それでも町は廻っている 第4話「呪いの方程式」

数学は、出来ない奴にはホント出来ない!



今回は森秋先生と歩鳥の二人コント2本立て。エピソードの順番は忘れたが、個々の話としては基本的には原作に忠実に、しかししっかりと映像・演出・音響等で魅せてくれる。出番の多かった二人以外はあまり人物の絡まない地味な作劇だが、生真面目で怒りっぽい人間が焦ったりヘコんだりしている姿で笑わせる、喜劇の典型のような30分間。面白かった。


それにしても、森秋先生のムスカっぽさがいいなぁw もし今の時代に始めて「ラピュタ」を作るのなら、声優は杉田さんで決まりではないかと思う。声は似てないけど、キャラの方向性というか、セリフの語り口などでついつい連想してしまう。また今回は某ニュータイプの声真似等もあって、声優のチカラで劇を成立させてしまっている印象。


一方の歩鳥に関しても、耳が慣れたのもあるし小見川さんの演技がそもそも魅力的なので、自分の感覚ではもうすっかり馴染んでしまった。この人はよく棒演技って言われるけど(というか先日友人と「それ町」の話をしていて、まさにそう言われていたのだけど)、全然そんなことないと思う。クセは強いが、しっかりと演技が出来ているのではないか。脳みそが馴れてしまっただけかなぁ?




数学教師として、あらゆる不合理を毛嫌いする森秋先生と、直感や感性で生きている歩鳥の対比がじつに面白い。歩鳥はあれだけ機転のきく人物で、ドジだが頭はいい。ただ数学的思考が出来ないだけで、その数学的思考にどっぷりと浸かってしまっている森秋先生にはしかし、そんな歩鳥が理解できない。


数学って、非常に特殊な頭の使い方をする学問だ。自分が数学出来ないからこんなことを言うのではない。識字率がほぼ100%に近い日本ではあまり理解されにくいかもしれないが、算数や数学は教育を受けていない人にとっては本当にちんぷんかんぷんなのだそうだ。例えば買い物にいって、942円の品物を買う時、それが500円・100円・10円・1円のそれぞれのコインの組み合わせによって成立する数字だということが、理解できない。ただ、942よりも1000のほうが大きいということは知っているから、1000円札を出してお釣りをもらい、結果として小銭がどんどん溜まるのだと、そういう体験を聞いたことがある。


むろん、勉強をサボってきた結果が追試すら0点という歩鳥の成績に繋がっているのだから、原因は学問ではなく学生の方に向けられてしかるべきだが、彼女の場合は授業を聞かないというよりは、聞いても分からない(理解できるだけの素養ができていない)ワケだから、森秋先生もここは腹をくくって、小学生の算数から順繰りに教えてあげるべきだろう。そこに頭が回らないのが彼のカタブツたる所以なわけで、胃が痛くなったり毛が抜け落ちたりするのは自分の責任だ。


でも思い返してみれば自分が中高の頃にも、生徒にその素養が無いのを分からずに意地でも教科書の内容を押しつけて、挙句の果てには数学を暗記科目に変えてしまう融通の利かない数学教師は、確かに存在したなぁ。あいつさえいなければ、今の自分はもっとスマートに数学を解くイケメンエリートになっていたかもしれないと、そんな風に責任転嫁したくなるあの先生を、森秋夏彦というキャラクターはよく思い出させてくれる。・・・思い出したくもない記憶なのでやめて欲しいw




さて、次回はどうやらたっつんメインのお話になりそうで。せっかく登場した双葉の出番が少ないが、これは今後の楽しみにとっておこう。




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それでは、今回は以上です。


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