デュラララ!! 第16話「相思相愛」

刀の取り出し方、カッコイイ!




・罪歌の正体


いやぁー、怖かった!!w ホラーは苦手なんだってばw 


冒頭あっさり解決しちゃったかにみえた切り裂き魔事件は、ナレーションで語られる通りむしろこれがきっかけとなって、思いもよらぬ拡大の仕方を見せた今回のエピソード。罪歌の性質が明らかにされると共に、「母はどこに?」という疑問に視聴者の意識を集約させて、贄川春奈の存在を急速にクロースアップしていった作劇だったが、ヤンデレを絵に描いたような彼女の描写(それに加えて中原麻衣の演技)が、心底怖くて、ホントどうしようかと思ってしまったw


しかし、贄川春奈が”母”らしいと思わせておきながら、なんだかやたらと饒舌な妖刀だなぁという違和感に加え、彼女自身の倒錯した感情や嫉妬心があまりに強く表れすぎている点に不信感を持たせる描写に首をかしげていたところ、真打ちは実は園原杏里だったというどんでん返し。依存して生きること云々についての語りは置いておくとしても、贄川の攻撃を腕で食い止め、そこからゆっくり刀を引き抜いて見せた彼女のカッコよさといったら無い。


そうした怖さといいカッコよさといい、今回は映像の見せ方として非常に巧い回だった。いや、この作品は毎回巧いのだけれど。寺東&上坪氏の両名によるコンテ、二人のどちらがどのパートを担当したかなんて素人目にはさっぱり分からないけれど、EDのクレジットで名前を見た時になるほどと納得させられた。とくに寺東克己は、ほんと良いところで良いコンテを切るなぁと感心する。




・世界征服考


ところで今回、罪歌が子どもを作るという話があって面白かった。被支配者を増殖させていくというのは十分、想定の範囲内だったが、それを「母」という存在を中心に、愛の話としてまとめ上げていたのは、見事な設定だと思う。チャットで羅列される母という字の意味も判明してだいぶすっきりした。


ところで、こうやって親から子へ、子から孫へと支配を拡大していくのを見ると、『空想科学読本』(たぶん第1巻。本棚の奥を探索したけれど、1巻が見つからない!w)において、ショッカーの世界征服作戦で最も効果的なものは何か、といったようなテーマが論じられていたのを、思いだす。


ただ組織を拡大していくには、ネズミ算式に洗脳を広げていくのが一番、手っ取り早い。倍々ゲームというのは恐ろしいもので、子を産むという発想に罪歌がいつ気付いたのかは分からないが、わざわざ静雄のような強者に頼らずとも、もっと簡単に世界征服が可能な手段なのだ。


今回罪歌は、人類全てを愛し支配する、というようなことを言っていた。そうして、すでにあれだけの人数が一斉に、人斬りに動き始めた。人口密集地域なら、それこそ恐ろしい数で仲間を増やしていくだろう。


仮に現時点で罪歌が100人くらいいるとしよう。彼らは静雄と関係ない場所で動いていて、なおかつ警察の妨害をくぐり抜けた数だと仮定する。彼らが1時間に5人づつくらいのペースで仲間を増やしていけば、6時間後には156万2500人が罪歌の支配下に入る。ウィキペディアによれば池袋の繁華街は1日で100万人の集客人員があるというから、たった一晩で池袋に集った人々を全て支配下に置けるわけだ。


彼らは恐らく寝ないで活動するから、仮にそのペースを維持したとしたら、その3時間後には日本の人口を上回る。さらにもう3時間経てば、計算上240億という数字に達し、文字通り全世界の征服が完了する。もちろん人口密集地帯を抜ければペースは落ちるだろうから計算通りにはいかないだろうが、もし行政が戒厳令でも発動して対策を取らなければ、またたくまに全地球規模へと被害が及ぶだろう。早く何とかしないと、本気で地球全土の人類が支配されるぞ!w


いや、恐ろしい想像をしてしまった気がするw 静雄や杏里たちが一刻も早く事件を収束させてくれることを、ただただ祈るばかりである。



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それでは、今回は以上です。


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