けいおん!! 第12話「夏フェス!」

”静”の第11話に対して、思いっきり”動”で魅せてきたエピソード。



タイトル通りの夏フェス回。自分には未体験の世界だったけど、「らきすた」のコミケ回をなんとなく連想した。むろん、主人公キャラたちのイベントにかける情熱は、まったく異なるものだったけれど、しかしこうしたお祭りのキラキラした雰囲気を、あくまで10代の少女たちの視点で騒がしく楽しげに描いて見せたという点で、通じるものがあったと思う。いあ、コミケだって自分には未体験の世界なんだけどねwww


今回はとくに”動”を見せる回だというのを、夏フェス会場に到着する前の日常パートからさんざん意識させていた絵作りが、すごく魅力的だった。今回ばかりは、セリフ上でヤキソバアピールばかり目につくムギよりも、飛んだり跳ねたりぶっ倒れたりの活躍だったさわちゃんや、イベントの期待感に熱中して興奮する澪のほうが、ずっとずっと輝いてた印象だ。その中で、対照的にわりと大人しかった律の大人っぽさや、意外としんみりモードの顔を見せたりしていた唯の姿が、強く印象に残る。




バス停のシーン、薄明の空気感や色合いをすごくきれいに描けていたなぁ。あの時間帯って一日の中で最も清浄なタイミングだと思っててすごく好きなのだけど、アニメでなかなか描かれないので、貴重。近いところでは「生徒会の一存」の合宿回が、印象的だった。それからここでは、梓たちの会話を遠くから眺める唯の、画面への混入の仕方がすごく洒落ていて、ツボだった。




夏フェス会場に入った後は、もういかにも「けいおん」らしい音楽シーンの描き方。演奏描写どころか今回は曲そのものまでが、極めて断片的にしか提示されていない。音楽の魅力を扱う場面で、魅力的な音響や演奏描写に頼らないで、では何を描くかと言えば、主人公たちが音楽に触れて喜び、興奮して、身震いをするその表情だ。


自分は「けいおん」という作品の何が魅力的なのかと考えたときに、第一に挙げたいのがこの表情の描き方の見事さで、むろん表情といっても顔だけの話では無く、体全身を使って、音に触れる歓びを表現している。コレを描くことができているからこそ、「けいおん」はこれだけ魅力的に映るのだと思う。作劇だってそんなたいしたものではないし(脚本は素晴らしいけど)、キャラもデザインと設定に限って言えばさほど特徴的とも思えない。でも、演技が素晴らしいから、他のすべての要素まで、実際以上に素晴らしく見える。まぁ「けいおん」だけでなく、京アニ作品にほぼ共通の魅力だとも思いますが、「けいおん」はことさらに、表情と仕草をオーバーに強調して描こうという姿勢に見える。


とくに今回は、主人公たちがいろんな場面で”感動”を表現するのだけど、そのシチュエーションや対象物によって表情がまるで違う。最初のバンドの演奏を聴いてもりもりと興奮が湧きあがってきた瞬間と、さわちゃんがたこ焼きを買ってきたと聞いた場面と、あるいはバスの中から外の風景を眺めているときと、それぞれで異なる笑顔や感動を描き分けているように見える。たぶん実際には言うほど違いはないのかもしれないけれど、一枚絵としてだけでなく動きがつくことで、顔だけでなく全身で表現している表情に差異が生じているように感じさせているのではないかと思う。1期の第1話以来、自分が「けいおん」という作品に惚れた第一の要素だ。今回は改めてそれを堪能できて、大変おいしいエピソードだった。




次回予告が何気にカオスだったなぁw 後輩ズが出てくるのは良いとして、それ以上のことは、タイトルからも予告内の断片的なセリフの応酬からも、まったく予想できないw


褐色肌になった梓の可愛さは異常。もう2話くらい、その色で引っ張って欲しいw それと気になるのが、再来週あたりOP・EDが変更になったりするのかな? またオリコンチャートを席巻するんだろうなぁ。



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それでは、今回は以上です。



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