アマガミSS 絢辻詞編 第二章「ウラガワ」

もっと、もっとSを・・・!




・本領発揮の絢辻さん


衝撃の幕引きを見せた前回に引き続き、いよいよウラガワというか、本性を明らかにし始めた絢辻さんの、その本当の魅力を存分に堪能するのが、今回のエピソードだ。


いや、ようやくこれが見れるんだと、興奮が抑えきれなかったwww 自分はM気質ではないと信じているけれど、「ギャグマンガ日和」を見て以来、名塚佳織に罵られるのが心底快感になってしまった身としては、待ちに待った絢辻さんの本領発揮に大感動の30分間だった。とくにここで聞かせた名塚さんの演技は、自分が見てきたアニメの中ではあまり見られないタイプのものだったので、それだけでもう見た価値のある回だった。


むろん、キャラクターとしての絢辻さんの魅力も爆発。アバンの一幕だけで「今回は勝った!」と思いましたねw 実際には、OP明けになんかあっさり勘違いが判明してしまったり、Aパートのかなりの部分をセリフ抜きのカットの繋ぎだけで展開していたりと、いろいろともったいない、もっと罵ってくれ!と叫びたくなってしまうところだが(笑)、Bパートでも十分に魅了してくれたので満足だった。


それになんといっても、もっといじめてやろうと嬉しそうに独りごちる絢辻さんがもう可愛くて可愛くて・・・。あのセリフを語らせるには、やっぱりちょっと”橘クンいじめ”の描写が不足してる印象は否めないけれども、そのあたりはしっかり脳内で補完しておこう。




・ズレが生み出すオリジナリティ


絢辻さんのウラガワを梅吉にバラしそうになったあと、純一に対して絢辻さんは、もっと暴力的な振る舞いに出ると思っていた。本当はネクタイを引っ張って床に頭から叩きつけたあと、踏みつけてグリグリやるくらいのことはして欲しかったり、あるいはもっと言葉責めを聞かせて欲しかったのだけど、そこまで踏み込んだSキャラ設定ではなかったようで、ちょっと残念。姉に対してとにかく冷たく当たる彼女の描写に見られるような、絶望的なまでの拒否と嫌悪を、純一に対してもぶつけてくる展開を予想してしまっていた。また一方では、本性がバレたあとの彼女の口調も予想とは大きく異なっていた部分。ずいぶんざっくばらんな、まるで男友達みたいな雰囲気を見せるんだなぁ。少しだみ声気味に発声するのは、前述したように名塚さんの演技としてはあまり聞きなれないもので、とても新鮮だった。


これらの、予想とは色んな意味で異なっていた絢辻さんのキャラクター性が、しかし彼女の女性としてのアイデンティティをしっかと確立させていたように思う。この作品のヒロインは皆その傾向があって、ぱっと見たところ何処にでもいそうなステレオタイプのキャラだと想像してしまいがちなのだけど、実際にエピソードが進んで行くとその想像とはかなり違う顔を見せてくれて、そのためにヒロインとしてのインパクトと魅力が伝わって来る印象だ。


一点だけ気になったのが、犬の話。あんなに裏表の無い、本心から仲良くなりたがっているお姉さんには見向きもしないで、何か利用価値があるだろうと思って近づいた(あくまで本人談だがw)絢辻さんには、じゃれておしっこをかけてしまったという。この姉妹に対する犬の態度は何なのか。自分は犬を飼っているが、人間が思っている以上に、犬は人間の本心を見抜く。人懐っこい犬でも、悪意を持って近づく人間には警戒心を解かないことが往々にしてある。今回の野良犬のエピソードは、それを踏まえて描かれたものなのだろうか?


・・・たんに絢辻さんにおしっこかけたかっただけかもしれないけどw このあたりは、次回以降、いちおう気にしておこう。




・今回の橘くん


最後に、絢辻編における橘純一の役割について。


今回の純一は、人から絶対に嫌われるだろうと自分でも思っている絢辻さんの本性を見て、それでも「楽しい」といって健気に付きまとって来る、不思議な暖かさをもった男の子、というポジションだ。


この純一の姿が、絢辻さんにとっての理想的な男性像であるのは当然として、さらに純一との付き合い方を見ていると、絢辻さんが自分自身をどう思っているかということも垣間見えて、面白い。


どうやら彼女は、自分の本性を、他人から見ればすごく嫌な奴だろう、というふうに自覚しているらしい。ではそんな自分が嫌かと言えばそんなことはなくて、むしろ彼女は、自分が好きで好きでたまらないのではないかと、そんな風に見える。自分が好きで、自分以外のすべてがちっぽけな存在に見えているから、心の中で周囲の人間たちを小馬鹿にしつつ、手のひらの上で弄んでやっている、という意識なのではないだろうか。また自分を社会的に成功すべき優秀な人材だと信じ、言い聞かせてもいるらしく、そのために仮面優等生を自らの意志で演じている。


もちろん、優等生を演じるのはストレスには違いないから、演技をする必要の無い理解者という意味で、純一がとても貴重な友人(おもちゃ?w)になっているのだろう。問題は、彼女がお姉さんを毛嫌いする理由か。まぁ、あの人が家族では苦労するだろうなぁとは思うし、たぶん馬鹿にしたり、逆に劣等意識を感じる部分があったりするのかもしれないが、これは次回に持ち越しだ。


2クールのトリをまかされるヒロインであるだけに、残り2話はしっかりドラマティックな展開になるだろうと予想される。この魅力的なヒロインたち(脇役も含めれば10人を越える)ともう別れなければならないのは寂しい限りだが、だからこそ、残り話数は全力で楽しませていただこう。





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それでは、今回は以上です。


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