ティアーズ・トゥ・ティアラ 第14話「白の精霊」

こ、これは神回!そんなことを思ってたら、なんと絵コンテ・演出と作画に細田直人の名が。かなめものOP映像も担当されてましたが、意外なとこで名前が出てくるなぁ。脚本は知らない人だったけど、こちらも素晴らしい仕事。いや、ほんと今回はいい出来でしたよ。


遺跡のダンジョン探索ということで、たぶんいままでで一番、RPG的要素の強かった回でした。

冒頭のアロウンの眠そうな描写は笑った笑ったw 表情・仕草といい、演技といい、ほんとうにだらしないアロウンになってました。これはある意味で眼福。

そのアロウンも、他のキャラも、今回はだいぶのんきな雰囲気で、しかもなごむだけでなく笑いまで取れる演出が続く。今回は、シリアス回の間に挟まった小休止的な意味合いも込めてあるのだろう、比較的出番の少なかった名塚嬢のスィールも含めて、各キャラの魅力を丁寧に引き出し、見せ場を与えようというふうに感じた。セリフの掛け合いも笑いを誘うもので、しっかりなごませて頂きました。もうこの時点で、今回はべた褒めしようと決意したww

本当は、国王を始め、軍師も有力武将もことごとく引き連れて探検に行くとか、本拠地ガラ空きじゃんそれってどーなん?とか書こうと思ったんですが、今回はそういう戦略要素は抜きにして楽しむ回でしたね。



しかしそれでいて、ほんわかとした空気から一転しての、緊迫感ある戦闘シーンへの切り替わりとか、見事な展開でした。このアニメは、セリフ回し等の脚本展開も、映像描写も、近年の作品にしてはわりとスローテンポな印象が強いのだけれど、あまり忙しく動かしすぎるよりもこれくらいのペースのほうが魅力的に感じる。とくに戦闘シーンは、動きが比較的ゆっくりな分、細かいところまで描き込まれているところに目が行くし、またいい具合に重力感が出せている。

戦闘シーンは久々の集団戦で、しかもたぶん初の攻撃魔法!!w いや描写は素晴らしかったですよ。オーガと戦うシーンは映画「ロード・オブ・ザ・リング」なんかを髣髴とさせるものだけど、こっちのほうが魅力的だったんじゃないかと思えるくらい、絵コンテも作画も素晴らしかった。ええ、日本アニメはもうハリウッドなんか目じゃないんだと。

ついさきほどまで、今回はキャラに萌えてなごむ回だと思っていた私は、ここで完全にノックアウトされました。まじで鳥肌たったよオーガ戦。個人的には、矢を青い光で表現して、それをカメラの視点から前方へ真っ直ぐ撃ちだす描写とかすごくツボだったな。また血しぶきの飛び方、とくにオクタヴィアの顔に血が飛び散って、彼女が片目だけつぶるところとかも上手かった。


さてクライマックスの戦闘シーンを早めに消化してしまったあとは、しっとりとした雰囲気で昔話。このあたりはまだ伏線の段階なのでよく分からない部分ですが、会話が壁画の場面になるとちょっと不穏な空気になったのはすごく気になる。13人目の精霊の話(今回のタイトルと関係あり?)とか、アロウンの横に葬られていたというナントカって神様のこととか、アルサルの「親父を殺した連中に似ている」うんぬんとか、何か登場人物たちの因縁に関係する重大な伏線のようですね。

壁画の話をしているのに、壁画をちゃんと映して見せてくれないままだったのはちょっとむずがゆかったが。今後、ちゃんと見せてくれる機会はあるのかな?


夜、アロウンのもとをリアンノンが訪れ、唐突に人形劇ならぬ鍋つかみ劇をやりはじめたのは、正直とまどったけど激しく萌えたwww というか夜這いじゃなかったのかっていうのがちょいと残念。ここの竜の話も、昔話絡みでの伏線なんだろうなぁ。最終話までにちゃんと消化してくれるのか心配ではあります。


一方で元老院に糾弾されて、立場が危うくなったガイウス将軍。この「ガイウス」って名前も、古代ローマじゃ典型的な名前ですね。ガイウス・ユリウス・カエサルとか。んでそのガイウスが糾弾されるそのやり口も、非常に古代ローマっぽい(ただの印象だけど)。こういう描写は歴史好きとしては燃えますね。こうやって糾弾されると、将軍としては、手持ちの部隊でなんとか功績を上げるか、あるいは国家に反旗を翻すかしかなくなってくるわけで。古代世界では、アテナイにしろ、カルタゴにしろ、ローマにしろ、期待通りの戦果をあげられなかった将軍が不必要に非難されるのはよくある話。しかもその「期待される戦果」というのが、たいてい無茶苦茶困難だったりするw 戦争は議会で起きてるんじゃない、って話なわけですね。民主主義の弊害です。

今回ガイウスは、手持ちの部隊でなんとかするという決断をしたようで。これで負けたら処刑されるんだろうから、必死になるのは当然ですね。私は全力でガイウス将軍を応援します。ゲール族・ブリガンテス族の連合軍に負けて、こうなりゃヤケだって言って、ゲール族連合に加わって帝国の首都へ攻めのぼる展開を切に希望しますw



まぁそういう妄想が実現するかどうかも含めて、今後の展開に期待したいと思います。次回はまだ戦争はやらないのか。なんかアンデッドっぽいのとは戦ってるけどw 全体の展開だけはもう少し急いでもいいと思うんだこの作品。


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