与えているところが強調されているから、このまま彼が男性として恋物語の中心を担って行っても、それはそれで無理な展開ではない。ともあれ、これでいよいよ、二鳥くんは遠い霧がかった場所に行ってしまい、彼の心を冷静に解きほぐし見極めることが困難となってきた。
しかし元来、人の心なんて誰にだって(自分自身にさえ)十全に解き明かすことは不可能である。だから、こうして二鳥くんの考えや感情の推移が理解不能となっていくことは、それだけ彼が、ほんものの生きた人間として動き出しているということでもある。人の手で創作されたアニメや物語においては、多くのキャラクターが人の頭でほぼ完全に理解しうる考えを持つ場合が多く、またそれが可能となるような物語が評価される傾向もある。けれど二鳥修一というキャラクターは、そんな浅くちっぽけな人形であることをやめ、一個の生命体であるかのごとく動き出してるのだと言えよう。
ところで、曲がりなりにも理解の範疇にとどまっていた前回までの二鳥くんと、今回の彼とでは、その描写の手法からして、明らかに変化している点がある。
これまで二鳥くんの感情や考えを視聴者が受容できていたのは、彼のモノローグの多さに加えて、その言動にあまり自我の意志を込めていなかったからだ。控えめでおとなしく、明らかに受動的な人物であった二鳥くんは、周囲の意見や状況にすり合わせて、あまり自分の感情を優先させる場面が少なかった。しかし今回は、安那ちゃんたちに「頑固」と評されていたりするように、かなり自分本位な行動を取る場面が目に付いた。姉に向かって「はぁ? バカじゃないの!?」と語気を荒げてみせたり、演劇部などという衆目に曝されることになるであろう部活に入部を決意したり、もちろん告白シーンといい、前回までのにとりんには考えられないような言動が散見された。
これらは、彼にとっての大きな成長ではあるだろう。倒錯劇を成功させたのが良い刺激になったのか、それとも本当に見も心も男の子に突き進もうとしているのか、いずれにせよどう自分を表現したら良いのか分からなかった学園祭までとは違い、今はかなり主体的に、彼の”地”を見せてくれている。そして、地の部分を見せることができるようになったのに、女装の頻度が増えるのではなく彼女をこしらえてしまったというのが、二鳥くんの不条理性であり、たいへん興味深い側面だ。
そして、「変わったもの好き」の安那ちゃんに気に入られたという事実を、二鳥くんがどう思っているのか、などと考えてみるのも面白そうだ。
ともあれ、二鳥くんが安那ちゃんとくっついたという事実は、よしのとさおりんにとって大きな転機となってきそうだ。今回も、半分はこの二人の物語であったと言ってよく、今後彼らがどのような決断を選択していくのか、とても楽しみである。
一点だけとくに注目しておきたいのは、高槻よしのに、”オンナの醜さ”が内包されていることが、ほぼ初めて作中で言及された点だ。二鳥くんやマコちゃんがオトコの身体を毛嫌いしていたのと同じように、よしのにも、女性としての自分を否定したい理由があるはずで、しかし彼女が女性一般に抱いているイメージというものが描かれてこなかったから、彼女がどういう理由で男の子に憧れているのか(性別が嫌なのか、それとも大人になるのが嫌なのか)が分からなかった。よしのはすでにブラジャーを着けたことでいちど我慢を強いられているが、今回はさらに月経の描写が差し挟まれた上に、二鳥くんをめぐる女の戦いの様相を呈していた千葉さおりとの確執に関して、自分で自分を非難したくなる卑劣な(いわゆる、女の腐ったような)手段を、思わずとってしまった。ニキビの発生が二鳥くんの変容のトリガーとなったように、よしのにもまた、彼女が自分の身体的性別と何らかの形で向き合うことになる何かのきっかけが訪れるかもしれず、その前触れとなりそうな描写として”女性のもつ嫌な部分”が今回描かれた。このことが次回以降、直接に間接に物語に絡んでくるのかどうか、注目しておきたい。
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この記事へのコメント
私は安那が気に入っているので幸せになってもらいたいですね。これを二鳥と高槻とさおりは人間関係の改変のきっかけになればいいです。
いやはやホントに…マコちゃんとシンクロしてしまいました「さらりと衝撃的なことを」やっちゃいましたね。
でも二鳥くんがこの手のことに積極的なのは1話から触れられていたからでしょうか、私は特に違和感はなかったです。
>よしのとさおりんにとって大きな転機となってきそうだ~
そうですね。特によしのはこれまでずっと「好青年」然としたキャラだったので今回の件は大きいでしょうね。
それにしても引き籠っちゃうさおりん可愛いマジ可愛い!
