けいおん!! 第10話「先生!」

1期の頃から、さわちゃんを書かせたらピカイチの花田十輝w




・部活の青春を描いてこその「けいおん」!


今回はさわちゃん回。しかし大人の女性の苦悩を描くのかと思いきや、青春の思い出が蘇りふたたび当時の輝きを見せたさわちゃんが、大いに女を上げたエピソードだった。


じつは前回、唯と近所のおばあさんのエピソードを見て、個人的には強烈な違和感があった。それはこの作品が、徹底的に親と家族を排除してきたという事実を、まざまざと見せつけられたからだった。姉妹だけによる食卓と団欒、幼い唯を見守ってきたお婆さん、そんな唯が見せてくれた成長。こうしたエピソードは本来、親(あるいはそれにあたる存在)と密接に絡み合ったドラマでなければならないはずで、しかしこの作品の場合はとにかく親を登場させないルールに縛られているかのごとく、前回も平沢夫妻は言及すらされなかった。親を排除して青春劇を作るのは珍しいことでもなんでもないのだが、前回のような作劇の場合、親の不在が強烈な違和感を生み出してしまい、それがやたらと目に付いたのだった。


それに引き換え今回は、さわちゃんをメインに据えておきながら、でもしっかりと学園部活モノの青春を描き切っている。それは唯たち現役生の描写にも色濃く表れているが、なんといってもさわちゃんがクライマックスのライブシーンで、自分の高校時代を回想していた描写に見て取れる。かつて高校生だった者たちと、今まさに高校生として暮らしている者たちが、それぞれの思い出をオーバーラップさせて描き出された清々しい青春ドラマに仕上がっていた。


これでこそ「けいおん」だと思った。青春と一口に言っても様々な形態があるが、とくに今作の場合は、ゆるゆるな部活動を通して青春のひとコマひとコマを切り取っている。1期の頃からずっとそういう作劇だった。登場人物たちの家庭があえて無視されているのは、学校および部活動の空気感や思い出をこそ描き出したいと考えているからに他ならないはずで、その主題に真っ向から取り組んで見せた今回のエピソードはだから、じつに正統派な「けいおん」であったと言える。すっごく良かったと思う。


肝心のライブシーンで流れた楽曲は、残念ながら自分にはもうひとつ理解しきれないものだったw これは文化が違うから仕方が無い。新郎が多少無理をしながら(←ここ重要!)、リズムにノって会場を盛り上げていたのが微笑ましかった。あと、さわちゃんの作画かっこよすぎw




・進化する琴吹紬


2期になって、ムギは目に見えて自己主張が強くなり、はっちゃけた姿を見せるようになったなぁ。1期よりも断然積極的に、いやむしろ誰よりも強引に、チームをあらぬ方向へ牽引する原動力になっている。じつにいいキャラになった。


がんもどきとか、廊下に立ってなさいとか、注目すべきネタは今回も多々あった。けれど今回真っ先にびっくりさせられたのは冒頭、彼女はたしか携帯をいじりながら歩いていた。こんなお行儀の悪い姿を、前はそう見せなかったと思うわけで、このシーンだけとってみても画期的にムギの成長(というか非行)が加速しているのが分かって、面白い。とても衝撃的なシーンだと思った^^


むろん彼女にはもっともっと暴走して欲しい。すでに立ち位置や担当(漫才・コント的な意味で)がほぼ固定されている他の4人と違って、ムギだけは伸びしろがたっぷり残されているキャラクターだ。これからもその愛くるしい太マユゲを上下させながら、縦横無尽の活躍を期待したい。


マユゲ可愛いよマユゲ。




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それでは、今回は以上です。



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