輪廻のラグランジェ 第８話「鴨川ロリータ」
「わん」はとうとう封印か！？ 壮大な伏線に大笑いしてしまったｗｗ
今回ひどいな！ｗ Ａパートはずっと腹抱えて笑ってしまって、酸欠になりそうだった！ ８話目にしてやっと伏線回収するランの決め台詞の正体はツボすぎるｗｗ
まぁだいたいおかしいとは思ってたわけだけどね、あの違和感バリバリの決め台詞は。でもまどかの「まるっ！」は真面目にやってるので、ランの場合も同じような意図でキャラ設定してるのだということで、強引に納得してたわけですが。なるほどこういう背景があってわざとヘンなことやらせてたのか。楽しいなぁ。素晴らしいじゃないか。
この作品、登場人物たちの賑やかな様子を見せようとして、たびたび笑いを狙ったセリフや行動を見せてくれているけれど、変化球主体どころかもうガチでナックルボーラーだったので、まんまと笑わされてしまうこともあるんだけどいまいち釈然としないシーンも目立っている印象が非常に強かった。しかし今回の件で、釈然としなかったシーンのいくらかは、綿密な計算のもとに驚くべき仕掛けとして機能させていたことが改めて判明した。スベリ芸もありつつ本気で笑える高度な（？）ネタもあり、そのどれもがことごとく観客の予想外の発想で埋め尽くされているわけで、良くも悪くも作り手の意気込みや情熱が伝わってくる作品だなぁと思う。
で、ドジっ子のランが典型的な萌えシチュのテンプレートを演じている横で、敵だったアレイがまさかの女装メイドコスで恥ずかしそうにしながら会長代理の後につき従ってるとか、最高すぎる！ｗ ていうかこのキャラあまりにも久々の登場だったから、最初メイドさんが出てきたとき誰だか分からなくて、でもきっと男の子に違いないとわくわくしながら見てたよ。彼が男性声でセリフを吐き出したときはまじで心臓撃ち抜かれました。自分も一度でいいからあんなメイドさんを侍らせてみたい！ せっかく初登場で大活躍だったドＳ系金髪ロリっ子の姿も、このメイドさんの前では霞んでしまうねｗ
さてストーリーのほうは、主に世界観設定のほうで新たな情報が提示された。なんでもレ・ガリテやデ・メトリオの宇宙人さんたちは、２万年前には地球上で高度な文明を築いていた人たちなのだという。
この設定を聞いて、なるほどとは思ったけれど、まどかの言っていたように少し残念に思う部分もあった。なんというか、せっかく壮大なスペースオペラ的世界観が広がっているんだとワクワクしていたのに、この設定のためにランやムギナミたちに急に親近感が湧いてきたというか、謎めいた魅力みたいなものが減少してしまったように、自分は感じた。もちろん、２万年前に分かれてお互い独自の歴史を歩んできたということで、実質的には異星人と言って間違いないとは思うんだけれど。まぁでも、いままでさんざん文化の違いを強調して描いていた一方で、もっと根本的に問題となりそうな生物学的相違がほとんど話題に上がらなかったのは、当然と言えば当然だったわけだ。
しかし世界観がこじんまりとしてきたなぁと感じたのは、宇宙人のルーツの設定だけではなく、むしろ最後の、会長とヴィラジュリオたちが会談していたシーンでのこともある。ウォクスにまつわる伝承を回避しようとする一派と、むしろ積極的にウォクスの力を解放しようと考える一派がいるらしいことは、今後のストーリー展開に大いに絡んでくることだから要注目だけれど、そんな大事な問題を、戦争の当事者たちが直接、道端で駄弁ってるような感覚で話し合っていたのを見て、宇宙規模で進行しているはずのこの物語の広がりが、一挙に鴨川周辺限定に狭まってきてしまったように感じた。
これはこれで、それぞれの勢力を密接に絡めたドラマを展開できるし、地域限定色というのはむしろ狙ってやっていることなのだろうから、作品にとっては良いことなのかもしれない。しかし大風呂敷を広げて始まったこの作品が急にスケールが縮こまってきてしまったような寂しさを、どうしても意識せざるを得なかった。
とはいえたぶん、これはウォクス・アウラが凍結されようとする展開に即して、あえて事態を地球内（というか鴨川内）規模に収束させようとしていると言え、会長の意向が強く反映されている状況なわけだ。だからとうぜん今後の展開はこれに反発する動きを見せることになるだろう。ウォクスの秘められた力が解放されるとどうなるのかはまだろくな予測も立たないけれど、作品としてはもういちど大上段に構えたスケールの大きな展開に持って行くだろうし、そのための策動をヴィラジュリオやモイド（そのバックにいるディセルマイン）が見せているわけだ。
３つの勢力が入り混じる複雑な展開が繰り広げられるであろう今後の展開、今まで通りのぶっ飛んだセンスはそのままに、しかし絶妙なバランス感覚を保つことが出来れば、我々視聴者の予想だにしない快作になる可能性は大いにある。期待しておきたい。
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それでは、今回は以上です。
