僕は友達が少ない 第1話「僕達は友達が出来ない」

タイトルの顔文字が書けません。




続々とスタートしつつある2011年秋アニメ。今期は、あらかじめ感想書きたいと思っていた作品が、それも放映開始が遅かったので、ブログ的には一週間ほど空白になってしまいましたが、とりあえずこの『僕は友達が少ない(はがない)』から、新作の感想を始めて行こうと思います。こうやってどれを書くか選んでると、いざ視聴してみたときにイマイチ面白くなかったりして、それで感想断念してしまうこともあったりして少々怖かったのですが、『はがない』に関しては期待以上の出来で満足でした。見たやつ全部書ければいいんだけどねw


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さて今作は、『そらのおとしもの』で伝説的な仕事をやり遂げた斎藤久監督の最新作であり、また自分の好きな脚本家である浦畑達彦氏がシリーズ構成を務めているということで、さらにもともと有名なタイトルであり、ラノベを知らない自分でもタイトル名やキャラは知っていたこともあって、今期もっとも楽しみにしていた作品のひとつだった。


加えて、さる知人から、どうも『そらおと』で活躍していたスタッフが今作のTVシリーズ化に向けて全力を注入してしまったがために、『そらおと』劇場版の出来が今ひとつの仕上がりになってしまったのではないかという噂も耳にしていたので、まぁ実際『そらおと』劇場版はもっと気合い入れて欲しかったよなぁと残念がっていた自分には、そのリベンジの意味も兼ねて、『はがない』を目いっぱいに楽しみたいという希望もあったりした。なんだか情けない理由だけれどw 




で、本編。導入部分はなんだか『ハルヒ』のSOS団設立にまつわるエピソードを強く連想させるものがあったね。次回予告の劇中ゲームに長田有希子なんてキャラが登場してたし、話の展開だけでなくキャラの演技や映像面でもところどころにハルヒっぽさをわざと挿入していた印象があった。こういうの(仲間集めてドタバタ)は嫌いじゃない、というかむしろ好きな部類だし、あまり大きな動きの無い会話劇だけど、女の子キャラがいちいち細かい仕草や表情で萌えさせてくれるので全然飽きさせない。とくに、世界史の先生とか、ガラス窓越しの星奈がやってみせた表情、いっぱいいっぱいで今にも泣きだしそうな、目じりに大粒の涙を浮かべてわなわな震えてる、オトコの加虐心をもろに突いてくるあの表情が、最高に素晴らしかった。これは原作イラストの持ち味なのだろうか。今後もたくさんこの”泣きそうな顔”を見せてくれるのなら、それだけでアニメ化した意義はあったと思う。


また、3番目の部員として星奈が乗り込んできた途端に、SOS団っぽい印象を脱ぎ捨てて、本格的に『はがない』という作品がスタートしたのだなぁという実感を持てたのも、第1話の好印象につながった。というか自分は、薄い本の表紙とか見てて、てっきり星奈がメインヒロインだと思ってた。夜空は事前の印象があまりにも薄かったから、この第1話で彼女が正ヒロインであるかのごとく立ち振る舞っていたのはなかなか違和感があって、星奈が登場してどうやらダブルヒロインらしい構図が見えてきて、やっと落ち着くことができた。いや、恋愛要素がどれだけあるのか知らないけど。個人的には、恋とか一切なしに、真面目に友達つくる話をやってくれたほうが好きかもしれない。


夜空の「エア友達」は思わず吹き出してしまったが、彼女はにっこり笑顔よりも、この世のすべてに怨念をぶつけるがごとく「リア充は死ね!」と叫んだ姿のほうが100倍魅力的だった。天敵の星奈が入部したことで、夜空の持つ負の感情が常時垂れ流しになるのだったら、これから先も大いに楽しめそうだ。




現時点での勝手な推測だけど、今回登場した二人のほかにもまだまだたくさんの可愛らしい女の子キャラが登場する今作は、間違いなくキャラ押しの作品ということでいいのだろう。けれど、単に彼女達の可愛さや萌えポイントを楽しむというよりはむしろ、どこかネジの外れた天然ボケ的青春群像劇、という感じで、登場人物たちの人間像が描かれていくのではないか。友達が少ない、という設定はつまり、学校におけるコミュニティを自然に形成している大多数の一般人とはどこか感覚のズレた人物である、ということだ。たとえささいな違いでしかないのだとしても、今作の主人公たちは明確に、普通の人とは違う。あるいはそう思い込んでいる。この差異をどれだけシリアスに扱っていくかは分からないけれど、少なくとも原則的には、世間一般の感覚と異なる彼らの特異性を、コミカルに、そして愛情たっぷりに描いていくのが、今作の趣旨なのだろう。


逆に言えば、そうした主人公たちの”ズレ”は、あくまで喜劇を構成する要素としてのみ描いて欲しいと思っている。というのも、もし彼らが過去の出来事などによって心になんらかの傷を負い、隣人部を通してそれを克服していく物語になっていったら、こんどは視聴者の側で、「友達が出来ない」という現実をどう受け止めていくべきかという問題に取り組まざるを得なくなる。で、そうなると、友達がいないという状況を苦とも思わない一方で、友達を作るのにそれほど壁を感じた経験の無い自分にとっては、ちょっと遠い世界のお話になってしまうわけでw あくまでコメディとして楽しませてくれれば、個人的にはもうそれだけで大満足ですよ。


