中二病でも恋がしたい! 第4話「痛恨の・・・ 闇聖典」

六花にも、やらしー本を見て顔を赤らめるくらいの羞恥心はあるんですなw




だいたい1話につき一人のペースで順調にヒロインのキャラ紹介を進めている今作。今回は丹生谷森夏が満を持しての本格参戦だ。


キャラクターデザイン、劇中での評価、主人公との接し方など、明らかに他のメンバーとは格の違う美少女として描かれてきた森夏。勇太とは最初に出会ったときからちょっとイイ雰囲気ではあったけれど、前回ラストから唐突に接近してきていろいろと期待させる展開ではあった。もちろん、そこからすんなりと恋物語に突入するとはたぶん誰も考えていなかったんじゃないかと思うけど(笑)、では彼女がどんな新しい表情を見せてくれるのかというのが、今回の注目点だった。


勇太宅でのスリルとネタに満ちたやり取りを通じて明らかになったのは、森夏も勇太と同じくかつての中二病患者であり、その過去を必死にかき消そうと努力していたということ。それだけでなく1年前には、六花や凸守にも絶大な影響力を及ぼした中二病界隈の伝説的人物だったという。ついでに、素の表情が常にけんか腰の乱暴な性格だという点も明らかになった。




「邪王真眼の使い手」はまぁかっこいいし、「ダークフレイムマスター」も安直ではあるが理解できないこともない。けど「モリサマー」ってひどいなw おかげで恥ずかしさのあまり死にたいという言葉の切迫感がハンパなくて、見ているだけでもう顔が引きつってくるw それともこれは森夏、という本名を分かったうえで聞くからダサく感じられるだけで、なにもないところにポッと「モリサマー」を名乗る魔法使いがいたら、それなりの重みが出てくるのだろうか。いや、でもやっぱりダサいよねw 呪いを発動させようとする場面とか、1年前の占い師っぽい格好とか、一番それらしい振る舞いを実現できているのに、名前だけですべてが台無しな感じだ。


でもこれだけ酷い過去を持っているということが分かると、第1話からの彼女の言動がまた違ったものに見えてくるから不思議だ。高校に入ってからの森夏の愛らしさは実際には相当のブリっ子だったことが明らかになったわけだけど、息をするように可愛い子ぶってみせる真性の小悪魔というわけではなく、ちょうど勇太と同じように、心の中で幾度も自分を叱りつけ奮い立たせながら、なんとかして高校デビューを飾ろうと努力していたわけだ。


ひょっとしたら駅のホームの鏡の前で勇太と出会ったシーンは、彼女にとって自分の変化を証明する最初のチャンスだったはずで、その場をうまく乗り切ったことで、その後の高校生活に自信を持って踏み出すことができたのかもしれない。第1話から勇太が心の中で独白していたセリフを、ほぼそのままの内容で森夏にしゃべらせても、十分に通用しそうだ。そしてそんな水面下の努力を想像できるようになったことで、これまでのブリっ子森夏がより身近な魅力を持って思い起こすことができるようになったし、また今後も彼女のあがき(それは共犯者となった勇太をも巻き込んだものになるはずだ)を面白おかしく眺める楽しみ方ができるようになったわけだ。


そういう意味では今回やっと森夏は『中二病でも~』のヒロインたるにふさわしい素質を見せてくれたということになる。おおよそメンバーが出そろった感のある魔術部が、このちぐはぐな関係を活用してどんな騒動を巻き起こしてくれるのか、期待したい。


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ところで今回も大活躍だった凸守。六花と一緒になってはしゃぎまわっているが、二人が一緒になったことで、これまで主にセリフや一人芝居のみで描かれた六花の中二病的言動が補強されていて、ずっと分かりやすくなってきた印象だ。


凸守はとくに、脳内で作り上げた映像をより直接的に体現したいと考える傾向があるようで、部室での電化魔法陣や扇風機などを持ち出した召喚の儀や、モリサマーとの決闘に際して相手の投げたバトンをわざわざ腕に巻きつけてみせるなど、少しでも”それっぽく見える”ように演出しようとしている。それにつられたのか、今回は六花もそうした趣向を積極的に取り入れていた。


六花が一人だけでいるときは、傘を振り回したりアクション映画ばりの跳躍を試みたりと、脳内妄想を再現する舞台が自分の肉体周辺(身体能力や持ち物など)に限られていた。ロープをつたってベランダを降りてくるのも、アレは浮遊術か何かを実現しているつもりなのだろうが、やはり自分自身の能力に関する設定の再現だ。しかし発想豊かな凸守が加わることで(あるいは単に人手が増えたことで)、より大がかりな装置や道具を使ったロールプレイが可能となる。


この変化は意外に効果が大きくて、一人だけだと奇妙な言動の変人にしか見えなかった六花たちが、二人でいろんなおもちゃを振り回すことによって、無邪気な子どもが遊んでいる楽しそうな様子に見えてくる。変人から子どもへと転身した六花と凸守は、いままでよりずっと身近な存在として感じられるようになったのではないかと思う。凸守と森夏が決闘をする場面だって、あれはまさにヒーロー変身ごっこの亜種であり、男の子ならだれしもが感じる懐かしさに包まれていた。もちろん高校生にもなって本気で変身ごっこなんかやっていたら物笑いの種にしかならないが(だからこそ森夏は耐えられなかったw)、でも高校時代、あくまで遊びなのだという前提で変身ごっこやプロレスごっこに興じた男子は決して少なくないのではないか?(←たとえば『男子高校生の日常』にはこうした”遊び”が満ち溢れていた) 


今作はそうした遊びを客観的に冷めた視点で眺める点に面白みを求めていたところがあったが、今回のエピソードに関しては、小中校時代にハマったごっこ遊びの快楽がまだまだ十分な熱を帯びて彼らの中に眠っていることを、リアルな触感を伴って描き出して見せたと言えるのではないだろうか。



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それでは、今回は以上です。


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