私的にはマコちゃんとさおりんが今季アニメ全部の中でも2強。ヴィクトリカ?知らねえよそんなもん!二人のおかげで放浪息子観るのは至福の時間なのです。
……ふぅ、取り乱してしまいました。すみませんヴィクトリカも大好きです反省してます
>Rie fuさん
良いですよねえ、私も速攻で携帯にダウンロード購入しちゃいましたよ。自分の場合はDARKER THAN BLACK1期の時に知って(リアルタイムじゃないけど)、思わず聞き入ってしまったのを覚えています。
最近気付いたのですがこの人の声ってカレン・カーペンターに近い物がありません?だからこんなに魅力があるのかもです。
なので、二鳥くんや他の面々も絶えず境界線上をふらふらしてるわけです
今回のように男らしい行動に走ったり、女性化願望まっしぐらになってしまったり……
まだまだ定まりませんね
高槻さんは小学生の頃を知らないと気づきにくいのですが、精神的に脆いところがあって行き詰まると今回のように格好良くない行動に出てしまったりします
すぐに引き籠もるけど強い信念と行動力を持ってる千葉さんとは正反対で、二鳥くんを挟んで二人の関係もふらふらします
でも、大切な友達であるのは変わらない、そういう感じでしょうか
安那ちゃん、幸せになってもらいたいですね。でもその相手がにとりんでいいの?というのはどうしても思ってしまいます。
第1話だかなんだかで、マコちゃんがさおりんのことを「生き辛い」と評していましたが、そういう意味ではにとりんはもっと楽に生きられる人物のような印象を、今回持ちました。逆にヒロイン二人は、いいきっかけになんてなるのかなぁw 正直心配です。
たぶん多くの視聴者が、マコちゃんとシンクロしていたのではないでしょうか。マコちゃんはそういう役回り(視聴者視点の代弁者)として描かれている印象です。
さおりんは、いつどんなとき見たって可愛いですw でもそうか。表情はヴィクトリカに通じる部分があるかもしれません。でもすぐデレるヴィクトリカと違って、年中ぶすっとしてるさおりんのほうが、グレードが上だと思ってますw 『青い花』でもふみちゃんが好きすぎて悶え死んでいましたが、同じような感覚を、さおりんやマコちゃん、その他多くのキャラクターが、感じさせてくれています。作者さんもアニメスタッフも、すごすぎる。
>この人の声ってカレン・カーペンターに近い物がありません?
うーん、あまりそんなイメージは持たなかったですが、それは単にキーの違いで、声質とかの話になるとちょっと分からないですね。カーペンターズは各種アルバムあわせて述べ何千回と聞いてるのですけどねw うーんw
>放浪息子は性の境界線上を放浪する子のお話
ああ、なるほど。あっちこっちを行ったり来たりするわけですか、ふむふむ。
高槻よしのが案外脆いというのは、よく分かります。下着のことを言われてばったり倒れ伏したときは、大笑いしてしまいましたがw でも千葉さんもあんまり強くはない印象がありますかね。強い信念や行動力を持っているからこそ、突っ走ろうとしてぽっきりいっちゃうような。というか、「すぐ引き籠もる」キャラだったのですね。それはなんというか、可愛らしいなw