未来日記 第2話「契約条件」

”正真正銘の”正義の味方、現る?



前回、正式にデウスからのルール説明があったところで、いよいよ今回から本格的に、12人の未来予知能力者による決闘ゲームの幕が上がる。


しばらくはお互いにライバルの特定や腹の探り合いをしていく展開になるのかなぁと思っていたけれど、いきなりド派手な爆弾テロリストの登場に度胆を潰した。雨流みねねという、他の作品だったら女流作家設定でも十分に通用しそうな名前と顔と服装をしたキャラクターが、殺戮と破壊の快楽にその表情を歪ませながら迫ってくるのだから、そのインパクトたるやすさまじいものがある。さらに今回は、9thである彼女の他にもう一人、刑事で日記所有者(4th)の来須圭悟(くるすけいご)も登場し、12人中5人もの所有者の正体が明らかになった。


このようなテンポの速いキャラの登場の仕方は、一見するとあまりにも出来過ぎというか、もうちょっと事前の推理要素を楽しませてくれてもいいじゃないかと思ってしまうところだったけれど、そこはCパートでムルムルが解説してくれたおかげで腑に落ちた。9thも4thも、当初は目立った動きを繰り返す3rdを追っていたのだが、それを偶然?にも1st(ゆっきー)が倒してしまったから、このような素早いタイミングで4人のゲーム参加者が桜見中学校に集結することになったのだという。言ってみれば戦略にあたる描写に関して、きちんと納得のいく設定がなされているというのはありがたい。いくら戦術描写が派手で見ごたえがあったとしても、そこに至るまでの過程に突っ込みどころがあれば、その面白さは半減してしまうわけで。今後も、原作未読でもちゃんと登場人物たちの動きについていけるように配慮がされるんじゃないかという安心感も大事な部分だ。


----


さて今回の敵は爆弾テロリストだったわけだが、きっと爆破に関する日記をつけていたのだろうと思っていたが、最後の最後に9thの日記が「逃走日記」であることが明かされた。たしかにテロリストには重要なスキルだw ということは逆に言えば、あれだけ派手に、かつ巧妙に仕掛けた爆弾の数々は、未来予知など関係なく、彼女のもともと持っていた技術を活用したものだったということだ。すんごいエキスパートだなぁ。そして彼女を追っていた来栖刑事は、なんか一介のしがない刑事の風を気取っていたけれど、じつは世界でも有数の実力派捜査官である可能性も十分にあり得る(劇中の日本が、我々の知っている祖国と同じように平和な国であればw)。ただの学生二人が相手するには、ちょっと荷が重すぎるんじゃないだろーか。


そこで、同盟である。今回は当初から、雪輝が由乃を「利用する」かどうかが問題点となっていた。はじめは、一人で戦うのが不安だからという感情的な理由だけで由乃を受け入れる選択をした雪輝だが、いざ凶悪な敵と対面してみたことで、自分の日記と由乃の日記のふたつが揃えば、”天野雪輝の”命はほぼ完璧に救うことができると気づいた。そのことによって雪輝は、由乃を戦力として非常に頼もしく思えると同時に、自分の情けなさ不甲斐なさを痛感してヘコんでしまうわけだけれども、なんとか土壇場で振り絞るだけの勇気を自分も持ち合わせているらしいことを自覚し、さらに大人で常識人で警察官である4thが協力を申し出たことで、ゲーム参加者としての状況も、また男としての精神的葛藤も、大いに好転させることができた。


もちろん視聴者的には、来栖刑事も、また由乃も、決して信用できない人物ではあるのだけれど。何をしでかすかわからない由乃はむろん、来栖だって、彼の行動理念の根底に正義とか秩序が本当に存在しているのかどうかは分からないし。またこの三名が同盟をしたら、当然彼らが取ることになる作戦は、ゆっきーを囮にしてライバルを罠にかけるようなものになるだろう。来栖が一人で解決できるならわざわざこんな少年を当てにしたりなどしない。厄介な予知能力者たちを相手どるには、現状もっとも注目度が高く、比較的有利な内容の日記を所持しており、さらに恋人の強力なバックアップも期待できる雪輝を”利用”するのが、合理的であると判断したまでのことだろう。雪輝をもっとも危険なポジションに置き、彼を餌に日記所有者たちを招きよせることに、来栖が人道的観点からためらいを覚えることはないのではないか。当面は協力体制を築きそうな彼らだが、いつその同盟が崩壊するのか、その不安を抱えながらドラマは進行していくことになりそうだ。