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今回ひどいな！ｗ Ａパートはずっと腹抱えて笑ってしまって、酸欠になりそうだった！ ８話目にしてやっと伏線回収するランの決め台詞の正体はツボすぎるｗｗ
まぁだいたいおかしいとは思ってたわけだけどね、あの違和感バリバリの決め台詞は。でもまどかの「まるっ！」は真面目にやってるので、ランの場合も同じような意図でキャラ設定してるのだということで、強引に納得してたわけですが。なるほどこういう背景があってわざとヘンなことやらせてたのか。楽しいなぁ。素晴らしいじゃないか。
この作品、登場人物たちの賑やかな様子を見せようとして、たびたび笑いを狙ったセリフや行動を見せてくれているけれど、変化球主体どころかもうガチでナックルボーラーだったので、まんまと笑わされてしまうこともあるんだけどいまいち釈然としないシーンも目立っている印象が非常に強かった。しかし今回の件で、釈然としなかったシーンのいくらかは、綿密な計算のもとに驚くべき仕掛けとして機能させていたことが改めて判明した。スベリ芸もありつつ本気で笑える高度な（？）ネタもあり、そのどれもがことごとく観客の予想外の発想で埋め尽くされているわけで、良くも悪くも作り手の意気込みや情熱が伝わってくる作品だなぁと思う。
で、ドジっ子のランが典型的な萌えシチュのテンプレートを演じている横で、敵だったアレイがまさかの女装メイドコスで恥ずかしそうにしながら会長代理の後につき従ってるとか、最高すぎる！ｗ ていうかこのキャラあまりにも久々の登場だったから、最初メイドさんが出てきたとき誰だか分からなくて、でもきっと男の子に違いないとわくわくしながら見てたよ。彼が男性声でセリフを吐き出したときはまじで心臓撃ち抜かれました。自分も一度でいいからあんなメイドさんを侍らせてみたい！ せっかく初登場で大活躍だったドＳ系金髪ロリっ子の姿も、このメイドさんの前では霞んでしまうねｗ
さてストーリーのほうは、主に世界観設定のほうで新たな情報が提示された。なんでもレ・ガリテやデ・メトリオの宇宙人さんたちは、２万年前には地球上で高度な文明を築いていた人たちなのだという。
この設定を聞いて、なるほどとは思ったけれど、まどかの言っていたように少し残念に思う部分もあった。なんというか、せっかく壮大なスペースオペラ的世界観が広がっているんだとワクワクしていたのに、この設定のためにランやムギナミたちに急に親近感が湧いてきたというか、謎めいた魅力みたいなものが減少してしまったように、自分は感じた。もちろん、２万年前に分かれてお互い独自の歴史を歩んできたということで、実質的には異星人と言って間違いないとは思うんだけれど。まぁでも、いままでさんざん文化の違いを強調して描いていた一方で、もっと根本的に問題となりそうな生物学的相違がほとんど話題に上がらなかったのは、当然と言えば当然だったわけだ。
しかし世界観がこじんまりとしてきたなぁと感じたのは、宇宙人のルーツの設定だけではなく、むしろ最後の、会長とヴィラジュリオたちが会談していたシーンでのこともある。ウォクスにまつわる伝承を回避しようとする一派と、むしろ積極的にウォクスの力を解放しようと考える一派がいるらしいことは、今後のストーリー展開に大いに絡んでくることだから要注目だけれど、そんな大事な問題を、戦争の当事者たちが直接、道端で駄弁ってるような感覚で話し合っていたのを見て、宇宙規模で進行しているはずのこの物語の広がりが、一挙に鴨川周辺限定に狭まってきてしまったように感じた。
これはこれで、それぞれの勢力を密接に絡めたドラマを展開できるし、地域限定色というのはむしろ狙ってやっていることなのだろうから、作品にとっては良いことなのかもしれない。しかし大風呂敷を広げて始まったこの作品が急にスケールが縮こまってきてしまったような寂しさを、どうしても意識せざるを得なかった。
とはいえたぶん、これはウォクス・アウラが凍結されようとする展開に即して、あえて事態を地球内（というか鴨川内）規模に収束させようとしていると言え、会長の意向が強く反映されている状況なわけだ。だからとうぜん今後の展開はこれに反発する動きを見せることになるだろう。ウォクスの秘められた力が解放されるとどうなるのかはまだろくな予測も立たないけれど、作品としてはもういちど大上段に構えたスケールの大きな展開に持って行くだろうし、そのための策動をヴィラジュリオやモイド（そのバックにいるディセルマイン）が見せているわけだ。
３つの勢力が入り混じる複雑な展開が繰り広げられるであろう今後の展開、今まで通りのぶっ飛んだセンスはそのままに、しかし絶妙なバランス感覚を保つことが出来れば、我々視聴者の予想だにしない快作になる可能性は大いにある。期待しておきたい。
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