だって、「エア友達」と楽しそうにおしゃべりしていた夜空の姿とか、泣きそうになるくらい真剣に「友達が欲しい」と言ってのけた星奈の必死さとか、理解できますか?w いや、もしかしたらそれくらい真剣に友達の存在を重く考えている人はいるのかもしれないし、そういう人が大多数を占めているからこそ支持される物語であるかもしれないのだけれど。教室にたくさんクラスメートがいるのにひとりで本を読むのを何とも思わないような人って、もしかして少数派なのでしょうか。自分のまわりには、自分も含めて、そういう奴がたくさんいたけどなw で、そういう人が他人と話すのが苦手かと言うと、別にそんなこともなく割とすぐ打ち解けた友人関係を構築できたりするようなイメージがある。


まぁでも、こればっかりは自分には分からない。友人関係というものに浅い考えしかもっていない自分に、ガツンと強烈なメッセージ性をぶつけて、「これが本当のトモダチなんだよ!」と教えてくれることになったら、人生を変えたアニメ作品として一生大切に想い続けることになると思うww 


そんな事態になるかどうかはおいおい見ていくとして、まずはやはり、魅力的なヒロインたちの仕草や表情、扇情的な演出やお茶を噴きこぼすギャグなんかを、全力で楽しんでおきたい。世界史の先生、たくさん出番があるといいな。





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それでは、今回は以上です。


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この記事へのコメント

あるるかん
2011年10月09日 00:36
お久し振りです。
このデザイナーは肉感のある女の子を描くのが魅力的です。夜空の艶っぽい唇やムチムチした太もも、星奈の輝く金髪や透き通るような碧眼が素晴らしいです。


伊藤さんの得意な高慢なキャラや井上さんの十八番の尊大な口調の女の子や愛すべきバカなど、なかなか相応しいキャスティングだと思います。
井上のスッゴいイイ笑顔で『エア友達』と話たり、「リア充は死ね!!」とかお気に入りです。(『エア友達』は痛いですよねぇ(笑)。中二病よりも精神疾患に見えてしまう…)


友人関係はね、難しいですよ、いちいち共感してしまう部分があって痛いくらいですよ。
私も年中本ばかり読んで、遠足もエスケープしてました(笑)
おパゲーヌス
2011年10月09日 11:46
>あるるかんさん
原作のキャラ絵の魅力をそれなりにうまくアニメのデザインに取り入れていたのは、良かったですね。イラストレーターのキャラ原案と全然違うじゃないかと揶揄される某作品のような、無用な批判は避けることができているのかな?

ヒロインのキャストも当たりだったようで良かったです。自分は伊藤かな恵さんは『大正野球娘』とかのイメージが強いので、高慢というよりは元気な演技が売りで、その一環としてのツンとかエラソーな態度の演じ方をしているのだと思っています。星奈はいつもなにか怒ったり叫んだりしてくれそうなので、その辺りは大いに楽しみですね。

この作品の主人公たちを見て心が痛むのは、友人関係を大切にしているという証拠ということで、良いのではないでしょうかw 友達できるかどうかは別にしても、友達(とくに親友)を欲しがる人は、良い人ですよw 
yuki
2011年10月09日 20:51
お久しぶりです。
このブログで「はがない」を取り上げられるとはちょっと意外でした(笑)。

私は原作の結構熱心な(にわか)ファンなんですが、基本的におパゲーヌスさんの期待されるとおり、良い意味でくっだらないギャグアニメとして期待されていいと思います(笑)。
あと超絶に直球のいわゆる「ブヒアニメ」なので、キャラクターもきっと気に入るキャラが居ると思いますよ。
私はみんな好きですが、特に小鳩ちゃんをイチオシしておきます。あんな子好きにならんほうが無理なんや・・・。

で、この作品確かに基本はギャグなんですが、シリアスな話もやっぱりちょっとあったりして、その「ちょっと」の部分がすごく読者の心を捉える内容なんですよね。
アニメはどこまでやるか分かりませんが、ゲラゲラ笑ってストーリーに期待してなかったら、ちょっとした驚きがあるかもしれません。

>ファイ・ブレイン
これ工夫してあって面白いですよね。
パズルって未知の世界だし、山を丸ごと迷路にするとか昔の漫画の破天荒さがあって私も楽しんでいます。
そういえばファイ・ブレインと同じ監督の「たまゆら」はご覧になりましたか?
花咲くいろは好きな人なら気に入る内容だと思います。
雰囲気いいですよー
おパゲーヌス
2011年10月09日 22:25
>yukiさん
事前に何の情報も無ければ、たぶん書かなかったと思いますw まぁタイトルの印象深さと、原作イラストレーターの魅力、そしてなにより、コミケ等での薄い本の存在感の大きさがモノを言いましたw 

基本的にギャグだと聞いてちょっと安心しました。もちろん、友達作りがテーマの作品で、友情の素晴らしさに感動を促す要素が皆無というのはあり得ないでしょうから(笑)、あとはバランス的に、あまり毎回、お涙頂戴みたいな展開をやられるとつらいなぁと思っただけですので。そこまでファンの心をつかむものがあるのなら、楽しみにさせていただきます。

『たまゆら』見てますよ。全4話のOVA?は、ネット配信の第1話だけを見て、あとは忙しくて視聴できなかったのですが、TVシリーズはちゃんと追いかけようと思ってます。溜めないでちゃんと見れるかどうか、勝負どころですがw 

あと、コメントが二重投稿になっていたので、片方削除させていただきますね。

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