----


ところで今回のバトル。校舎のあちこちに爆弾が仕掛けてあるという状況だったけれど、雪輝と由乃はナンで、あんなに走り回っていたの?w いちど爆破を回避できたのなら、いま爆発が起こったその場所に待機すれば、とりあえずは死の危険に曝されることはなかったと思うんだけど。もちろん最終的には9thを仕留めるのが理想だし、人質を解放したいという無茶な願望もあったかもしれないけれど、”なぜか”時間制限が設けられているデッドエンドを回避するのに、待機してやり過ごす選択もあったと思って見ていたので、雪輝と由乃の行動は少し謎だった。それとも、どうしても移動しないといけない理由が劇中で語られていたのかな?


またもうひとつ、どうも9thは自分の死と同時に爆弾のスイッチが作動するような仕掛けを用意していたようだったけれど、この意図をあまり明確に教えてくれなかったのもちょっと消化不良だった。相打ちを狙ったのだとしたらあまり合理的ではないし(まぁあのキャラならあり得るけど)、その仕掛けを雪輝に通達することもなかった。やはりこれは、彼女の逃走日記のチカラで、周囲に来栖率いる特殊部隊がいて、スナイパーに狙撃されて逃走失敗になるという結末を知った上で、それを回避しようとしていたのだろう。たぶんw そう考えればなるほど、未来予知能力をうまくいかに活用”させる”かというのが今作のドラマの肝になってくるのだろうから、悪くない仕掛けだったかもしれない。


でも分からない。怒涛の展開に頭がなかなかついていかなかったし、次々と更新されるメールもろくに確認できないで映像が流れて行ってしまったので、一時停止しながら細部までじっくり読み込んでいくと、もっと違ったバトル模様が描かれていたことが理解できるのかもしれない。




----


それでは、今回は以上です。


面白いと思ったら、ぜひ下の方にある拍手ボタン(ブログ気持ち玉)をクリックしてください^^



にほんブログ村 アニメブログ アニメ感想へ
にほんブログ村

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

面白い
ガッツ(がんばれ!)

この記事へのコメント

はるる
2011年10月21日 00:08
爆死を回避するために、なぜ動き回らなくちゃいけなかったのか、私も最初、疑問でした。
ですが、大穴の空いた天井(床)を通っているシーンで、ふと思い付きました。
爆破された部屋にはもう爆弾はなくなっていても、隣や上下の教室から壁や天井ごと吹き飛ばされる可能性はあるんじゃないかと。
最悪、校舎を支える柱を爆破されて崩壊した瓦礫で圧死という可能性もあるわけで、その場にとどまろうとしたときに表示された未来日記は、方針を変更しない限り、その通りの結末を迎えるわけです。
さらに、9thの未来日記の能力があの時点でわからなかった以上、隠れている場所を特定される可能性も考えると、とりあえず動いて、未来日記の記述の変化を確認しつつ反撃or逃亡の機会をうかがうしかなかったんだと思います。
あるるかん
2011年10月21日 00:54
雨竜みねねは渡辺明乃さんのイメージでしたよ。ハスキーな感じを考えていたので、ちょっと意外でした。しかも「ヤバイ」の連呼は『日常』で同じ声優さんがくさやジャムを食べた時のリアクションと被っちゃいましたよ。
彼女は1話に警官に紛れていたので、あの殺人鬼を追っていたのは既に伏線があるんですよね。こういうテンポ重視な知略だと視聴者は取り零してしまう情報があるのでCパートは有難いですよね。本編で長々と登場人物に語らせるのもどうかと思いますし。


雪輝は陰で理屈ばかり語って、いざとなったら何もできない。すぐ他人に頼り、都合が悪くなれば、他人のせいだと言う。まあ端的に言えばヘタレなんで、今後もヘタレだけでなくクズっぷりも発揮してくるんで、こうご期待です。
 ただ上述の部分を考えるとある意味一般人代表格かも。


由乃は今回の文字通りの爆走の通り、雪輝の命は人類よりも尊く価値あるものですから、何事も迷いがありません。今回の木の葉のように散っていった、個性なきモブキャラの皆々様は尊い犠牲(笑)だったわけです。
まったく、ヤンデレは最高だぜ!!
するめ
2011年10月21日 02:57
デッドエンドフラグが立ってしまうと、それは中々覆せないということを1話で言っていましたから、今回の雪輝にたったデッドエンドも同様だと考えたのでしょう。

デッドエンドの内容は「校舎の爆発に巻き込まれて死亡」でしょうから(校舎の一斉爆発で死ぬ未来でしたからね)、そのまま校舎で待機していては、座して死を待つのと同じことです。

なので、その前に9thを殺して、デッドエンドを回避しようとしたのでしょう。
校舎をうろついていたのは、9thに気づかれないようにしながら、9thの居場所を探り、殺害する方法を模索していたのだと思われます(主に由乃が)。

みねねが自分の死を爆破のスイッチにしていた理由は、作中で来栖が言っていたように、狙撃されないようにする為でしょう。
雪輝を4thをおびきよせる囮に使うつもりだった以上、みねねは来栖が未来日記所持者だと既に知っていたということですからね。

来栖が現場に現れ、そして彼が未来日記で「みねね死亡が爆破のスイッチ」ということを知るのを予測したうえで、狙撃されないよう準備していたのでしょう。
おパゲーヌス
2011年10月21日 19:35
>はるるさん&するめさん

なるほど、「方針を変更しない限り、その通りの結末を迎える」というのが重要なのですね。今後も主人公はデッドエンドフラグを立てまくることになるのでしょうから(笑)、そういう意味では今後のバトルのひとつの模範となるようなものを、この第2話で示してくれたのかもしれませんね。

しかしそうなるとなんで9thは最初の一撃で校舎を崩壊させなかったんだろーとか思いましたが、次のコメントでするめさんが指摘してくださりました。彼女の第一目標は4thだったのですね。確かにいままで日記とは関係なしに戦ってきたライバルのようですし、こちらのほうは大いに納得がいきましたw 

>あるるかんさん
『日常』のそのシーンは記憶にないですw まだ全部見てないから、これから出てくるのかな。

今回のお話は、なんか由乃がモブどもを仲間だとかなんかヌルいことを語りだしたので、おいおいどうしちゃったんだよと思っていたら、とても自分好みの展開になってくれて楽しかったですw あれで教科書投げたりするシーンが無かったらもっと良かったんだけど、まぁ2話目ですから、ゆっきーにはまだまだ、人間に対する希望や信頼を持っててもらって構わないのでしょう。後半に期待しておきますw

この記事へのトラックバック

  • 未来日記 第2話「契約条件」

    Excerpt: 共闘成立。 雪輝と由乃との奇妙な関係が始まる。 Weblog: 大海原の小さな光 racked: 2011-10-20 21:32
  • 未来日記 第2話

    Excerpt: 「契約条件」 なめるなァァァ!!!! 私の未来日記は逃亡日記! (゚Д゚*) どっからバイク出したんだwww  さすが逃亡日記! 未来日記を持っているだけでもヤバイんじゃな.. Weblog: あ゛ぁやっちゃったなぁ… ぉぃ… な毎日w racked: 2011-10-20 21:44
  • 未来日記 2話

    Excerpt: 今期最凶にして最萌ヒロインかもしれない。 というわけで、 「未来日記」2話 ヤンデレ最強説の巻。 うわーん、由乃っち大好き。惚れた。惚れてしまった。 かわいいですよ、彼女は。危う.. Weblog: アニメ徒然草 racked: 2011-10-20 22:32
  • 未来日記~第2話「契約条件」

    Excerpt:  中学2年生の天野雪輝が携帯電話にかきつづけていた日記に未来のことがかかれるようになった。未来日記をもつメンバーとサバイバルを繰り広げる第2話☆5月2日 未来日記。まる... Weblog: ピンポイントplus racked: 2011-10-21 00:16
  • 未来日記 第2話 感想「契約条件」

    Excerpt: 未来日記ですが、サードは天野雪輝の担任だったようです。学校にナインスこと雨流みねねが襲撃してきますが、天野がファーストであることがバレると、学校中に爆弾をしかけて占拠されます。天野は我妻由乃と協力して.. Weblog: 一言居士!スペードのAの放埓手記 racked: 2011-10-21 08:37
  • 未来日記 #2

    Excerpt: 【契約条件】 未来日記 Blu-ray限定版 第1巻出演:富樫美鈴角川書店(2011-12-22)販売元:Amazon.co.jpクチコミを見る 大丈夫だよ?私が絶対に殺すから・・・  Weblog: 桜詩~SAKURAUTA~ racked: 2011-10-21 11:54
  • 守るよユッキー・・・ 「未来日記」第2話の感想。

    Excerpt: 「何を犠牲にしても・・・」 Weblog: あるアッタカサの日常 racked: 2011-10-22 17:34